2008年8月14日木曜日

KGB 背乗り30年

KGBが背乗りで30年活動していたらしい。
アジア系ロシア人が「背乗り」で30年以上もスパイ活動をしていた事件で、
警視庁公安部は他人名義のパスポートを不正取得し出入国したとして、旅券法
違反容疑などで国際手配していた氏名不詳の男を書類送検する。
男は海外出張を繰り返しており、日本人の立場を利用して西欧諸国などでも
情報収集を行っていた可能性が高いとのこと。

1965年頃     日本人になりすます
1966年頃     東京都港区内の貿易会社に勤務
1975年頃     日本人女性と結婚
1992年6月29日 オーストリア日本大使館で、パスポートの更新
1994年2月    日本に入国
1995年2月    中国・北京に向けて出国
1997年       自宅から乱数表、換字表や受信機などが押収
1997年2月    妻をモスクワ郊外の豪邸に招く
1997年6月    サンクトペテルブルク総領事館でパスポートを更新
1997年7月    警視庁公安部が旅券法違反容疑等で国際手配
2008年8月13日 警視庁公安部が書類送検する方針

生存していれば現在70~80代。
「かつての北朝鮮は旧ソ連の影響下にあり、背乗りがロシアから北朝鮮に
もたらされた可能性はある」
在日ロシア大使館の一等書記官が男の諜報活動をバックアップしていたとのこと。
北朝鮮工作員はKGBによりもたらされた日本での経験をもとに、独自に日本で
実施したのだろう。


---スパイ:ロシア人の男を書類送検 失踪日本人になりすます---
毎日新聞 2008年8月14日 2時30分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080814k0000m040170000c.html

 福島県郡山市で65年に失踪(しっそう)した歯科技工士、黒羽一郎さん(当時35歳)になりすましてスパイ活動したとして、警視庁公安部は13日、アジア系ロシア人の男を国籍、氏名、年齢とも不詳のまま旅券法違反などの容疑で書類送検した。男は95年の出国後も旅券を更新していたが、昨年6月に失効しており、公安部は再入国の可能性が低いとみて書類送検に踏み切った。
 調べでは、男は92年6月、オーストリアの日本大使館で、黒羽さん名義の旅券を取得し、94年2月に日本に入国、95年2月に出国した疑い。
 公安部が男の存在を把握し、97年に事件が発覚。住んでいた東京都練馬区の自宅からは乱数表や換字表、受信機などが押収された。男は95年に既に出国していたが、その後所在は確認されていない。公安部は在日ロシア大使館の当時の一等書記官が事件に関与したとみて任意で出頭要請したが拒否され、書記官は帰国している。
 公安部は97年7月、旅券法違反などの疑いで氏名など不詳の男について逮捕状を取り、国際手配していた。
 黒羽さんの消息も判明していない。福島県山吹町の知人の男性歯科医(71)によると、黒羽さんはおとなしい性格で、技工士の腕は抜群によかった。同僚の女性と結婚した直後に、行方不明となり懸命に捜したが手がかりを得られなかった。別の知人男性(62)は「身寄りが少なかったから、黒羽さんが狙われたのかもしれない」と振り返った。

 ◇「背乗り」で活動 北朝鮮工作員も
 スパイ活動をしやすくするため、他人になりすます手法は「背乗り」と呼ばれる。
 蓮池薫さん夫妻の拉致事件で国際手配中の北朝鮮の元工作員、通称「チェ・スンチョル」容疑者は72年と80年に、日本人男性2人になりすましたとされる(西新井事件)。同じ北朝鮮の元工作員、辛光珠(シングァンス)容疑者=拉致容疑で国際手配=もこの手法を使い日本国内で活動したとされる。
 捜査関係者は「かつての北朝鮮は旧ソ連の影響下にあり、背乗りがロシアから北朝鮮にもたらされた可能性はある」と指摘する。


---ロシアスパイ書類送検へ 日本人装い 旅券不正取得容疑---
2008年8月13日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008081302000285.html

 失跡した日本人に成り済ましていたとして、警視庁公安部は、旅券法違反容疑などで一九九七年に国際手配していたアジア系ロシア人とみられる氏名不詳の男を、十三日午後、書類送検する方針を固めた。同部は、男が旧ソ連やロシアの情報機関員として軍事、政治、経済関係の情報収集をするスパイ活動をしていたとみている。
 公安部は九七年、男の自宅を同容疑で家宅捜索。乱数表や受信機などを押収し、同容疑で逮捕状を取得、国際手配していたが、男の氏名や行方が分からないままとなっていた。
 男は九五年二月に日本から出国、九七年に在外の日本大使館でパスポートを更新していたが昨年、期限が切れた。今後、日本に入国する見込みもなくなったことなどから、事実上、捜査を終結させる。
 公安部は、男のスパイ活動に、在日ロシア大使館一等書記官も深く関与していたとみているが、書記官は九七年の家宅捜索の直後、急きょ帰国している。
 男に対する直接の容疑は、九二年七月、オーストリアの日本大使館で、六五年ごろに突然消息を絶った福島県内の日本人男性=当時(34)=に成り済まし旅券を手に入れ、出入国していた疑い。
 これまでの調べによると、男は福島県内の男性が失跡した直後からこの男性に成り済まし、東京都港区赤坂にあった貿易会社の社員として働いていた。同じころ、日本人女性と知り合って結婚。
 公安部の事情聴取に対し、妻は「おかしいと思ったことはあったが夫を信頼していた」などと話しており、詳しい事情を知らずに利用されていたとみられる。


---旧KGBスパイ?日本人になりすまし出入国30年---
2008年8月13日13時16分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080813-OYT1T00376.htm

 ロシア対外情報局(SVR、旧KGB)機関員とみられるアジア系ロシア人の男が1960~90年代にかけ、失跡した日本人になりすまして出入国を繰り返していたとして、警視庁は13日午後、この男を旅券法違反容疑などで東京地検に書類送検する。
 同庁公安部幹部によると、男は、ロシア大使館員や自衛隊員、政党関係者らと頻繁に接触し、スパイ活動をしていたとみられるが、本名などは特定できなかったという。
 公安部幹部によると、男は、65年ごろに失跡した福島県内の男性(当時34歳)の戸籍を入手して男性の旅券を取得し、出入国を繰り返していた疑い。
 公安部は97年7月、既に出国していた男の東京都練馬区の自宅を同法違反容疑などで捜索し、氏名不詳のまま国際手配していた。
 その後、男がロシア・サンクトペテルブルクの日本総領事館で旅券を更新していたことが判明したが、昨年6月、一度も使われずに失効したため、公安部は今後の捜査の進展は見込めないと判断した。


---成りすましスパイ事件、捜査終結へ 警視庁---
2008.8.13 12:16
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080813/crm0808131217007-n1.htm

 アジア系ロシア人の男が実在する日本人に成りすます「背乗(はいの)り」で30年以上もスパイ活動をしていた事件で、警視庁公安部は13日午後、他人名義のパスポートを不正取得し出入国したとして、平成9年に旅券法違反容疑などで国際手配していた氏名不詳の男を書類送検する。
 公安部の調べで、男が昨年6月、パスポートを更新せずに期限切れで失効していたことが判明。不正取得したパスポートで再入国する可能性がなくなったことなどから、書類送検する方針を固めた。背乗りから40年、手配から10年以上を経て、捜査は終結する見通しとなった。
 調べでは、男は昭和40年ごろ、福島県内から失跡した店員、黒羽一郎さん=当時(34)=になりすまし、41年ごろから東京都港区内の貿易会社に勤務。公刊資料や知識人から日本の政治、経済、軍事情報などを30年以上に渡り収集していたという。ロシアのSVR(対外情報局、旧KGB)の諜報(ちょうほう)員とみられる。黒羽さんは突然、失跡しており拉致された可能性もある。
 男は50年ごろ、黒羽さんの戸籍を使い日本人女性と結婚。平成7年2月、中国・北京に向けて出国し、9年2月に、この妻をモスクワ郊外の豪邸に招いたことが判明している。その後、妻は日本に帰国している。
 直接の容疑は、4年6月29日、在オーストリア日本大使館で、黒羽さん名義でパスポートの更新手続きを行い、このパスポートを使って2回にわたり日本に出入国した疑い。男は9年6月にサンクトペテルブルクの総領事館でパスポートを再更新したが、昨年6月、更新手続きが取られないまま有効期限が切れた。再更新直後の9年7月に公安部は旅券法違反容疑などで逮捕状を取って国際手配したが、それ以降の足取りは分かっていない。
 男はロシア語、日本語のほかスペイン語が堪能だった。海外出張を繰り返しており、日本人の立場を利用して西欧諸国などでも情報収集を行っていた可能性が高い。黒羽さんと同年代で、生存していれば現在70~80代。在日ロシア大使館の一等書記官が男の諜報(ちょうほう)活動をバックアップしていたとみられている。

0 コメント: