2008年1月8日火曜日

インド航空業界 車両が駐機中の旅客機に衝突

インド航空業界の安全運航に問題があるようだ。
インド航空業界の再編が過熱し、空港施設などインフラ整備や管制官育成が
追い付けず、滑走路付近での航空機と車両の衝突事故や、上空でのニアミスが
相次ぎ報告され、安全運航上の問題となっているようだ。

すごいのは、滑走路付近での航空機と車両の衝突事故で死傷者がでたこと。
ランプで機体が駐機中に車両が横切るってことか。信じられない。

乗客数が前年比で二桁増加しているのだから、過密ダイヤで、ニアミスも急増、
管制官も不足と悪循環だと思う。
インドでこのレベルと言うことは、中国はもっと機体を購入しているし、乗客数が
増加する過程だから、もっとひどいことになるのだろう。
心配したとおりになってしまう。


---インド航空業界“乱気流”…M&A加速も後手のインフラ---
FujiSankei Business i. 2008/1/8
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200801080005a.nwc

 旅客や貨物の需要が急増するインドの航空業界が“乱気流”に揺れている。国内線旅客数が今後10年間で年率平均25%伸びると見込まれる中、シェア拡大へのコスト競争を勝ち抜こうと、航空会社間のM&A(企業の合併・買収)による業界再編が加速している。一方で空港施設などインフラ整備や管制官育成が需要増に追い付かず、滑走路付近での航空機と車両の衝突事故や、上空でのニアミスが相次ぎ報告されるなど、安全運航上の問題にも発展している。(河崎真澄)

■再編劇が過熱
 AFP通信などによると、インドの航空会社5位で国内線専門のキングフィッシャー航空と、同3位の格安航空エア・デカンが4月にも合併することで合意した。機体整備などにかかるコスト削減や、国内路線網の拡充による競争力強化が狙い。国内線で30%近い旅客シェアを握る最大級の民間航空会社となる。
 上場企業であるデカンが存続会社となるが、2005年に運航開始したキングフィッシャーの社名を継承し、国際線への年内の就航を目指す。
 インド航空業界M&Aの背景には同国政府の航空会社設立への規制緩和がある。03年まで3社だった航空会社数が10社に達した結果、航空料金など競争も激化し、昨年はエア・インディアとインディアンの国営2社が合併。また民間大手ジェット・エアウェイズがエアサハラを買収するなど過熱気味となっている。

■人員の不足も
 昨年1~9月、同国国内線の乗客数は前年同期比で約37%増えた、格安航空会社がシェアを伸ばす中で過当競争も起きており、安全運航態勢がどこまで確保されているか懸念も強まっている。
 昨年11月には南部のチェンナイ空港で、航空会社所有の車両が駐機中の別の会社の小型旅客機に衝突し、機体の一部が損傷する事故が起きた。インドでは航空機と車両との衝突事故が昨年、少なくとも4件発生し、死傷者も出ているという。
 ニアミスも急増している。地元紙によれば、02年に7件だったニアミス発生件数は06年には26件に急増、昨年も11月までに15件あった。管制官など人員育成の遅れが指摘されている。ニューデリー空港では、濃霧でも安全な着陸を可能にする計器着陸システム「CATIIIb」が導入されているにもかかわらず、同システムを運用する人員が不足ぎみで、冬季に濃霧での離着陸遅れが頻発する恐れがある。

■第2空港建設
 こうした事態に、インドの航空当局も対応を急いでいる。インフラ整備のカギとして、航空旅客需要の増大しているニューデリーで、既存のインディラ・ガンジー空港から約60キロ離れた近郊に、第2国際空港となる「タージ国際空港」の建設計画を閣議決定した。新空港の面積は約1500ヘクタール。
 ただ、航空需要増のカーブにインフラ整備がいつ追いつくのか疑問視する業界関係者も多く、インドの航空業界には予期せぬ難題が今後押し寄せる展開となりそうだ。

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