2008年2月6日水曜日

台湾海峡問題 中国の民主化遅延が問題か

米国国家情報長官は台湾海峡情勢について証言した。
マコーネルは公聴会で「われわれにとり、最大のリスクは判断ミスであり、
制御不能の事態が起きることだ」と証言した。
「中台双方が台湾独立や中国の武力行使に関して相手側の出方を読み誤ることで、
情勢が一気に緊迫する懸念がある」とのことだ。

マコーネルは「中国指導部の過剰反応を懸念する」と言う。
「過剰反応」と言う表現はやさしいと思う。傲慢と言う表現が正しいだろう。
弱くなった米国を見下し、中国の方が優位だと指導部が勘違いしていることを
理解していないのだと思う。

台湾では国連加盟賛否の住民投票実施を決めており、中国は「台湾独立」と
批判している。

米国は、中国に直接手を下さなくても、台湾独立を脅威として共産主義から
民主主義への転換が近いうちに起こり、今の台湾海峡問題は中国の民主化が
遅延しているかその過程の一部くらいと思っているのだろう。


---米情報長官、中台当局の「判断ミス」を強く懸念 海峡情勢、一気に緊迫も---
2008.2.6 09:04
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080206/amr0802060905002-n1.htm

 米国のマコーネル国家情報長官は5日、上院情報特別委員会の公聴会で台湾海峡情勢について、「われわれにとり、最大のリスクは判断ミスであり、制御不能の事態が起きることだ」と証言した。詳細には踏み込まなかったが、中台双方が台湾独立や中国の武力行使に関して相手側の出方を読み誤ることで、情勢が一気に緊迫する懸念を示した。
 マコーネル長官は、台湾問題の解決を「50年待つ」とした中国の故トウ(登におおざと)小平氏の発言を賞賛。その上で「時間をかけることで(中国の)民主化が進み、台湾と中国の関係も解決されるだろう」と述べた。
 緊張の拡大要因として、マコーネル長官は「指導部の過剰反応だ。私もこれを懸念する」と語った。同長官の指摘は、中国側が台湾の内政動向を「独立の動き」と判断して武力行使や威嚇に訴えるほか、台湾側が中国による武力行使の可能性をことさらに無視して独立傾向をエスカレートさせるケースを踏まえたものとみられる。
 台湾の民進党政権は、3月の総統選と同時に「台湾」名義での国連加盟の可否をめぐる住民投票を進める構えだ。ライス米国務長官は、この投票を「挑戦的だ」として明確に反対する姿勢を表明している。(山本秀也)


---中国、台湾の住民投票決定を批判・「海峡の平和に危害」---
更新: 2008/02/05 19:50
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20080203D2M0300203.html

 【北京=佐藤賢】中国共産党中央台湾工作弁公室と国務院(政府)台湾事務弁公室は2日、台湾が台湾名義での国連加盟の賛否を問う住民投票の実施を決めたことについて、「形を変えた台湾独立投票だ。台湾海峡とアジア太平洋地域の平和に深刻な危害を与える」と批判する声明を発表した。そのうえで「陳水扁(総統)が独断専行するなら、必ず重い代価を払うことになろう」と警告した。

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