2008年10月3日金曜日

ジャパンマネーの攻勢

ジャパンマネーが攻勢。
・農林中金がクレディ・アグリコルの株式約300億円分を取得
・野村がインドのリーマン決済部門を買収
・三菱UFJ証券とモルガンの日本法人の経営統合を検討

いつまで続くことか。


---仏総合金融に3百億円出資 農林中金、信用力強化狙う---
2008年10月3日 18時16分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008100301000411.html

 農林中央金庫は3日、欧州最大級の総合金融グループであるフランスのクレディ・アグリコルの株式約300億円分を取得したと正式発表した。両社はいずれも農業系で、米サブプライム住宅ローン問題で多額の損失を計上しており、信用力強化を狙う。
 アジアや欧州など海外で投資事業を共同で行うことも検討。国際的な協同組合金融機関として連携を強め、収益力を高めて出資者に還元する。
 農林中金はクレディ・アグリコルとの合意に基づき市場で同社株を取得、農林中金の議決権比率は0・5%程度になった。これまで資本関係はなかった。
 サブプライム問題による市場混乱で、農林中金は2008年3月期に約1800億円、クレディ・アグリコルは傘下の投資銀行が08年5月時点で12億ユーロ以上の損失をそれぞれ計上。クレディ・アグリコルは7月に59億ユーロの増資を行った。


---UBS、2千人追加削減 投資銀行業務を縮小---
2008年10月3日 17時52分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008100301000682.html

 【ジュネーブ3日共同】スイスの総合金融大手UBSは3日、2000人の追加人員削減と業務の縮小を柱とする投資銀行部門の新たなリストラ策を発表した。米サブプライム住宅ローン問題に端を発した金融市場の混乱を背景に、巨額損失を出した同部門の位置付けを見直すことで経営立て直しを図る。
 同社広報担当者によると、人員削減は米英両国の拠点が主に対象となるが、日本の投資銀行部門に影響が出る可能性もあるという。
 人員計画は、これまで2008年末までに同部門の総数を1万9000人にするとしていたのを1万7000人にまで圧縮する。過去のピークだった07年7-9月期以降の削減数は約6000人となる。
 同部門が手掛ける業務分野については、貴金属を除く商品取引事業から撤退するとともに証券化などの不動産関連業務を大幅に縮小。株式仲介、企業の合併・買収(M&A)の助言、企業の資金調達支援といった従来型ビジネスを中心とする路線を鮮明にした。


---米リーマン破綻:野村HD、インド子会社を買収 IT部門など---
毎日新聞 2008年10月3日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081003dde007020012000c.html

 野村ホールディングス(HD)が、経営破綻(はたん)した米証券大手、リーマン・ブラザーズから、インドに拠点を置く子会社を買収することが3日分かった。証券決済業務やIT(情報技術)開発を手掛ける部門を買収するもので、IT関連技術者など約2000人の社員も引き継ぐ。野村HDはすでにリーマンのアジア・太平洋、欧州・中東の両部門の買収を決めており、決済業務なども取り込むことで海外事業の強化を図る。
 両社は大筋合意しているが、買収額は明らかにしていない。野村HDは、インドの子会社を含めると、リーマンから野村の社員数の4割に当たる約7500人規模の社員を引き継ぐことになる。
 リーマンは破綻後、アジア部門の事業を野村HDに譲渡することを決めたが、インドの子会社は別に売却先を探していた。【瀬尾忠義】


---三菱UFJFG:モルガン日本法人統合を検討 傘下証券と「M&A」首位に---
毎日新聞 2008年10月3日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081003dde001020025000c.html

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が、傘下の三菱UFJ証券と米証券大手モルガン・スタンレーの日本法人を経営統合する方向で検討していることが3日分かった。統合すれば、日本企業が絡んだM&A(企業の合併・買収)助言業務で最大手の野村ホールディングス(HD)を抜き国内トップクラスの証券会社となる。【斉藤望】
 三菱UFJFGは、米金融危機で株価が急落したモルガンに90億ドル(約9500億円)を出資し、21%出資の筆頭株主になる。併せて投資銀行や資産運用などの業務面での提携も検討しており、来年6月末までに具体化を目指す。証券会社の統合が提携の柱の一つで、弱点である証券業務の抜本的強化を図る。
 三菱UFJ証券を、法人部門(企業の株式引き受けやM&A関連業務など)と個人部門(一般投資家に株式を販売)に分割し、法人部門をモルガン日本法人であるモルガン・スタンレー証券と統合する計画を軸に検討している。個人部門は三菱UFJ証券として残す方針。
 海外企業が絡むM&Aや大企業の新株引き受けで実績があるモルガン・スタンレー証券との統合により投資銀行業務強化を目指す。
 総合情報会社トムソン・ロイターによると、日本企業が絡んだM&Aの助言業務の08年1~9月の取引金額は、三菱UFJ証券が大半を占める三菱UFJFGは142億1100万ドル(約1兆5000億円)で3位、モルガン・スタンレー証券は91億2300万ドルで6位。両社を足すと、トップの野村HD(162億5200万ドル)を上回る。債券の引き受け業務でも国内最大級となる見通し。
 ただ、一般企業の売上高にあたる営業収益は、首位の野村HD、2位の大和証券グループ本社には及ばない。

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■ことば
◇モルガン・スタンレー
 米証券2位。19世紀創業の米財閥、モルガン商会が起源。昨年11月時点の総資産は、1兆454億ドル(約110兆円)。従業員は世界35カ国に約4万8000人。1970年に東京事務所を開設、84年に証券業免許を取得した。98年以来、日本で総額約2兆5000億円の不動産投資を実施している。
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■ことば
◇三菱UFJ証券
 05年10月、旧三菱東京フィナンシャル・グループと旧UFJホールディングスの合併に伴い、国際証券を母体とする三菱証券と、UFJつばさ証券が合併して発足。08年3月期の営業収益は5340億円。従業員数は約6500人。


---三菱UFJ証券とモルガン日本法人、経営統合を検討---
2008年10月3日14時35分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081003-OYT1T00403.htm

 三菱UFJフィナンシャル・グループと米証券大手モルガン・スタンレーが、三菱UFJ傘下の三菱UFJ証券とモルガンの日本法人の経営統合を視野に検討に入ったことが3日、分かった。
 実現すれば、法人向け業務で国内上位クラスの証券会社が誕生する。
 三菱UFJは9月、モルガンへの最大21%の出資を決め、来年6月末を期限に証券業務での提携を検討している。
 三菱UFJは証券部門の強化が課題となっており、三菱UFJ証券とモルガン日本法人との関係を強化し、国内事業の拡大に弾みをつけたい考えだ。


---野村、インド拠点も買収 リーマンから2000人継承---
2008年10月3日 11時51分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008100301000308.html

 野村ホールディングスが、破たんした米証券大手リーマン・ブラザーズの情報技術(IT)の開発業務などを手掛けるインド拠点を買収することが3日、分かった。買収額は数十億円とみられる。
 野村は、リーマンのアジア・太平洋部門や欧州部門の人員などを継承することでも合意している。今回の買収で、アジア・太平洋部門の約3000人とは別に、2000人強の従業員を新たに受け入れる方針だ。
 リーマンはIT開発のほか、証券決済などのバックオフィス業務をインドのムンバイに設立した子会社で運営。子会社についてはアジア・太平洋部門と切り離して売却先を探していた。(共同)


---野村、リーマンから決済部門を追加買収へ---
2008年10月3日6時28分
http://www.asahi.com/business/update/1003/TKY200810020342.html

 日本の証券最大手、野村ホールディングスは、破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズから、売買した株式の受け渡しなどにからむ決済部門を取得する見通しだ。アジア太平洋部門、欧州・中東部門の実質買収で膨らむ注文をさばき、ビジネスの急拡大を支える態勢を整える。
 決済部門はインド・ムンバイに拠点を置き、旧リーマンの取引の処理を引き受けIT(情報技術)関連技術者など2千超の人員を擁する。システム自体が新しく高性能で、自前で構築するより時間が節約できると判断した。取得額は明らかになっていない。
 同部門はリーマンの北米事業の傘下にあったため、野村がアジア太平洋部門の買収を決めた際は対象外だった。ムンバイでの報道によると、リーマンの北米事業を買収した英銀大手バークレイズをはじめ、欧州の金融大手などと競合していたが、野村が好条件を提示した模様だ。
 野村はすでにアジア、欧州などから計5500人の社員を受け入れる方針を決定。今回の決済関連を含めると、現在の4割にあたる8千人規模の社員が一気にグループに入ることになる。

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