2007年12月31日月曜日

インド 対中防衛装備増強

インドの対中防衛装備増強が進む。
露が印とTu-50開発報道したばかりだが、今度は米国と対中対策で軍用機を
共同製造するとのこと。
インドは、来春までに、米国機、NATO機、フランス機、スウェーデン機、露機を
受注するらしい。
インドは、戦術核を持っているし、上海条約機構にも準会員となっている。
中国に取り込まれないように、援助する西洋諸国。
中国との領土問題もあるし、パキスタンとの問題もある。
インド(欧米)・中国紛争の様相になりつつあるけど、大丈夫か。


---米国とインド 中国対抗軸を形成 軍用機を共同製造 経済・防衛で新たな関係---
FujiSankei Business i. 2007/12/31
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200712310004a.nwc

 米国とインドが経済・防衛分野での新たな関係構築に踏み出した。インド政府はこのほど米航空防衛大手、ボーイングと10億ドル(約1130億円)規模の軍用機の共同製造事業で合意し、長年にわたる防衛装備のロシア依存方針を大きく転換。これに対し米国務省も米印連携を南アジア地域安定の主軸に据える意向を表明した。米国はインドとの連携強化で急速に影響力を増す中国を牽制(けんせい)するとともに、新興経済国で最大のインド防衛市場に本格進出する。

 ≪最大規模の取引≫
 印メディアなどによると、印国営航空機、ヒンダスタン・エアロノーティカル(HAL)とボーイング・インテグレーテッド・ディフェンス・システムは今月20日、10年間にわたる航空機の共同製造で合意した。
 ボーイングが製造するF/A-18スーパーホーネット戦闘攻撃機などに使われるサブシステムをHALが下請け製造する。10億ドルはインドの国営防衛企業の取引ではこれまでロシアなどとの間で行われた取引額を上回る過去最大規模だ。
 インドは軍事力の増強を急ぐ中国の脅威に対抗し、装備の近代化を進めている。来春までに126機の多目的戦闘機の調達を計画。F/A-18、米ロッキード・マーチン製F-16、露ミグ製ミグ35、仏ダッソー製ラファール、英独伊西4カ国が共同開発したユーロファイター・タイフーン、スウェーデンのサーブ製グリッペンの6機種が100億ドル(約1兆1300億円)規模の受注を争っている。

「大いなる前進」
 インド政府は高性能戦闘機の自主開発につなげることを狙いに、インド企業との共同製造などを通して製造技術を導入できることを戦闘機選定の条件に掲げている。
 米国政府は対印核技術供与で合意した2005年3月の米印首脳会談を受け、ボーイングとロッキードに対し、第一線戦闘機の対印供与の許可を与えていた。ボーイングの技術はHALとの共同製造を通し、インドに移転されることになり、ボーイングは受注競争で優位に立った。
 インドは冷戦時代から装備調達でロシアとの関係が深く、最近まで米国からの調達実績はほとんどなかった。長期的な外交関係の安定が前提となる防衛分野での今回の合意により、米国との距離を一気に縮めた格好だ。
 これに対し、米国のバーンズ国務次官(政治担当)は、米外交専門誌フォーリン・アフェアズの11・12月号への寄稿で旧ソ連製装備が多いインドとの防衛協力には障害も予想されるとしたうえで「インドによる米国製装備調達は、長期的な米印の軍事的パートナーシップに向けた大いなる前進であり、(両国が関係を緊密化するという)シグナルでもある」と指摘。 「2010年代半ば以降、軍事力で米国を凌駕する」(大手シンクタンク幹部)といわれる中国への対抗軸として米印関係を位置付ける戦略を鮮明にした。

 ≪ハイテクレーダーも≫
 米国は、インドとの関係を一段と強固にするため、攻撃探知能力に優れる「アクティブ電子走査アレイ(AESA)」レーダーで世界最高水準の米レイセオン製AGP79型をインドに供与するF/A-18に装備する検討に入った。
 同レーダーは戦闘機の空戦性能を飛躍的に高める最先端技術。これまでにアラブ首長国連邦(UAE)とシンガポールに完成品として供与した実績があるが、共同製造を前提とする対印供与が実現すれば米国が外国への技術移転を認める初のケースとなる。防衛分野での米印連携の将来を占うものとして米国防総省の判断が注目を集めている。(編集委員 佐藤健二)

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