2008年10月16日木曜日

続く食品テロ 次は毒入りインゲン

食品テロが続く。次はつぶあんと毒入りインゲン。
中国国内だけで発生していた犯罪が、グローバル化のために、国外に出て、
食品テロとなった。
ジクロルボスは国毎の識別が難しいようなので、犯人からすれば、やり得
だろう。
北海食品社長は「自社製品に問題があることを認めたわけではない」と言う。
袋の内側から毒が見つかっているので、毒入りギョーザの釈明のように
また、袋に毒が浸透したとか言うのか。

忘れっぽい日本の消費者が中国製品を控えたのは毒ギョーザ発覚時のたった
一ヶ月。
食品テロが続けて起きれば、またかくらいで私は大丈夫とか思うのだろう。

毒入りインゲン
商品名「いんげん」
販売会社 ニチレイフーズ
包装日 2008年7月7日
賞味期限 2010年1月7日
商品ロット番号「GH 01H011QS」

毒入りつぶあん
販売会社 マルワ食品
賞味期限 2009年月日は印字が消えている


---インゲン冷凍処理後に混入か 殺虫剤、袋の内側からも検出---
2008.10.16 20:56
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081016/crm0810162057030-n1.htm

 中国製冷凍インゲンから高濃度の有機リン系殺虫剤ジクロルボスが検出された問題で、製品の袋の内側からも殺虫剤が検出されていたことが16日、警視庁捜査1課の調べで分かった。インゲン以外からも殺虫剤が検出されたことで残留農薬の可能性は消え、人為的混入の疑いがより強まった。検出値の高さから殺虫剤混入は中国工場でインゲンが洗浄、冷凍処理された後とみられ、混入時期は中国での製造・袋詰め過程か、日本の店舗で梱包が解かれた後だった可能性が高い。警視庁は混入時期の絞り込みを進めている。

■輸送段階なし
 輸入元のニチレイフーズによると、殺虫剤が検出されたインゲンは昨年8月、中国黒竜江省の農場で収穫後、北緑食品(同省)の工場で洗浄、湯通しを経て冷凍処理された。ニチレイは「洗浄・冷凍前の混入であれば、あれほど高濃度にはならない」としており、混入は冷凍後とみられる。
 その後、仮包装され、倉庫に約11カ月間保管後、煙台北海食品(山東省)に運ばれ、袋詰め・箱詰めされた。その後は日本の店頭に製品が並ぶまで梱包は解かれなかったという。
 このため、中国で混入したとすれば、箱詰め後の輸送段階ではなく、冷凍後から袋詰めされるまでの過程だった可能性が高い。
 日本での混入の場合は箱が開封された後だ。警視庁の調べでは、袋には故意に穴や傷がつけられた形跡はなかったが、もともと通気用穴が2カ所開いている。被害にあった主婦(56)がインゲンを購入したイトーヨーカドー南大沢店で開封後に通気用の穴に注射針などを差し込み、混入させるなどの可能性も捨てきれず、警視庁は店側の保管状況や、防犯カメラの映像の解析を進めている。

■「捜査長期化」
 今年1月に発覚したギョーザ中毒事件では、検出された有機リン系殺虫剤メタミドホスが日本で規制され、検査機関が保管している以外、市販されていない。検出されたメタミドホスと検査機関のものを成分鑑定した結果、警察庁は「日本にあるメタミドホスと異なる」と結論づけた。
 さらに問題のギョーザの流通過程を調べたところ、被害が出た千葉、兵庫両県のギョーザは中国で出荷された後、別ルートで搬送され、日本国内で接点がなかったことが判明。警察庁は最終的に、日本でメタミドホスが混入された可能性が極めて低いと判断した。
 これに対し、今回検出されたジクロルボスはどうか。ジクロルボスは購入時に氏名や住所の届け出、年齢制限といった制約はあるが、「購入は難しくない」(東京都薬事監視課)。
 残留農薬検査を行う「環境研究センター」(茨城県)によると、ジクロルボスは日本で農薬23種類に使われている。水などで薄めて使用するのが一般的で、今回検出された最大6900ppmの約109倍に相当する75万ppmと高濃度の農薬も市販されているという。同センターは「鑑定から、どちらの国のジクロルボスが混入したかを推定するのは難しいのではないか」と分析する。
 流通過程でも今回はジクロルボスの検出は1店舗にとどまっており、現時点で流通ルートからの絞り込みは難しいとみられる。
 警察幹部は「ギョーザ事件のように、中国側に『日本で混入された可能性は低い』と強い姿勢を取れない。日中の捜査当局が協力し捜査することになるだろうが、長期化するかもしれない」と話している。


---中国産冷凍インゲン問題、地元公安当局が捜査に着手---
2008年10月16日20時26分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081016-OYT1T00562.htm?from=navr

 【莱陽(中国山東省)=加藤隆則】中国産の冷凍インゲンから高濃度の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された問題で、商品を生産した山東省莱陽(らいよう)市の「煙台北海食品有限公司」と同市政府が16日、同市内で記者会見した。
 慕欣・同市副市長は「日中友好の大局に立ち、日本の消費者に責任ある態度を取る」と発言、市政府内に調査グループを設け、すでに公安当局が捜査に着手したことを明らかにした。
 慕副市長は現時点での調査結果として、「栽培から加工の全過程で安全管理のシステムは有効に働いており、在庫品からも有機リン系の農薬は見つかっていない」と述べた。
 また、藍明徳・同社社長は15日に日本メディアに対し、「消費者に申し訳ない」と謝罪の意を表明したことについて、「人道主義に基づくもので、自社製品に問題があることを認めたわけではない」と釈明した。
 中国側が迅速に調査協力の意向を表明した背景には、中国製冷凍ギョーザ中毒事件の苦い経験がある。
 山東省対外経済貿易庁によると、対日野菜輸出の半分を占める同省は1月末の同事件後、輸出量が大幅に減少。これを受けて農産物の安全管理の強化に取り組んでいた。


---サンプルに農薬検出されず 社長と地元政府が共同会見---
2008年10月16日 19時44分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008101601000686.html

 【莱陽(中国山東省)16日共同】中国製冷凍インゲンから高濃度の有機リン系殺虫剤が検出された問題で、製造元の煙台北海食品(山東省莱陽市)の藍明徳社長と同市の慕欣・副市長が16日、共同で記者会見し「残っている製品サンプルを検査したが、農薬は発見されなかった」と述べ、これまでの調査では工場に問題はなかったとの認識を示した。
 会見で慕副市長は、市が専門の調査グループを設け、公安部門も調査しているが、栽培、生産、加工の全工程の品質管理は有効に機能していると指摘。「日本の警察が捜査を拡大し、真相を究明することを切に願う」と述べた。
 ただ記者会見は、質問を一切受け付けずに発表文を読み上げただけで終了。社長は15日は工場前で記者団の質問に長時間にわたり答えたが、対応が打って変わったことについて同社関係者は「地元政府の横やりが入った」と語り、不都合な情報が出ることを恐れ、市政府が情報を統制していることをうかがわせた。


---八王子の未使用分インゲン、「ジクロルボス」基準2万倍---
2008年10月16日12時29分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081016-OYT1T00324.htm

 中国産冷凍インゲンから高濃度の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された問題で、警視庁は16日、輸入元の冷凍食品大手「ニチレイフーズ」が全国から回収した商品の一部を抜き出し、サンプル調査を実施することを決めた。
 また、問題の商品が売られていた東京都八王子市のイトーヨーカドー南大沢店の冷凍食品売り場の防犯カメラに、同市の主婦(56)が冷凍インゲンを購入した今月11日の映像が残されていたことも判明。同庁は不審な人物が映っていないかについても解析を進めている。
 一方、同庁科学捜査研究所が、被害に遭った主婦が購入した冷凍インゲンのうち、調理に使わなかった残りのインゲンを鑑定した結果、食品衛生法の残留農薬基準(0・2ppm)の2万3000倍にあたる約4600ppmのジクロルボスが検出された。
 ニチレイフーズなどによると、問題の商品は、今年7月7日、中国・山東省の工場で包装された後、段ボール箱に20個ずつ梱包(こんぽう)され、日本に輸出された。段ボール箱は、同店に到着するまで開封されなかったという。同庁はニチレイフーズなどからも事情を聞き、ジクロルボスが混入された場所の特定を急ぐ。


---【中国製インゲン】「有害物検出されず」 千葉県柏市が調査結果---
2008.10.16 11:06
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081016/crm0810161108008-n1.htm

 千葉県柏市のイトーヨーカドー系スーパー2店で販売されたニチレイフーズ輸入の中国製冷凍食品「いんげん」を食べた市内の男女2人が体調不良を訴えた問題で、柏市は16日、2人が食べ残したインゲンから、殺虫剤の「ジクロルボス」など有機リン系有害物質は検出されなかったと発表した。
 市によると、同日午前までに56種の有機リン系農薬について検査したが、いずれも検出されなかった。引き続き、塩素系農薬など90種について検査する。
 30代の会社員の男性が市内の「ヨークマート新柏店」、30代女性が「花野井店」で購入した商品を食べ、舌のしびれや吐き気を訴えた。商品のロット番号や賞味期限が、東京都八王子市の女性(56)が健康被害を訴えた商品と同じだったため、有害物質の混入が疑われていた。
 柏市によると、男性は15日朝、ゆでてサラダにしたインゲンを数本食べて吐き出し、舌がしびれた感じがしたという。女性は8日に購入したインゲンを12日に煮物に入れて調理し、10代のめいと一緒に食べた。十数本を食べると、舌がぴりっとした感覚が残ったという。めいは異常を訴えなかった。2人とも症状は軽く、医療機関で受診はしなかった。


---中国産インゲン:すでに調査、情報すぐに連絡…中国側説明---
毎日新聞 2008年10月16日 0時29分(最終更新 10月16日 0時53分)
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20081016k0000m030154000c.html

 中国から輸入された冷凍食品の「いんげん」から殺虫剤成分「ジクロルボス」が検出された問題で、外務省は15日、中国側から説明を受けたと発表した。中国側は「関連情報は速やかに連絡する。すでに公安当局も対応している」と故意の混入など事件性も否定せず調査していることを明らかにした。
 食品検疫を担当する輸出入食品安全局の副局長が在北京日本大使館を訪れて説明した。中国製冷凍ギョーザ事件で毒物混入の経緯などをめぐり日中関係が混乱した反省を踏まえ、早急に対応したと見られる。
 中国側は「政府としても重視しており、日中関係に影を落とすことを恐れている。情報交換で解決したい」と伝達。そのうえで、(1)製造企業を査察した(2)問題の製品がふくまれるロットは7月11~13日に製造され、19日に輸出(3)税関での農薬検査はジクロルボスを含めて合格(4)栽培時や製造ラインではジクロルボスは使用されていない--と説明した。【須藤孝】


---クローズアップ2008:中国産インゲン農薬混入 検査検疫6回、監視すり抜け---
毎日新聞 2008年10月16日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20081016ddn003040044000c.html

 ニチレイフーズが輸入した冷凍インゲンから残留農薬基準をはるかに超える農薬ジクロルボスが東京都八王子市で検出された。千葉県柏市の2人が嘔吐(おうと)などを訴え、問題はさらに広がる恐れが出てきた。畑から食卓に上るまで、どの段階でもジクロルボスの保管・使用は確認されていない。農薬は自主検査4回と中日の検疫をすり抜けたのか。どの過程で混入したかは不明だが、1月に発覚した冷凍ギョーザ事件以来、中国の「食の安全」は揺れ続けている。
 インゲンを輸出するまで、中国国内で複数の検査を実施するなど製品管理は徹底されていた。だがサンプル検査だけで、被害の出たインゲンはチェックを逃れた可能性もある。ニチレイは「安全への意識も高く、管理はしっかりしていたはずなのに」と頭を抱える。
 インゲンは中国黒竜江省五大連池市産。最初の検査は畑から収穫する直前にある。畑の四方と中央に生えているインゲンをサンプルとして採取し残留農薬検査を実施。
 その後、煙台北海食品の子会社・北緑食品で生産、冷凍加工して半加工状態で専用の倉庫で約1年間保存。山東省〓陽市の煙台北海食品に搬入した。
 煙台北海食品では、色や品質などを選別。同社の農薬検査センターでは、ジクロルボスを含む198種類の農薬検査が可能だ。検査は最終包装前と出荷前に実施された。
 インゲンは中国国内で検疫を受け、主に青島港から出荷。東京港に入港後、日本の検疫を通過し、ニチレイフーズが輸入。同社でも自主検査した。
 ニチレイなどによると、すべての過程で、ジクロルボスは保管・使用していないという。ニチレイフーズ営業事業部中国室マネジャー、島田明彦さんは「人為的な可能性が高いという気はするが何ともいえない。あらゆる可能性について調査する」と慎重に話す。
 内藤裕史・筑波大名誉教授(中毒学)は「故意か事故的に混入したとみられる。パッケージの材質は分からないが、袋の外から中へ浸透するのは考えづらい」と分析する。【川上晃弘、町田徳丈、〓陽・鈴木玲子】

 1月に発覚したギョーザ事件は、加工食品からの農薬検出という想定外の事態だった。ところが今回のケースは既に安全監視のターゲットになっていた。食品衛生法違反が見つかり、チェックが厳しい検査命令の対象になっている中国産野菜は20品目以上。インゲンも昨年8月に残留基準を超える農薬フェンプロパトリンが検出され、その後の輸入にはこの農薬についてすべてのサンプル検査が義務付けられていた。
 だが調べられるのは一部に過ぎず、インゲンは輸入量51~150箱で5箱、151~500箱で8箱などと決まっている。また命令に基づく検査は違反があった農薬に限られる。厚生労働省輸入食品安全対策室は「検疫は食品の品質がほぼ均一であることを前提にしている。ごく一部に毒物が混入されれば、どれだけ監視を強化してもすり抜けの危険は排除できない」と話す。
 ギョーザ事件を受けて厚労省は6月、食品輸入業者向けの自主管理指針を新たに策定。現地工場の衛生管理として「殺菌剤などの化学物質については、容器に明確な表示をし、使用管理記録や保管設備を整備する」など具体策を示した。だが指針違反に罰則はない。「意図的な毒物混入は、検疫や自主管理では防ぎようがない」と厚労省幹部はこぼす。
 一方、中国では12日まで共産党中央委員会総会が開かれた。閉会後に発表された総会コミュニケでも「農産品の品質安全工作を強化し、モニタリングを厳格化。品質の安全監督管理の責任を適切に実行し、不合格品の市場への流入を根絶しなければならない」と強調したばかりだった。
 中国製乳製品のメラミン汚染は、五輪開会直前の8月2日に粉ミルクの製造元から報告されていたにもかかわらず、石家荘市が河北省に報告したのは閉会後の9月9日。「意図的な情報隠しだ」と中国国民からも強い批判を浴びた。インゲンは五輪開会前の出荷だが、中国食品に対するイメージダウンは避けられそうにない。【清水健二、北京・浦松丈二】

◇生産、出荷停止--輸出の社長謝罪
 【〓陽・鈴木玲子】高濃度の農薬ジクロルボスが検出された冷凍インゲンを輸出した中国山東省〓陽市の「煙台北海食品」の藍明徳社長は15日、報道陣の取材に、「体調が悪くなった消費者に対して申し訳ない」と謝罪。同日から生産と出荷を停止したことを明らかにし「原因が究明されるまで再開しない」と説明した。

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◆今年発覚した中国産食品を巡る主な混入事案◆
(月は発覚時期)

 1月 中国製冷凍ギョーザから殺虫剤メタミドホス検出、千葉、兵庫県の3家族計10人に中毒症状

 9月 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市)が農水省から購入したメタミドホス混入の事故米を不正転売

 〃  中国産の牛乳を使った「丸大食品」(大阪府高槻市)の菓子パンから化学物質メラミン検出

10月 菓子貿易会社「エヌエス・インターナショナル」(大阪市)が輸入したチョコレート菓子からメラミン検出

 〃  食品輸入販売「マルワ食品」(静岡県磐田市)が輸入したつぶあんから有害物質トルエンなどを検出、名古屋市内のスーパーで購入した男性がめまいを訴える

 〃  住金物産(大阪市)が中国から輸入した「冷凍たこ焼き」からメラミン検出


---中国製食品:茨城でもつぶあんからトルエン 女性が手に異常、名古屋と同じ商品---
毎日新聞 2008年10月16日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081016ddm041040175000c.html

 食品輸入販売会社「マルワ食品」(静岡県磐田市)が中国から輸入したつぶあんから有害物質のトルエンなどが検出された問題で、茨城県は15日、県内で販売された同じ商品から微量のトルエンと酢酸エチルを検出したと発表した。このつぶあんを9月中旬に食べた同県常総市の40代の女性が、手に力が入らなくなるなどの異常を訴えたが、その後、症状は治まったという。
 このつぶあんは今年9月、名古屋市中川区の男性が食べてめまいを起こし、中川保健所がトルエンと酢酸エチルを検出した商品と同一。
 県によると、女性は9月中旬に同県かすみがうら市内のスーパーで、1キロ入りのつぶあんを購入。2口食べた後、手に力が入らなくなった。その後、同じ商品からトルエンが検出された報道を知り、今月8日に常総保健所へ届け出た。県が女性宅に残っていたあんを調べたところ、トルエン0・018ppm、酢酸エチル0・35ppmが検出された。
 商品の賞味期限は2009年と表示され、月日は印字が消えていた。女性は10月初旬に受診したが、以前から手がしびれるなどの症状があったといい、あんと症状との因果関係は、はっきりしない。同じあんを食べた夫は症状を訴えていない。【八田浩輔】


---ジクロルボスは不使用 中国当局が外務省に説明---
2008年10月15日 23時53分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008101501000946.html

 外務省は15日、中国製冷凍インゲンから殺虫剤ジクロルボスが検出された問題に関し、中国政府当局から外交ルートを通じて説明があったと発表した。中国側は、山東省の製造元では栽培時や工場の製造ラインでジクロルボスが使用されていないことを確認し、輸出の際の農薬検査でも合格だったとしている。
 同時に中国側は、既に政府関係者が製造企業を査察し、警察当局も捜査を始めたと伝えた。
 北京の日本大使館が同日、中国国家品質監督検査検疫総局の輸出入食品安全局副局長から説明を受けた。副局長は「今回の事件を中国政府として重視しており、良好な日中関係に影が差すことを恐れている」と述べた。
 また説明によると、殺虫剤が検出された製品と同じロットは7月11日から13日までに製造された3500箱(17・5トン)。メタミドホスやジクロルボスを含む税関での農薬検査はいずれも合格し、同月22日に東京湾に入港、翌23日通関手続きをとったという。(共同)


---インゲンで舌しびれる 千葉県柏市で2人届け---
2008年10月15日 18時41分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008101501000649.html

 千葉県柏市は15日、東京都の主婦が体調不良を訴えたのと同じ中国製冷凍インゲンを食べ、舌がしびれたとの届け出が市内の男女2人からあったことを明らかにした。いずれも病院には行っておらず、軽症という。柏市と千葉県警は、残ったインゲンを回収し、成分を分析している。
 柏市によると、2人が食べたのは、高濃度の殺虫剤ジクロルボスが検出された「いんげん」とロット番号や賞味期限が同じという。(共同)


---殺虫剤混入の中国製冷凍インゲン、製造・輸入時の検査はパス---
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081015AT1G1502I15102008.html

 高濃度の農薬に汚染された食品が消費者の口に入る問題が、再び起きた。15日、明らかになった中国製冷凍インゲンへのジクロルボス混入。問題の商品は製造・輸入段階での残留農薬検査をパス。濃度の異常な高さも人為的混入の可能性をうかがわせるが、詳しい汚染原因は分からない。揺らぐ一方の食への信頼。消費者は「本当に怖い」と不安を訴えた。
 ニチレイフーズの相馬義比古社長とイトーヨーカ堂の岡村洋次取締役は15日、厚生労働省内で記者会見し、「大変なご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪。一方、製造工程内での混入については品質管理担当者が「考えられない」との見解を示した。(15日 16:00)


---農薬、原液並み高濃度 中国製インゲン 人為的混入の可能性---
2008年10月15日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008101502000223.html

 中国製冷凍インゲンを口にした東京都八王子市の主婦(56)が体調不良を訴えて一時入院し、高濃度の殺虫剤ジクロルボスが検出された問題で、問題の商品の袋には、主婦が中身を取り出す際に刃物で切り開けた切断口以外には、穴などの異常はなかったことが、警視庁の調べで分かった。調理されずに残っていたインゲンからもジクロルボスを検出。ジクロルボスは農薬として使われるが、原液に近い高濃度であることから、人為的に混入された可能性もあり、警視庁は捜査を始めた。
 厚生労働省によると、ニチレイフーズ(東京都中央区)が中国から輸入し、全国のイトーヨーカドーや系列店で販売していた商品名「いんげん」。中国・山東省の煙台北海食品有限公司が製造した。
 これまでほかの健康被害は報告されていないが、厚労省はこの商品を口にしないよう注意を呼び掛けるとともに、輸入業者などに原因が判明するまで販売を見合わせるよう指示。
 検疫所では、煙台北海食品有限公司からのすべての食品の輸入を保留するようにした。
 基準値の約三万四千五百倍のジクロルボスが検出されており、東京都は「残留農薬の濃度とは考えられず、意図的混入か重大な過失以外あり得ない」との見解を示した。
 イトーヨーカ堂などを傘下に置くセブン&アイ・ホールディングスやニチレイフーズによると、主婦が購入したのと同じ包装日が今年七月七日で賞味期限が二〇一〇年一月七日の商品のロット番号は「GH 01H011QS」。
<ジクロルボス> メタミドホスと同じ有機リン系殺虫剤で揮発性が高い。中国や日本で農薬や屋内用の蒸散剤などとして使用されている。吸い込んだり皮膚に付着したりすると、頭痛や呼吸困難を引き起こすなど急性毒性が強く、劇物に指定されている。残留農薬基準は小麦0・2ppm、キャベツで0・1ppm。福島県の生協が販売した「CO・OP手作り餃子」(昨年6月製造)から皮110ppm、具0・42ppm、ギョーザ全体で10ppmと高い濃度で検出されたことが分かり、問題になった。


---殺虫剤検出の冷凍インゲン、包装袋に穴の形跡なし…警視庁---
2008年10月15日13時59分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081015-OYT1T00431.htm

 中国産冷凍インゲンから食品衛生法の残留農薬基準(0・2ppm)の3万4500倍にあたる有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された問題で、警視庁が商品の包装袋を調べた結果、袋に穴が開けられた形跡がないことがわかった。
 同庁は、輸入業者や販売店の関係者らから事情を聞き、国内外のどこで混入されたか特定を急いでいる。また、厚生労働省は15日、製造した中国の工場による全食品の輸入手続きを保留した。
 問題の商品は冷凍食品大手「ニチレイフーズ」(東京都中央区)が輸入し、イトーヨーカドー南大沢店(八王子市)で今月11日に販売された冷凍食品「いんげん」(250グラム)で、同市内の主婦(56)が12日夜に食べ、舌のしびれなどを訴えた。
 ニチレイフーズによると、この商品は中国・黒竜江省の農場で栽培され、山東省にある煙台北海食品で今年7月7日に袋詰めされた。農場でジクロルボスを使用、保管した記録はなく、煙台北海食品でも農薬を使った記録はなかった。
 同工場で同一製造日に作られた商品は、イトーヨーカドー系列の計331店に計5万760袋納入された。イトーヨーカドーは13日から商品を撤去した。現時点で健康被害の訴えは寄せられていないという。
 警視庁では、問題の商品を科学捜査研究所で鑑定した結果、ジクロルボスの混入を確認。また、南大沢店から同じ商品57袋を回収し、ほかに毒物が混入されていないか調べている。


---殺虫剤検出の中国製インゲン、輸入差し止め 製品の袋異常なし---
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081015AT1G1502F15102008.html

 中国製冷凍インゲンから殺虫剤ジクロルボスが検出された問題で、一時入院した東京都八王子市の主婦(56)が食べた製品の袋に傷や穴など異常が確認できなかったことが15日、警視庁の調べなどで分かった。同庁は人為的に混入された疑いがあるとみて押収した外装袋の鑑定や流通経路について捜査を進めている。
 厚生労働省は同日、原因が判明するまでの間、製造元の煙台北海食品(山東省)製のすべての食品について、輸入手続きを差し止めた。ほかに健康被害が発生していないか、各都道府県を通じた全国調査も開始した。(15日 13:28)


---農薬:中国「模範基地」に衝撃 冷凍インゲン輸出---
毎日新聞 2008年10月15日 13時27分(最終更新 10月15日 13時30分)
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20081015k0000e040064000c.html

 【※陽(中国山東省)鈴木玲子】高濃度農薬が検出された冷凍インゲンを輸出していた中国山東省※陽(らいよう)市の「煙台北海食品有限公司」は15日、朝から幹部が緊急の会議を開き、資料を点検するなど対応に追われた。同市は、中国国内での模範的な農業都市として知られ、日本向け加工食品の生産基地でもあるだけに、中国食品の信用にかかわる事態にショックを受けているようだ。
 毎日新聞などの取材に応じた同社副会長によると、同社に連絡が入ったのは同日午前0時ごろ。副会長は「今朝から会社の資料をそろえて、内部調査を進めている。(06年農薬の残留基準を強化した)ポジティブリスト制度が日本に導入されて以降、会社として制度に対応してきた」と説明した。午前中、同社には警察関係者の姿も見られ、副会長は「警察にも説明をしている」と語った。
 中国山東省※陽市は、人口約89万人のうち約73万人が農業を営む農業都市で、大規模な集約型農業経営の成功が高い評価を受けてきた。80年代には日本に加工野菜を輸出する企業も誕生した。
 日本貿易振興機構(JETRO)の資料によると、これまでに約130社の外資系の食品加工企業が進出。※陽市にある中国の食品業界を代表する大手メーカーは、冷凍野菜や冷凍調理食品など商品の85%を日本に輸出しているという。
 最近では、中国の人々に向けて、栽培、物流、販売まで一貫した「安全・安心な食」を提供する試みに、日本企業が参画するケースも出てきた。アサヒビール、住友化学、伊藤忠商事は06年5月、※陽市に「山東朝日緑源農業高新技術有限公司」を設立し、新しい循環型農法の農場建設を進めてきた。
 中国製乳製品から化学物質メラミンが検出された問題が注目を集める中、朝日緑源の生産した牛乳が中国の人々の間で大人気となった。中国の人々が安心して選んだ商品は、日本企業による※陽市産だった。
 ※は、くさかんむりに來


---インゲン製造元工場に警察車両 中国・煙台北海食品---
2008年10月15日 12時52分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008101501000309.html

 【莱陽(中国山東省)15日共同】殺虫剤ジクロルボスが検出された冷凍インゲンの製造元、煙台北海食品(中国山東省煙台市莱陽)の工場では15日午前、警察車両が入るなどの動きが見られた。同社幹部は市当局などへの説明のため会議を開き、情報収集や今後の対応について協議した。
 工場では同日朝、従業員が通常通り出勤し、操業が行われているが、従業員の1人は取引先から今回の事件を聞いたとし「緊張している。(原因などについて)今、調査中だ」と語った。また「何も聞かないで」と話す従業員もおり、突然の事態に混乱している様子がうかがえた。
 煙台市当局によると、日本にある流通前のインゲンについては問題がなかったとの報告を中国の関係部門側から受けているという。
 山東省の食品企業の状況に詳しい関係筋は「煙台北海食品は比較的優良な企業で、食品安全についてはきちんとやっている方だった」としている。


---農薬:ニチレイフーズ社長謝罪 「管理は徹底」---
毎日新聞 2008年10月15日 12時39分(最終更新 10月15日 13時57分)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081015k0000e040055000c.html

 高濃度の農薬ジクロルボスが中国産の冷凍食品「いんげん」から検出された問題で、輸入元であるニチレイフーズの相馬義比古社長と、販売したイトーヨーカ堂の岡村洋次取締役執行役員らが15日、厚生労働省内で会見を開いた。相馬社長は「私どもの商品でお騒がせして心から申し訳ない。被害をうけたお客さまにも心からお見舞い申し上げる」と頭を下げた。【川上晃弘、町田徳丈】
 相馬社長は、原料がとれる農場や「いんげん」が製造される過程では「ジクロルボスが保管、使用された記録はなかった」と強調した。また、岡村執行役員によると、同じロットの商品を9月14日から10月12日までに3万8414袋販売したが、まだいずれも回収できていないという。店頭に残っていた3617袋はすべて回収した。
 また、「イトーヨーカドー南大沢店」では一時入院した女性が購入した11日に、同一のロット商品46袋を販売し、このうち購入者40人と連絡が取れた。そのうち5人が商品を食べていたが、健康被害は確認されなかった。
 残留農薬の有無については、まず収穫前の原料検査を実施、その後、製品化されるまでに2回行い、日本への輸入後も複数回行われるという。しかし、いずれの検査も一部のサンプルを調べるだけで、今回問題となった「いんげん」は検査をすり抜けた可能性が高いという。
 相馬社長は「ビデオなどで工場内を撮影しており、安全には万全をきたしている」と、管理が行き届いていることを強調し、「長い間品質管理を徹底してきた自負がある。現時点で取引をすぐ取りやめる方向では考えていない」と話した。
 ニチレイ広報IR部によると、製品の袋詰めをした煙台北海食品(中国山東省)は主要な取引先で、サトイモ、ホウレンソウ、小松菜など冷凍野菜を中心に輸入している。カメラは10カ所以上に設置されているという。


---中国にインゲン情報提供を要請 外務省---
2008年10月15日 12時13分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008101501000245.html

 外務省は、中国製冷凍インゲンを食べた主婦が一時入院し、高濃度の殺虫剤が検出された問題で、14日夜に在日中国大使館を通じ、中国側に工場での管理体制や生産工程など関連情報を早急に提供するよう要請した。
 中国側は「直ちに本国に連絡する」と答えた。外務省幹部が15日午前、明らかにした。
 同省は「中国側で殺虫剤が混入した疑いもある」(幹部)として厚生労働、農林水産、警察など各省庁と連携し、情報収集や事実関係の調査を慎重に進める方針だ。
 これまでのところ、中国側からの情報提供はないという。これに関連し、別の外務省幹部は15日午前、記者団に「食の安全確保のために徹底した調査が必要だ」と述べ、原因究明に全力を挙げる考えを示した。(共同)


---【中国製インゲン】殺虫剤検出で情報収集急ぐ 北京の日本大使館---
2008.10.15 11:28
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081015/chn0810151129000-n1.htm

 中国製冷凍インゲンから高濃度の殺虫剤ジクロルボスが検出された問題で、北京の日本大使館は15日、中国で食品安全を監督する国家品質監督検査検疫総局と連絡を取るなど情報収集を急いでいる。
 日本大使館には14日夜、東京から連絡があったという。同大使館には、中国製ギョーザ中毒事件を受け「食の安全チーム」が設置されており、同チームを中心に対応に当たっている。(共同)

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