2008年6月9日月曜日

米民主党分裂

米民主党は分裂したようだ。
「今こそ、結束を取り戻し団結すべきだ」とヒラリーは言うが、
マスメディアは「ヒラリー支持者は、マケインに投票する」と繰り返し報道し、
扇動する。
選挙はしてみなければわからないが、これではマケインに投票しろと言っている
ようなものだ。


Clinton Supporters Voting For McCain


Hillary Clinton supporters

---ヒラリー神話、終焉 15年の軌跡に区切り---
2008.6.9 17:01
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080609/amr0806091711005-n1.htm

 【ワシントン=古森義久】米国大統領選挙予備選での民主党ヒラリー・クリントン候補の敗退は最近まで現実のように語られた「ヒラリー大統領」神話をついに崩壊させ、過去15年、国政の中心舞台で常に脚光をあびてきた活力いっぱいの女性政治リーダーの軌跡に区切りをつけた。この区切りは、ビル・クリントン前大統領の今回の選挙戦での応援の挫折を含めて、一つの時代の終わりをも画すようである。
 クリントン候補の7日のワシントンでの演説は大統領選予備選での指名獲得の争いに敗れたことを認める事実上の敗北宣言だった。ライバルのバラク・オバマ候補の指名獲得の展望を明言し、同候補への支援を誓約したことは自らの敗北を明白に認めたわけだが、その一方、自分が今回の予備選でただ一人、総計1800万票以上を得たことを再三、強調し、「こんごの前進」をも力説する点では強気や意気の高さが依然、目だった。
 しかし、クリントン候補のこの敗北は同候補の破竹の進撃の軌跡を知る側には信じ難いほどの結末だった。同候補が大統領選への名乗りを正式にあげた昨年2月ごろ、共和党側でさえ「次期大統領は80%以上の確率でヒラリー夫人となる」(ニュート・ギングリッチ元下院議長)という予測が大多数だった。

 なにしろ昨年前半の一連の世論調査では、クリントン候補の支持率50%、オバマ候補同20%というような数字が出ていたのだ。クリントン候補には「無敵」という表現が与えられた。「ヒラリーが大統領にならない可能性は考えられない」(ディック・アーミー共和党元下院院内総務)とまで確実視されたから、当時、「ヒラリー大統領誕生」は現実の決まりのように語られていた。
 ところが今年1月はじめのアイオワ州での党員大会から、この予測が少しずつ「神話」へと変わっていった。当初は黒人層でさえ支持が少なかったオバマ候補がアピールを驚異的に広げる一方、クリントン候補は討論会で違法滞在外国人への自動車免許証の付与とか、イラクのフセイン政権への攻撃というテーマで矛盾をつかれ、神話をさらに侵食させていった。
 しかしこの過程では「女性だから」という要因はふしぎなほど議論の対象にならず、逆に同候補の女性らしからぬ対決調の姿勢がオバマ候補の癒やし風の柔らかな態度の魅力を急速に拡大していったともいえる。
 そもそもクリントン候補は夫が大統領となった1993年1月からホワイトハウスで事実上の閣僚として機能するという異例の動きをとるとともに、政策面でも超リベラルと呼べる過激な路線を示した。国民皆保険の推進がその出発点だった。

 このクリントン政権の8年間、ヒラリー夫人はホワイトウォーター事件など自身の疑惑や醜聞にも巻き込まれたが、傷つかず、2001年にはみごと上院議員に転身した。そしていよいよ今回は女性として初めて主要政党の大統領候補になる寸前まで進出した。
 この進出自体は米国女性の多くにとって社会での「ガラスの天井」を崩すプラス効果をみせつけたといえる。だがその一方、クリントン候補の「私は家庭でクッキーを焼いて満足するような女性ではない」という言葉が女性の幅広い層までを反発させたあたりにも、そのとげとげしい個性が大統領選に複雑な影を投げたことを示唆していた。
 今回は夫のビル氏もクリントン候補を一貫して支援したが、その2人団結しての国政レベルでの政治活動もついに終幕を迎えたといえそうだ。


---『今こそ民主は結束を』 クリントン氏、敗北宣言 米大統領選---
2008年6月9日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008060902000056.html

 【ワシントン=小栗康之】米大統領選挙の民主党指名候補選びを争ったヒラリー・クリントン上院議員(60)は七日、ワシントン市内で行った敗北宣言で、「オバマ氏の勝利を祝福する。オバマ氏を全力で支援する。私たちは一緒になって、歴史を変える」と選挙戦からの撤退と同党指名候補を確定させたオバマ上院議員(46)への支持を明言した。
 クリントン氏はその上で、「戦いはまだ続く。われわれはオバマ氏を次の大統領にするため、支援しなければならない」とし、オバマ氏の本選挙での勝利に協力するよう支持者に求めた。
 クリントン氏はまた「指名候補争いは厳しい選挙戦だったが、民主党は一つの家族だ。今こそ、結束を取り戻し団結すべきだ」と述べ、民主党政権の実現のため、指名候補選びで激闘を演じたオバマ氏へのわだかまりを捨てるよう訴えた。
 一方、今回の選挙戦について「(女性大統領実現という)固い壁は破れなかったが、壁にたくさんのひびを入れた」と歴史的意義を強調。ただ、女性が大統領になることに対しては「依然として、障害と偏見がある」と指摘。性差別感情によって選挙戦が不利になったとの認識を示した。


---クリントン氏の撤退決断を称賛 オバマ氏---
2008.6.9 11:42
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080609/amr0806091148003-n1.htm

 【ワシントン=山本秀也】ヒラリー・クリントン上院議員(60)の撤退宣言を受け、米民主党の大統領候補指名が確定したバラク・オバマ上院議員(46)は7日、「クリントン氏の支持を得たことに感激し、これを光栄に思う」との声明を発表した。オバマ氏には11月の本選をにらんだ挙党態勢の構築が課題となる。
 オバマ氏は声明で、米国初の女性大統領をめざしたクリントン氏の選挙活動を挙げ、全米の女性に「夢を実現するのに何の妨げもないことを示した」と称賛した。
 挙党態勢の構築をめざすなかで、オバマ氏の課題となるのが、クリントン氏の処遇問題のほか、これまでクリントン氏の支持層の中核となってきた女性票をどう取り込むかだ。女性大統領の道を閉ざした形のオバマ氏勝利だが、声明はこうした女性支持層の感情に配慮したものとなった。
 オバマ氏は週明けから南部ノースカロライナ州など、共和党の強い州への遊説活動に乗り出す。共和党の大統領候補が確定しているマケイン上院議員(71)はすでに本選での準備を先行させており、オバマ氏は今後、この遅れの取り戻しを急ぐ構えだ。

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