2008年9月25日木曜日

CFTC 原油相場操縦で調査

CTFCは原油先物取引に相場操縦の疑いがあるとして調査を始めた。
WTIの価格が、上昇幅としては過去最大。取引所の値幅制限を超えて電子取引
が中止されるなど混乱。
銀相場も調査しているようだ。

IMFは金融不安による世界の金融機関の損失の総額が1兆3000億ドル
(約138兆円)にのぼるとの見通しを明らかにした。

日本のバブル資金もどこに行ったかわからなかったが、金融不安の損失は
どこに行ったのだろうか。その資金で相場を操縦しているのか。


---世界の金融機関の損失、138兆円に サブプライム問題でIMF見通し---
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080925AT2M2500Q25092008.html

 【ワシントン=米山雄介】国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は24日、サブプライム問題をきっかけに広がった金融不安に関連し、世界の金融機関が被った損失の総額が1兆3000億ドル(約138兆円)にのぼるとの見通しを明らかにした。ワシントンでの講演で語った。
 サブプライム関連の損失額については、IMFのリプスキー筆頭副専務理事が9月上旬「世界の金融システム全体で1兆1000億ドル(約117兆円)に達する」との見通しを示したが、それをさらに上回る試算。米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻などで金融市場の混乱が一段と深刻化したことを受け、損失額の見通しも拡大したとみられる。
 IMFは10月にワシントンで開く年次総会に向け、世界の金融システムの安定性に関する定期報告の改定を進めている。(10:24)


---【シンクタンクi.】原油高騰、急落要因の分析と対応策---
FujiSankei Business i. 2008/9/25
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200809250072a.nwc

□新日石総研顧問兼客員研究員、岐阜聖徳学園大学名誉教授 牛島俊明
 最近の原油市場への投資・投機資金の大量流入は原油異常高の最大の要因となり、エネルギー、食料など資源価格の上昇による世界のインフレ、景気後退など複合的な経済危機を引き起こした。原油高の背景には、世界の石油需給の逼迫(ひっぱく)など需給要因もあるが、一時1バレル=147ドルに達した異常高の最大の要因は原油先物市場への投資・投機マネーの大量流入である。原油価格の高騰や急落など急激な価格変動による世界経済への悪影響を防ぐには、先物市場の規制強化で原油価格の正常化と安定化を図る必要がある。

【ポイント】
 ▼原油価格の上昇は、世界の石油需要の増加など需給要因にもよるが、最近の異常高や急落の最大要因は原油先物市場での投資・投機資金の大量移動である。
 ▼過去の石油危機の価格高騰は大幅な原油供給減によるものだが、今回の高騰は供給不足ではなく、原油市場への投資・投機資金の大量流入の影響が大きい。
 ▼需給による本来の原油価格は70~80ドル程度。投資・投機による異常高を是正し、価格を安定させるためには、先物市場の規制強化で市場の公正な価格形成機能の回復が必要である。

■先物取引市場の規制強化
 原油価格(WTI原油)は、2003年まで1バレル=20ドル台を中心に比較的安定して推移したが、04年から急速に上昇し、同年平均の41ドルから07年平均73ドルへ上昇した。今年は1月平均の93ドルから6月平均134ドルへ急騰し、さらに7月11日には147・27ドルの史上最高値をつけた。今年前半の上昇率は60%、昨年6月から1年間の上昇率は93%に達する。7月中旬に米国議会が原油先物取引の規制法案へ動き始めると投機資金の一部が流出し、原油価格は7月14日の145ドルから8月末に115ドル、9月16日に91ドルへ急落した。その後、金融安定化策の発表で投機資金が還流し、23日現在は106ドルへ上昇するなど価格変動が大きい。
◆世界の需要増加
 04年以降の原油高の要因は、(1)世界の石油需要の増加。特に、中国、インドなどの新興国の需要増加(2)世界の石油供給余力の減少(3)産油国の資源ナショナリズムによる新規鉱区の入手難-などである。世界の石油需要は04年に4%も増加したが、価格高騰の影響で最近では伸びが低下し、今年は0・8%と予想されている。先進国で唯一石油需要が増加していた米国では原油高で今年初めからすでに減少に転じている。
 原油高の需給外要因としては、第1にイラク、イランなど産油国の政情不安や地域紛争など、石油供給不安の原因となる地政学的リスクがある。第2に投資・投機資金の原油先物市場への流入があり、最近の原油高の最大の要因と思われる。04年ごろから投資・投機資金の原油先物市場への流入が急増した。原油先物市場への流入資金は04年から08年3月までに2210億ドル(23兆円)に達するという。
◆需給外要因
 第1次石油危機では原油価格が3ドルから12ドルへ、3・9倍、第2次石油危機では12ドルから34ドルへ、2・8倍となった。今回の価格危機では04年1月平均の34ドルから08年6月に134ドルへ3・9倍、最高値の147ドルでは4・3倍となり、石油危機を上回る上昇となる。第1次石油危機ではアラブ産油国の石油禁輸で日量430万バレル(世界生産の7・3%)、第2次石油危機では、イラン革命で日量570万バレル(同8・6%)の大幅な供給減少となった。今回の原油高について世界の石油需給をみると、IEA(国際エネルギー機関)によれば、04年から06年はいずれも在庫の積み増し(供給超過)、07年のみ在庫の消費、08年上半期はまた在庫の積み増しとなっている。また、今年7月にはサウジが50万バレル増の日量950万バレルへ、OPECも日量3250万バレルへ増産したが、原油は史上最高値をつけた。このように今回の原油高は供給不足ではなく、需給外要因によるものといえよう。
 最大の需給外要因が投資・投機資金の原油先物市場への流入である。米商品先物取引委員会によると、ニューヨーク原油先物市場の原油持ち高は03年の60万枚(1枚=1000バレル)、時価総額200億ドル程度から、原油が高騰した08年7月15日には134・4万枚、1870億ドルへ大幅増加している。米国のサブプライム(高金利型)住宅ローン問題による金融不安や利下げによるドル安を受けて、投資銀行は年金基金などの投資家向けに商品指数ファンドや、ドル売り・原油買いなどの商品デリバティブ(派生商品)の販売を拡大した。このため、規模の大きい年金基金や政府系ファンド資金が原油市場に大量に流入し、原油価格高騰の要因となった。
◆価格プレミアム
 筆者は06年末に原油価格の需給要因と需給外要因を分析し、新日石総研のホームページに論文を掲載した。06年の原油価格66ドルのうち、需給要因が40~45ドル、投機など需給外要因が21~26ドル、その割合を32~40%と推計した。最近、日本エネルギー経済研究所と通商白書がより詳細な検討結果を公表。前者は昨年第3、第4四半期の原油価格について需給要因が50~60ドル、需給外要因が最大40ドルと分析している。第4四半期の原油価格90・5ドルでは需給外要因は30~40ドル、その割合は33~44%となり、筆者とほぼ同じである。
 今年7月15日に発表された通商白書では実需以外の年金基金や政府系ファンドの投資・投機資金の流入が原油価格を40%程度押し上げているとしている。5月の原油価格125・5ドルに対し、実需部分が74・7ドル(59・5%)、非実需部分が50・8ドル(40・5%)と分析している。検討時期の違いで原油価格水準に差はあるが、いずれも原油価格に占める需給外要因の割合は40%程度としている。以上から生産コストや需給要因による本来の原油価格(実需価格)はその60%、70~80ドル程度と推定され、これを超える部分が投資・投機プレミアムといえよう。
◆持ち高制限
 米国議会は、全投資家への原油先物の持ち高制限や原油先物取引の保証金引き上げなど、先物市場での投機を規制する法案を検討中である。これは投機規制が実行されれば、原油価格が短期間に30~50%下落する可能性があるとの専門家の議会証言に基づくものという。米国商品取引委員会も9月11日に持ち高制限や投資銀行などへの優遇措置の廃止などを議会に報告した。
 先物取引の規制強化策としては、原油の持ち高制限に加え、店頭取引、時間外取引の規制強化などが必要である。大手投資銀行は実需を伴う当業者(実需家)とみなされ持ち高制限を受けないため、商品指数ファンドや原油デリバティブを通じて原油先物市場に巨額の資金を投資することができる。このため、時価総額15兆ドルのニューヨーク株式市場に比し、1800億ドル程度しかないニューヨーク原油先物市場へ大量の投機資金が流入し、原油価格を急騰させることになった。また、店頭取引はニューヨーク原油先物市場以外で相対取引が可能なため取引価格の透明性が低く、価格操作が行われやすい。さらにWTI原油の先物取引が行われているロンドンやドバイなど海外取引所でも持ち高制限など監視強化が必要である。
 7月中旬に米国議会が原油先物取引の規制法案制定に動き出すと一部の投機資金が流出し始め、原油先物価格は7月14日の145ドルから7月末に124ドルへ下落し、この間に原油先物の持ち高は12・4万枚、1億2400万バレルも減少した。米国商品取引委員会の監視強化や金融市場の混乱もあり、その後も原油先物の売り越しが増加し、原油先物価格は8月末に115ドル、9月16日には91ドルへ急落した。7月15日から9月12日までに390億ドル、4兆円以上の投機資金が流出したという。9月19日の金融安定化策の発表で再び投機資金が流入し、23日現在、106ドルへ上昇するなど価格変動が大きく、原油価格はまだ高値圏にある。
 原油先物市場の規制強化により公正な原油価格が形成され、世界経済や国民生活に重大な悪影響を与えている原油高や急激な価格変動が是正されることを期待したい。
 とはいえ、長期的には石油需給や生産コスト面で原油価格の上昇圧力が高まる可能性があるので、将来も石油などの省エネルギーに努め、原油や代替エネルギーの供給増加を図ることが、もちろん大切である。

【用語解説】原油の需給要因と需給外要因
 原油価格には石油の需給で形成される実需価格と地政学的リスクや投資・投機など需給外要因で形成される原油価格プレミアムがある。
 WTI原油 米テキサス州で生産されるウエスト・テキサス・インターミディエート原油をいう。ガソリンや軽油の精製比率が高い軽質原油で、ニューヨーク原油先物市場で1日2億バレル以上も取引されている。その先物価格は原油価格の国際指標とされる。


---CFTC Relents and Probes Silver Market---
Persistent Complaints of Foul Play Draw the Still-Skeptical Agency to Investigate
By CAROLYN CUI
SEPTEMBER 25, 2008
http://online.wsj.com/article/SB122231175151874367.html?mod=googlenews_wsj

With silver prices falling this past summer, silver bugs world-wide set out to prove that their metal was in short supply and market manipulation was at work. They bombarded federal regulators with hundreds of emails crying foul play and demanded answers.

Though such pleas proved futile in the past, this time the rousing chorus grabbed regulators' attention. On Wednesday, the Commodity Futures Trading Commission confirmed that there's an investigation into the silver market.

The CFTC isn't yet convinced there's systemic wrongdoing and in May published a report saying as much. But the agency decided to take a fresh look, in part to show critics that it checks out complaints, and also to make sure there isn't something new to uncover.

"We take the threat of manipulation in the futures and options markets very seriously and employ a number of measures to prevent, identify and prosecute it," said Stephen Obie, acting director of the agency's division of enforcement.

Silver investors have argued that a handful of U.S. banks have been controlling a large portion of silver's short positions -- or bets that prices will decline -- on Comex division of the New York Mercantile Exchange. Official data from the CFTC showed that two U.S. banks had increased short positions in the silver futures market between July and August by 450% and controlled 25% of the total open interest.

"The proof that this selloff was criminal lies in public data," wrote Theodore Butler of Cape Elizabeth, Maine, in August in a silver newsletter. "The concentrated sale of such quantities in such a short time" caused silver's fall, wrote Mr. Butler, who for many years has been vocal about purported silver-market manipulation. In September he reiterated to readers that they should email the CFTC.

The CFTC had argued in May that the large banks that people assailed for manipulating the market were instead acting appropriately as market makers, who take on futures positions to offset their exposure in over-the-counter markets. Therefore, these traders aren't "naked shorts" and won't benefit from long-term depressed silver prices. Many analysts agree with the agency's conclusion.

Silver stalwarts weren't persuaded. Jason Hommel, a newsletter writer based in Penn Valley, Calif., directed readers to visit their local coin shops at 2 p.m. on Sept. 2 to size up for themselves whether there was a silver shortage. From Michigan to North Carolina and beyond, he says, investors trekked to coin shops. Many reported no silver for sale.

Bart Chilton, one of the CFTC commissioners, said he has received about 700 emails from silver investors since August, far more than the estimated 100 he received from May to July. Mr. Chilton, a Democrat who has criticized the CFTC as doing a poor job communicating with consumers, says he has spent nights and weekends personally answering emails.

Historically, silver has been a volatile market. This year it saw a near-50% drop and remains down 9.5% on the year. Gold is up 6.5%. The agency has long heard from frustrated silver investors. In 2004, it published an open letter by Michael Gorham, then the agency's director of market oversight, after receiving more than 500 letters and emails from silver investors.

That the enforcement rather than oversight division is taking on the issue marks a difference from the CFTC's previous efforts regarding the silver market. The oversight division performs overall market surveillance. The enforcement division looks at activities in a specific time period.

---22日のNY原油先物取引で相場操縦疑惑、当局が調査開始---
2008年9月24日20時17分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080924-OYT1T00615.htm

 【ニューヨーク=山本正実】米商品先物取引委員会(CFTC)は23日、ニューヨーク商業取引所での22日の原油先物取引に相場操縦の疑いがあるとして調査に入った。ブルームバーグなど米メディアが報じた。
 22日は、テキサス産軽質油(WTI)の10月渡しの価格が一時、前週末比25・45ドル高の1バレル=130ドルちょうどまで上昇し、過去最大の上昇幅を記録した日だ。
 終値も同16・37ドル高の1バレル=120・92ドルと、いずれも1日の上昇幅としては過去最大だった。取引所の値幅制限を超えて電子取引が中止されるなど混乱した。


---CFTC Said to Subpoena Traders After Spike in Nymex Oil Contract---
By Matthew Leising
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a78TcheLW_aw&refer=home

Sept. 23 (Bloomberg) -- The U.S. Commodity Futures Trading Commission has subpoenaed dozens of traders as it probes why a Nymex oil contract rose the most ever yesterday, two people briefed about the legal proceedings said.

Subpoenas were sent to New York Mercantile Exchange oil traders who were active yesterday and on Sept. 19, said the people, who didn't identify the traders and asked not to be named because the process is private. CME Group Inc. Chief Executive Officer Craig Donohue, whose exchange owns Nymex, briefed CFTC Acting Chairman Walter Lukken on the matter yesterday, the people said.

Congress and the CFTC are watching oil markets for signs of manipulation after prices rose to a record $147.27 a barrel in July. Congress held hearings this summer on whether speculators are driving up prices, and the House of Representatives passed legislation last week that would curb speculation in commodities such as oil.

``The fact that the CEO of the CME is involved with this is a good indication of the sensitivity of the situation,'' said Craig Pirrong, director of energy markets at the University of Houston's Global Energy Management Institute. ``This went all the way to the top of the CME and the CFTC.''

Calls to Donohue and Lukken were referred to CFTC spokeswoman Ianthe Zabel and to Allan Schoenberg, a spokesman for Chicago-based CME Group, who declined to comment. The CFTC said in a statement yesterday that it would ``scour'' trading data to determine whether manipulation was involved.

`Squeeze'

Crude oil for October delivery yesterday climbed more than $25 a barrel in Nymex trading before settling 16 percent higher at $120.92 as the contract expired. At the same time, futures for November delivery rose 6.4 percent to settle at $109.37 a barrel.

Some analysts said yesterday's surge in the price of the contract was the result of a ``squeeze.'' In such a situation, a trader has gone short by selling contracts in the hope prices will decline. In the last days before the contract expires, the trader must buy back the same number of futures or be forced to deliver the underlying oil. When traders who are long and have contracts to sell to cover the short's position refuse to deliver, the short is forced to bid up the price to find a buyer or deliver the oil.

``There was obviously a squeeze yesterday,'' said Peter Beutel, president of Cameron Hanover Inc., an energy consulting company in Stamford, Connecticut.

Bailout Link

U.S. lawmakers may seek to include commodity speculation limits in legislation designed to rescue banks from bad mortgage investments. Federal Reserve Chairman Ben S. Bernanke and Treasury Secretary Henry Paulson are urging skeptical lawmakers to quickly pass the $700 billion package.

``I know for a fact that some members of Congress are working to include speculation legislation in the financial markets legislation,'' CFTC Commissioner Bart Chilton said yesterday in an e-mail. ``Those efforts, I think, may get fueled by the large spike in oil prices.''

Commodities analysts at Goldman Sachs Group Inc. said in a note to clients yesterday that the jump in price was due to a lack of physical oil supply, countering those who say the move is evidence that limits on speculation are needed.

``This sharp move reflected extreme tightness in the prompt physical market as participants that were short oil scrambled to find physical oil before expiration,'' wrote the analysts, led by Jeffrey Currie. Record oil prices have made refiners rely on stocks of existing supply, the analysts wrote, creating ``critically low'' inventory levels.

Vulnerable to Spikes

``This tight inventory situation has left the oil market with very little cushion and therefore extremely vulnerable to price spikes,'' the note said.

Trading was light on Nymex yesterday. About 41,000 crude contracts for October delivery changed hands, 85 percent less than the 15-day moving average volume of 280,000 contracts, according to Bloomberg data.

The traders who sold contracts short might have been betting on price declines due to less-than-expected damage to oil rigs and production from Hurricane Ike as it crossed the Gulf of Mexico.

``Ike did more damage than originally thought,'' said Rick Mueller, director of oil markets at Energy Security Analysis Inc. in Wakefield, Massachusetts.

The most recent storm in the Gulf made landfall in Texas on Sept. 13, cutting off power and damaging some refineries. U.S. energy producers resumed output for about 23 percent of oil and 34 percent of natural-gas production in the Gulf after the storms, the Minerals Management Service said yesterday in a statement on its Web site.

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