2008年8月15日金曜日

王楽泉 生死の闘争

王楽泉は生死の闘争と言う。
王楽泉は、自治区の地方幹部を集めて会議を開き、カシュガルなどで相次ぐ
襲撃事件などに関し、「これは生きるか死ぬかの闘争だ。国内外のテロ、
宗教過激派勢力、民族分裂勢力が組織・計画し、テロ行為に及んだ。
『積極的に攻め、先に敵を制す』との方針を最後まで堅持し、分裂勢力を
たたきつぶさなければならない。あいまいな態度を取ってはならない」と述べ、
取り締まりで手加減をすることは許されないと警告した。
「世界ウイグル会議」は拘束中のウイグル族が取り調べで暴行を受けていると
非難している。同会議が現地からの情報として明らかにしたとのこと。

世界ウイグル会議は王楽泉の私腹を肥すために、テロを偽装していると
言っていたが、最近の中国以外の報道をみても世界ウイグル会議の言うことは
信用できない内容になってきた。
今は、中国もウィグルも双方が信用できない。


---「生きるか死ぬかの闘争だ」テロ続発で新疆共産党トップ---
2008年8月14日19時49分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080814-OYT1T00624.htm

 【ウルムチ(中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区)=関泰晴】14日付の中国紙・新疆日報(電子版)によると、新疆ウイグル自治区トップの王楽泉・共産党委員会書記は13日、自治区の地方幹部を集めて会議を開き、カシュガルなどで相次ぐ襲撃事件などに関し、「これは生きるか死ぬかの闘争だ」と宣言し、ウイグル族の分離独立派を徹底的に取り締まる方針を強調した。
 王書記は、カシュガルでの武装警察襲撃などの一連の事件について、中国当局がテロ組織と認定する東トルキスタン・イスラム運動など、「国内外のテロ、宗教過激派勢力、民族分裂勢力が組織・計画し、テロ行為に及んだ」と断定。そのうえで、「『積極的に攻め、先に敵を制す』との方針を最後まで堅持し、分裂勢力をたたきつぶさなければならない」と言明した。
 同自治区の地方幹部にはウイグル族も多いが、王書記は「あいまいな態度を取ってはならない」と述べ、取り締まりで手加減をすることは許されないと警告した。
 一方、米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は、同自治区クチャ県で11日に発生した連続爆破事件で、これまでに100人近くのウイグル族の住民が公安当局に拘束されたと報じた。亡命ウイグル人で組織する「世界ウイグル会議」(本部=ドイツ・ミュンヘン)は、拘束中のウイグル族が取り調べで暴行を受けていると非難している。同会議が現地からの情報として明らかにした。
 容疑者10人と警備員1人に加え、市民1人の計12人が死亡したクチャの事件では、容疑者3人が現在も逃亡中で公安当局が行方を追っている。


---テロ発生地から見た五輪 ルポ「抑圧」への憎悪、玉砕覚悟 「何が五輪だ。人権ない」 指導部ー見えない敵との「戦争」---
2008.8.11 21:46
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080811/chn0808112210004-n1.htm

 【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=野口東秀】公安(警察)局など10数カ所に対する連続爆破事件から一夜明けた11日、ウイグル族の間では、政府や公安当局によるウイグル族抑圧が事件の背景にあり、玉砕覚悟の攻撃も「起きて当然」との声が多い。北京五輪に対するしらけた空気がウイグル族の間に蔓延(まんえん)しており、現地では一切、五輪を歓迎するスローガンを見ることはなかった。北京では平和の祭典、五輪が開かれているが、胡錦濤指導部は、漢族支配に反発するウイグル族との「戦争状態」に突入しているかのようだ。
 「漢族とウイグル族の関係はまあまあだったのに。腹が立つやつらだ」
 ジュースや果物などを売る漢族の商店主(40)は、爆破で破壊された店内を片づける作業中、こう怒りをぶつけた。
 クチャ県内はあちこちに銃痕や容疑者自爆の跡が路上に鮮明に残る中、警官が街を巡回し、緊張した雰囲気が漂う。中心部の商業施設「華琳商場」。1階部分はシートがかぶせられているが、中に入ると玄関が爆発で変形していた。表通りに面した窓ガラスは粉々だ。
 爆破された美容院が入居するビル前で、漢族の男性は容疑者が多数射殺されたことについて「共産党が反撃し、テロリストをつぶした」と顔を紅潮させた。このビルでは「オートバイに乗った男が40キロの爆薬を投げて爆破させた」という。公安局もガラスが割れた。

 しかしウイグル族の男性(30)は「どこでも漢族が権力を握る。だからこういう事件が起きるんだ」と言い放った。さらに「この国には人権がない。何か事件が起きると遠く離れた村でも好き勝手に(ウイグル族を)拘束し連行していく。派出所での暴行は頻繁だ」とも語った。
 男性が政府を最も腹立たしく思うのは、イスラム教を尊重していない点だという。「学校ではイスラム教を教えず、しかも断食月(ラマダン)の時に子供に食事を強要するんだ。子供にイスラム教を教えていた人は密告されたのか連行された」。
 10日午後、クチャ中心部一帯は戒厳令が敷かれたかのように外出が禁止され、外出していた数百人のウイグル族が拘束されたという。「人権なんかありゃしない!」。この男性はこう繰り返した。
 ウイグル族の間では、警察は「抑圧」の象徴でもある。今回の事件で武装グループは路上で銃撃戦の末、射殺されたり、自爆したりした。死を覚悟して公安局などを襲撃したことからも、政府・警察、さらには漢族に対してウイグル族の人々が強い怒りと憎しみを抱いていることがうかがえる。クチャ県ではかつて、公安局長が射殺されるなどの事件も発生した。
 ウイグル独立派「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」は、国際テロ組織アルカーイダやアフガニスタンの旧支配勢力タリバンと関係があるとみられている。

 ウイグル人男性(46)は今回の事件について「五輪が開幕した直後の事件。(中国政府への)影響は大きい。ウイグル族の怒りが世界に伝わったはずだ」と述べた。
 街頭や食堂などではテレビで北京五輪での中国人選手の活躍ぶりが映し出されていた。しかしそれにウイグル族が見入る姿を見かけることはついになかった。
 「五輪なんか関心ない。街に五輪のスローガンなんか一つもないだろう。反感を買うからさ。五輪はウイグル族にとっていいことなんか何もない。何が五輪だ」。男性はこう吐き捨てるように言い切った。


---【ワールドウォッチング】チベット問題の深層 軍系企業が離さぬ”宝石箱”---
FujiSankei Business i. 2008/8/11
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200808110030a.nwc

 チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の実兄で、チベット亡命政府の外相やダライ・ラマの対中交渉グループの責任者など要職を歴任したギャロ・トンドュプ氏と会い、2時間ほど話を聞いた。80歳の高齢だが、声は大きく張りもあり、60年近く研究してきた中国・チベット関係について、近く本を出すとのことで、かくしゃくとしていた。
 トンドュプ氏は1978年に当時の最高実力者、トウ小平氏と会談し、歓待を受け、その後のチベット亡命政府と中国政府との話し合いに先鞭(せんべん)を付けたことで知られる。この30年間で昨年を除いて毎年中国を訪問するなど、中国共産党・政府要人とも太いパイプを持つ。
 話を聞いて意外だったのは、1989年にラサで起こった大規模なチベット暴動を武力で鎮圧した張本人である当時の胡錦濤チベット自治区党委書記、つまり現在の胡錦濤中国国家主席に対する高い評価だった。
 トンドュプ氏は87年、トウ氏から胡氏を紹介され、会談した。トンドュプ氏がラサの公衆トイレの数や野犬の数などを尋ねると、胡氏は正確な数字を答えるなど、「胡氏は非常に頭がよく、実務的で、極めて有能だと思った」と語る。
 その後、トウ氏の使いの者がトンドュプ氏を訪ねてきて、「トウ小平氏があなたの胡錦濤さんへの第一印象を知りたがっています」と聞いたため、トンドュプ氏は「胡錦濤さんのような指導者が多ければ多いほど、その分、中国の問題が減るのではないでしょうか」と胡氏を高く評価するコメントを伝えたという。
 そこで、私が疑問に思ったことをトンドュプ氏に質問した。
 「しかし、そのように有能な胡錦濤主席が最高指導者である中国政府とチベット亡命政府の交渉は難航しているようですね。そればかりでなく、中国側はダライ・ラマを公然と非難しています」
 トンドュプ氏は意外な事実を明らかにした。
 「トウ小平氏は私に『チベットは宝石箱だ』と語ったことがあります。チベットは豊富な地下資源のほか、森林や動物など豊富な自然資源の宝庫ですが、その経済利権を握っているのが中国人民解放軍系の企業。このため、胡主席でさえもチベット問題の解決は難しいのです」
 新華社電によると、同自治区の地下資源の価値は1250億ドル(約13兆5000億円)にも達する。さらに、核兵器開発の軍事施設も多数、同自治区内にあるという。
 しかし、トンドュプ氏は「胡主席とダライ・ラマ法王との直接対話で道は開けると思う。中国側は早く対話に応じるべきだ」と強調する。なかなか難しいとは思うが、できるだけ早く対話が実現するのを祈るばかりだ。(相馬勝)


---「中国核実験の被害を知って」 ウイグル人医師が日本で訴え---
2008.8.10 20:13
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080810/chn0808102017014-n1.htm

 広島市で行われた原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参列するため来日した中国・新疆ウイグル自治区出身の外科医で、世界ウイグル会議英国代表のアニワル・トフティ氏が都内で産経新聞と会見し、核実験で汚染された同自治区の実態を語るとともに、中国での五輪開催に抗議した。

 中国は1964年以来、私たちの土地で46回にわたり核実験をしてきたが、この事実はまだまだ知られていない。区都ウルムチの病院の腫瘍(しゅよう)専門外科勤務だった私は、病床に占めるウイグル人の割合が極めて大きいことに気付いた。調査すると、ウイグル人の悪性腫瘍発生率は、中国の他の地域の漢人と比べ、35%も高かった。漢人でも、新疆ウイグル自治区に30年以上住んでいる人は、発生率がウイグル人と同程度に高かった。
 英国のテレビ局のドキュメンタリー番組に協力し、取材で潜入した所では、放射能汚染の影響とみられる数々の悲惨な光景を目の当たりにした。
 南新疆では、内臓異常で腹やのどなどが肥大化した人が大勢いる村があった。先天性異常の大脳未発達で、歩くことも話すこともできない障害児ばかりが生まれる村もあった。山で木を切って調べたところ、広島に投下された原爆の300倍もの放射性の反応が出たこともあった。

 だが中国は核実験による放射能汚染や後遺症の存在を認めていない。海外の医療団体の調査立ち入りも認められず、すべてが隠蔽(いんぺい)されている。
 初めて日本を訪れた理由は2つ。原爆の悲惨さを世界で一番よく理解している日本の方々に、核被害で苦しんでいるのが、日本人だけでないことを知ってほしかった。
 もう一つは北京五輪の開催への一種の抗議だ。中国が初めて核実験をしたのは東京五輪の開会期間中。そして中国は核実験を繰り返し軍事力を世界に誇示しつつ、経済発展を遂げ、ついに五輪を開催できるまでになった。その影で実験のモルモットにされたウイグル人の生命、土地、資源が犠牲となってきた。
 中国は北京五輪開催を機に、国際社会に人権改善を約束したが、まったく守られていない。五輪後も、中国のウイグル人への人権弾圧は続くだろう。
 日本には毅然(きぜん)として中国に対峙(たいじ)してほしい。日本が弱腰になれば、中国は増長する。アジア太平洋地域で私が待ち望んでいるのは、力強い日本であって、強大で独裁的な中国ではない。
 アニワル・トフティ 1963年、新疆ウイグル自治区東部のコルム生まれ。区都ウルムチなどで病院に勤務し、98年に同自治区での核実験の影響を告発した英国テレビ局のドキュメンタリー番組の取材に参加し、99年に英国に政治亡命。世界ウイグル会議英国全権代表を務める。

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