2008年9月11日木曜日

汚染米 影響会社

現時点の汚染米の影響会社がわかった。

・三笠フーズ
 大阪市の高齢者福祉施設や医療施設に配食している13の給食業者
 京都、和歌山の福祉施設等13カ所
  京都府民間の給食施設など10カ所
  和歌山県那智勝浦町の老人保健施設
  和歌山市内の2施設で給食
  和歌山県の農事組合法人
・ノノガキ穀販
・浅井 転売
・太田産業 転売
・アサヒビール 芋焼酎8商品と芋麦焼酎1商品
・日清医療食品 給食 近畿2府4県の病院や高齢者福祉施設110カ所
・宮崎、鹿児島両県の菓子製造販売業者の少なくとも47社
  鹿児島県内の和菓子店十数店で作る落雁(らくがん)などの和菓子
・熊本県多良木町の抜群酒造
・静岡、岐阜、千葉、茨城県 汚染輸入米を転売し広がった
・茨城県米菓製造会社1社 あられなどに加工、販売
・サン商事 転売

焼酎から農薬不検出
・西酒造
・喜界島酒造
・西平本家

毒入りギョーザレベルの報道となった。
毒入りギョーザのように即死につながらないから、ニュース等で緊急テロップ
が出ないのだろう。

マスメディアは、自民党総裁選に振り回されないように必死で汚染米を追い回
しているように思える。

三笠フーズの利益は、農水系国会議員に渡り、農水大臣や農水系議員から
農水省役人に指示され、さらに三笠フーズの利益は増す。
こういうシステムがいくつも重なり合い、汚染米が美味しいと食べさせられる
のだろう。
三笠フーズ、農水系役人関係者は、小麦を食べて生活しているのだろうか。


---汚染米焼酎を店頭から撤去 ビール各社も確認急ぐ---
2008年9月11日 19時27分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091101000673.html

 アサヒビールが11日、残留農薬などに汚染された事故米が原料に使用されていた焼酎の自主回収を始めたことを受け、イオンなど流通各社や居酒屋チェーンは、店頭から該当商品を一斉撤去するなど対応に追われた。キリンビールなど他のビールメーカーも焼酎の原材料の仕入れルートの調査を急いでいる。
 アサヒが回収するのは「さつま司」「かのか」などのブランド名で販売していた芋焼酎8商品と芋麦焼酎1商品の計9商品。同じブランド名でも麦焼酎は対象外。大手コンビニエンスストアのセブン-イレブン・ジャパンは、関西や九州の一部店舗で「かのか」、群馬県や新潟県の一部店舗で「さつま司」を販売していたが、アサヒの要請を受け、11日中に店頭から撤去した。
 大手スーパーのイトーヨーカ堂や、イオングループのジャスコやマックスバリュも、一部店舗で販売していた該当商品を撤去。大手居酒屋チェーンのワタミも系列店で扱っていた「さつま司」の販売を中止した。(共同)


---事故米の転売、新たに2社で発覚…食用に流用の疑いも---
2008年9月10日19時08分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080910-OYT1T00533.htm

 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が、発がん性のあるカビ毒や残留農薬に汚染された工業用の「事故米」を食用と偽って転売していた問題に絡み、農林水産省は10日、別の2業者が、国から「工業用糊(のり)の加工用」として購入した事故米を目的外の用途で転売していたと発表した。
 同省では食用に流用された疑いもあるとして調査している。
 同省によると、契約に違反して転売などしていたのは、名古屋市瑞穂区の接着剤製造会社「浅井」と愛知県小坂井町の肥料製造会社「太田産業」。
 浅井は2003~07年度、国から事故米計1297トンを購入。このうち、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された中国産モチ米570トンを含む計862トンを三重県四日市市の米穀仲介業者に事故米であることを説明せずに転売していたという。
 一方、太田産業は03~07年度、国から、メタミドホスに汚染されて工業用糊に使途が限定された中国産モチ米718トンを含む計1136トンを購入。うち、計1000トンは自社で肥料に加工して販売し、残り136トンは米穀仲介業者など2社に無償で譲渡したという。


---事故米、病院給食に 近畿2府4県に200キロ---
2008年9月11日 19時06分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091101000496.html

 米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が農薬やカビ毒で汚染された事故米を転売していた問題で、事故米を含む中国産もち米207キロ以上が、東京の給食大手「日清医療食品」から近畿2府4県の病院や高齢者福祉施設110カ所に納入され、一部が既に消費されたことが11日、分かった。
 加工原料以外で、事故米を含むもち米が食用に消費されたことが初めて判明。消費量は今後膨らむ可能性がある。
 大阪府などによると、問題の事故米は三笠フーズが販売し、複数の仲介業者を通して大阪府の業務用食品卸会社がことし5-8月、約700キロを購入。8-9月にこの会社から日清医療食品に卸された。
 同社は近畿各地の病院や高齢者施設110カ所に給食を提供。このうち、堺市内の4施設にはもち米23キロが納入されたが、市が調査した結果、既に赤飯などにしてすべて消費されていたことが分かった。健康被害の報告はないという。
 大阪市は、病院9カ所と高齢者施設4カ所の計13施設を調査。これまでに確認できた在庫は約6キロだけだった。(共同)


---【事故米不正転売】大阪、京都、和歌山の給食業者にも流通か 被害さらに拡大の恐れ ---
2008.9.11 14:47
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080911/crm0809111451024-n1.htm

 三笠フーズ(大阪市北区)による汚染米の不正転売問題で、同社が販売した事故米の中国産もち米が食用として大阪市内の高齢者福祉施設や医療施設に配食している13の給食業者に流通していたことが11日、わかった。また京都、和歌山の府県の福祉施設など、少なくとも13カ所に事故米が納入されていた可能性があることが判明。和歌山県内の施設ではもちとして食べられていたという。事故米はこれまで焼酎メーカーなどへの販売が確認されているが、三笠フーズの米が給食業者にも納入されていたことで、汚染米の被害がさらに広がる恐れが出てきた。
 三笠フーズの九州工場(福岡県)から、各地に出荷された事故米を追跡調査している同県が調査を要請していた。
 大阪市などによると、福岡県にある三笠フーズの事務所が事故米として購入した中国産もち米が大阪府内の食品流通業者に売却され、この段階で30キロの袋に分けられた。
 その後、大阪市内の米穀流通業者が、このもち米約3000キロを購入、このうち5~7月にかけて約700キロを大阪府内の業務用食品流通業者に販売。この業者は1キロのパックに詰め替え複数の給食業者に販売、このうち大阪市内では13業者に供給されていた。
 給食業者は、市内の医療施設や老人保健施設に、食事を配食する業務をしており、購入した量はいずれも数パック単位。すでに消費されている可能性が高いが、これまでに健康被害の報告はないという。

 一方、和歌山県内に供給した給食業者は調理施設を借りる形で事業展開していた。那智勝浦町の老人保健施設では、今年6月から今月6日までに計4キロのもち米を、もちの材料として使用。和歌山市内の2施設でも給食事業を行っていたという。
 県食品・生活衛生課によると、この給食業者は特定の問屋を通じて米やもち米を仕入れており、問屋への販売元に三笠フーズが含まれていた。県はもち米が残されていた場合は使用しないように、施設に通達するとともに、関係業者からの聴取を進め、もち米の流通ルートの全容解明を急いでいる。
 また、京都市では、民間の給食施設など少なくとも10カ所に三笠フーズの米が納入された可能性があり、各保健所が確認を急いでいる。市生活衛生課では「一般消費者が直接購入していた可能性は今のところ確認されていない。実際に消費されているかも含め、調査を迅速に進めたい」と話している。


---アサヒ、焼酎を自主回収 「さつま司」など65万本---
2008年9月11日 14時13分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091101000313.html

 アサヒビールが販売している焼酎に、残留農薬などが含まれた汚染米を不正転売していた米粉加工業者、三笠フーズ(大阪市)から仕入れた汚染米が原料として使用されていたことが判明、アサヒビールは11日、対象商品の販売を中止し、自主回収に乗り出した。
 回収するのは「芋焼酎 さつま司」や「芋焼酎 かのか」など4ブランドで約65万本。アサヒビールは「原酒の検査では残留農薬は検出されていない」としているが、消費者に不安を与えないよう自主回収に踏み切った。回収費用や廃棄など焼酎の自主回収に伴う損失額が計約15億円に上ることを明らかにした。
 汚染米転売問題で大手飲料の自主回収は初めて。問題は拡大の様相を呈し、深刻化している。
 アサヒビールによると、同社グループは、三笠フーズから汚染米が流れた鹿児島県の焼酎メーカー、西酒造に一部原酒製造を依頼している。西酒造は10日、アサヒビールに対し、事故米が含まれていたと説明していた。(共同)


---愛知2社の汚染米、行方つかめず 転売先会社に人影なし---
2008年9月11日 13時10分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091190131059.html

 事故米は、どこへ消えたのか-。名古屋市と愛知県小坂井町の2社による事故米の不正転用が発覚して一夜明けた11日、2社の周辺では、いまだに不明な最終的な使い道をめぐり、混乱が続いた。転売先の仲介業者は連絡が付かず、農林水産省の職員も現場に張り付いた状態。「食の安全」は確保されているのか、真相解明は進んでいない。
 「ノノガキ穀販」の登記簿上の所在地となっている三重県四日市市久保田の社長宅は、11日朝もすべての窓のカーテンが閉められており、人の気配はない。
 東海農政局三重農政事務所も10日から職員が交代で社長宅前で待機し、帰りを待っている状態だ。職員は「実際の事務所はここではないと思うが、それがどこにあるのかまったく把握できていない」と困惑顔。「ノノガキ穀販」が、事故米の事実を知らずに販売された被害者なのかどうかについても「分からない」と話した。
 一方、同市内の別の米穀卸売業者には、11日朝から取引先などから問い合わせの電話が相次いだ。男性従業員は「ノノガキ穀販のような米の保管倉庫を持たない個人ブローカーは、仕入れ先から販売先に商品を直送させることが多く、紙切れ1枚の取引。事故米がどこに転売されたのか、外部からでは分からない」と説明した。

◆食用転用「絶対ない」 太田産業社長は否定
 事故米の転用問題で、仕入れた事故米を別の会社に無償譲渡したことなどが発覚した肥料・飼料製造販売会社「太田産業」(愛知県小坂井町)の太田博之社長は11日朝、譲渡先について「(事故米を)粉にして、肥料やキノコの培地に使う会社に出した」と説明した。ただ、具体的な会社名や無償譲渡の理由については「相手先に迷惑がかかる」と明らかにしなかった。
 食用への転用は「絶対にない」と否定。集まった報道陣に、終始いらついた表情で「お騒がせしたかもしれないが、東海農政局にすべて話してあり、その調査を待って対応したい」と繰り返した。

◆浅井社長は姿見せず
 事故米転売が発覚した米のり原料加工販売会社「浅井」(名古屋市瑞穂区)には11日朝から報道関係者約30人が集まった。浅井利憲社長(56)は姿を見せず、営業担当の社員は「社長でなければ説明はできない」。別の社員も「転売は聞いたことがなかった」と言葉少なだった。
 同社と取引のある流通業者らも相次いで訪れ、今後の対応策を協議。社長一家と付き合いのある付近の女性住民は「社長は地域のために貢献してくれる人。なんでこんなことに」と残念がった
(中日新聞)


---複雑な流通、チェック困難 汚染米転売 専門家「ほかにもある」---
2008年9月11日 07時15分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091190071525.html

 「事故米が混ざっていても見分けはつかない」-。元農林水産省官僚でベンチャー企業「アグリフューチャー・じょうえつ」(新潟県上越市)の大野孝社長は、米を原料にしたプラスチックを開発するため、今年1月に事故米100トンを農水省から初めて購入した。玄米で保管された事故米には、一部にカビが見える程度。「実際に使うのは精米後。見た目は普通の米と変わらない」と明かす。
 岐阜大応用生物科学部の前沢重礼(しげのり)教授(食品流通科学)は、米の流通は「消費者には見えないブラックボックス。事故米でも、業者は混ぜて薄めれば人体に影響がないと分かって混ぜる。不正転売はほかにもあるだろう」と指摘する。
 農水省は用途通りに使用されているか点検するが、「農水省が見抜くのは今の人員では現実的に無理。流通業者のモラルに頼るしかない」(前沢教授)。問題の端緒となった三笠フーズ(大阪市)にも、5年で96回の立ち入り調査を実施したが、事前に通告した上での調査で隠ぺい工作を許していた。
 名古屋市内の米穀業者は「穀物価格が高騰し、米は原料としての需要が高まっている。そこに値段の安い事故米が混ざるのは十分考えられる」。複雑な米の流通ルートにブローカーが介在し、不正転売で食用に流れてしまえば、見抜くのは難しいという。(中日新聞)


---事故米不正転売、愛知の2社も 農水省「食用出荷の可能性」---
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080911AT1G1003810092008.html

 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市)が、カビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」を食用に転売していた問題で、農林水産省は10日、全国一斉点検の結果、愛知県内の2社も工業用の事故米を不正に転売していたと発表した。同省は両社から流通したコメが、その後食用に転売された可能性があるとみており、確認でき次第、速やかに事故米や加工品を回収するよう両社に要請した。
 農水省によると、不正転売があったのは生化学品加工・販売会社の浅井(名古屋市)と飼料製造・加工会社の太田産業(愛知県小坂井町)。(07:00)


---【事故米不正転売】メタミドホス米「いい米だ。全部買いたい」三笠フーズ社長---
2008.9.11 01:17
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080911/crm0809110117002-n1.htm

 大阪市の米粉加工販売会社「三笠フーズ」による事故米の不正転売問題で、平成18年11月に農薬のメタミドホスに汚染された事故米を政府が初めて売却することを知った冬木三男社長(73)が「いい米だ。全部買いたい。少なくとも3分の1はほしい」と周囲に話していたことが10日、分かった。入札には冬木社長自らが出向き、工業用のり原料の相場の2~3倍の高値で落札したという。
 この事故米は九州工場で約1年間保管され、農薬の残留濃度が低下した後、宮崎一雄・非常勤顧問らが偽装工作をしたうえで食用として売却しており、冬木社長が当初から食用転売を目的に購入し、宮崎顧問と結託して売却していた構図が浮かび上がった。
 三笠フーズによると、落札された事故米は基準値を超えるメタミドホスが検出された中国産のもち米の一部。18年5月に食品の残留農薬などの規制が強化されたことに伴い、これまでは流通していた大量の米が事故米になった。
 冬木社長はこの米が売却されることを知った際、「普通に食べられた米が安く買える。あればあるだけ買いたい」と意欲をみせていたという。
 11月に東京で行われた入札では5~6業者に競り勝って約500トンの落札に成功。落札価格は相場の1キロ当たり5~6円を大幅に上回る9~14円で、輸送費などの約30円を上乗せすると、工業用のり原料の相場を上回る恐れがある採算性の低い取引だった。競合した業者からは「なんでそんなに高く買えるんだ」と疑問の声が上がったという。
 その後も19年5月ごろまでに汚染されたもち米計800トンを購入。宮崎顧問が自らが経営する個人企業などに転売して食用に偽装したうえで、一般の米穀店などに売却していた。
 宮崎顧問は産経新聞の取材に「水にぬれた事故米は臭くてとても食用にならないが、農薬米は別物。一緒にされては困る」と話しており、農薬汚染に対する危険性の認識の違いが不正の背景にあるとみられる。


---三笠フーズの汚染米、和菓子にも混入か---
2008年9月11日00時36分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080910-OYT1T00577.htm

 「三笠フーズ」(大阪市)が事故米を食用と偽り出荷していた問題で、同社の事故米を使った可能性があるとして、鹿児島県奄美市の「西平本家」が自主回収を始めたことが10日、明らかになった。自主回収は、焼酎「八千代」など4銘柄、約7400本が対象となっている。
 和歌山県の農事組合法人でも、よもぎもちや白もちの原料のもち米に、三笠フーズの事故米が混入した可能性があることが分かり、店頭から撤去を始めた。鹿児島県内の和菓子店十数店で作る落雁(らくがん)などの和菓子にも混入した可能性があり、地方自治体や関係業者は確認作業に追われている。


---三笠フーズ汚染米の転売可能性、菓子47社に広がる---
2008年9月11日 読売新聞
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080910-4276170/news/20080911-OYS1T00249.htm

 三笠フーズの事故米転用問題で、同社が出荷し、基準値を超える有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された中国産もち米が、宮崎、鹿児島両県の菓子製造販売業者の少なくとも47社に転売されていた可能性が高いことが、農水省や鹿児島県の調べでわかった。佐賀県や福岡県の仲介業者を経由し、さらに複数の米穀販売会社や米穀加工業者を介し、宮崎県の27社と鹿児島県の20社に流れていた。
 鹿児島県によると、転売先として判明した県内の和菓子販売業者は、いずれも米粉として購入した個人商店で、主に落雁(らくがん)などに加工、販売されたという。

◆焼酎から農薬不検出
 鹿児島県は10日、事故米が使用された可能性が高い同県の酒造3社の焼酎について「残留農薬の有無を検査した結果、いずれも農薬は検出されなかった」と発表した。3社は西酒造(日置市)、喜界島酒造(喜界町)、西平本家(奄美市)。


---三笠フーズの汚染米転売 消費者の安全二の次---
FujiSankei Business i. 2008/9/11
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200809110020a.nwc

■米菓などにも混入? 流通全容いまだ不明
 農林水産省から農薬やカビ毒に汚染された輸入米を使っていた焼酎メーカーを公表され、メーカー側は製品回収を始めたが、流通経路の全容はまだ判明しておらず、米菓などに混入した可能性もある。「三笠フーズ」の偽装工作からは、消費者の安全を二の次にした商法が浮かび上がった。

◆二重帳簿・伝票
 コメ市場開放のためのミニマムアクセス(最低輸入量)制度に基づいて輸入される外国米は年間約77万トン。大半は米菓、日本酒、みそなどの調味料に使われている。
 検査で基準値以上の農薬が残留しているのが分かったり、輸送中にカビが生えたりしたコメは、「非食用」として農水省が安値で業者に売却する。
 関係者によると、輸入米の中でも価格が安いベトナム産の食用米は1トン当たり約7万円程度。これに対し、農薬やカビ毒に汚染された輸入米は工業用ののりなどに使われ、1万円以下で取引されることも多い。
 「汚染米を通常の価格で転売すれば、大きな利益が出るはず」(大手商社)。三笠フーズは営業地盤である関西や九州以外でも、非食用のコメを買い集めていた。
 同社は帳簿や伝票を二重につくったり、食用米の袋を使って出荷したりしていた。農水省職員が確認にやってきた時だけは、工業用の袋に詰めていたという。
 三笠フーズの汚染米を使ったとして公表された焼酎メーカーは福岡、熊本、鹿児島県の5社。各社とも出荷停止や製品回収などの対策を急いでいる。鹿児島県日置市の西酒造の被害額は約4億円に上る見通し。
 鹿児島県喜界町の喜界島酒造の体岡英雄副工場長(53)は「7日に地元の農政事務所から連絡があり、初めて知った。製品については廃棄を含めてこれから検討する」と戸惑いを隠そうとしない。
 熊本県多良木町の抜群酒造の関係者は「東京の酒類取引商社から、安いベトナム米との触れ込みで紹介され、飛び付いてしまった」と思わぬ事態に肩を落とした。

◆九州・関西以外にも
 静岡、岐阜、千葉、茨城県。微量ながら農薬やカビ毒が含まれた輸入米が転売を繰り返して広がった先は、九州や関西ばかりでない。
 「(転売先の)名称からすると、そういう(米菓)メーカーも含まれていると推測される」(農水省の調査担当者)。食用の加工原料として出荷された汚染米は何に姿を変え、どこで売られたのか。調査はしばらく終わりそうにない。


---【事故米不正転売】顧問の会社を偽装に利用か 三笠フーズ---
2008.9.10 14:45
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080910/crm0809101446033-n1.htm

 大阪市北区の米粉加工販売会社「三笠フーズ」による事故米の不正転売問題で、同社が農薬メタミドホスに汚染された事故米約430トンを佐賀県の仲介業者に売却する際、宮崎一雄非常勤顧問(76)の個人会社を再転売先に指定していたことが10日、分かった。伝票上はこのように転売されたことになっていたが、汚染米は三笠フーズから直接、福岡県と熊本県の米穀販売会社に輸送されていたという。
 汚染米は仲介業者への売却段階で「工業用」となっていたが、米穀販売会社2社に渡ったときには「食用」になっており、三笠フーズで事故米の扱いを取り仕切っていた宮崎顧問が、個人会社などを使って事故米を食用米に偽装した可能性が高い。
 宮崎顧問の個人会社の屋号は「サン商事」。福岡市南区の自宅マンションに事務所を置いていたが、コメを保管する倉庫はなく、法人登記もしていない。
 農水省の調査などによると、三笠フーズは平成18年11月~19年5月に仕入れたメタミドホス汚染米800トンのうち、倉庫に保管していたものを除く430トンを複数回にわたって佐賀県内の仲介業者に販売していた。
 仲介業者は産経新聞の取材に「最初からサン商事に汚染米を売ることを約束して購入した」と協力していたことを認めた。三笠フーズとは「工業用のり原料」の取引名目で作成した伝票をやりとりしただけで、実際にコメは扱ったことは一度もなかったという。
 また、昨年12月~今年6月の間には、カビ毒アフラトキシンに汚染された恐れのあるベトナム米20トンも三笠フーズからサン商事を通じ、北九州市の穀物卸業者に販売されていた。この汚染米は福岡県の焼酎メーカーに渡っていたことが判明している。


---三笠フーズ汚染米、宮崎・鹿児島の菓子35社にも転売か---
2008年9月10日 読売新聞
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080910-4276170/news/20080910-OYS1T00175.htm

 「三笠フーズ」の事故米転用問題で、同社が出荷し、基準値を超える有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された中国産モチ米が、宮崎、鹿児島両県の菓子製造販売業者計35社にも転売されていた可能性が高いことが9日、農林水産省の調べでわかった。モチ米が製品化されて、消費者の口に入った可能性を示すものだが、同省では濃度は低く、健康被害が生じる恐れは小さいとみている。
 同省によると、中国産モチ米は三笠フーズから佐賀県や福岡県の仲介業者を経由し、複数の米穀販売会社や米穀加工業者を介し、宮崎県の27社と鹿児島県の8社に流れていたという。
 この中国産モチ米を巡っては、茨城県内の米菓製造会社1社に転売され、あられなどに加工されて販売されていることが判明している。

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