2009年6月20日土曜日

タミフル 10代使用中止継続

タミフルの10代使用中止を継続するようだ。
厚労省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会は、インフルエンザ治療薬
タミフルを服用した子供に飛び降りなどの異常行動が相次いで報告された
問題について、10代への使用を見合わせている現在の措置を継続すると
する結論をまとめた。
結果
〈1〉タミフル服用と異常行動との関連を否定しきれない
〈2〉使用見合わせ後に異常行動で死亡した服用患者がいない

毎回挙げられる「タミフル服用者だけでなく、他の治療薬の服用患者や薬を
飲んでいない患者にも異常行動は出ている」に関しては、「積極的に措置を
見直す理由にはならない」となったようだ。
新型インフルエンザの感染者や濃厚接触者へは、10代の服用も続けるようだ。
同成分のリレンザも異常行動に関しては同様に発生したようだ。
タミフル耐性ウィルスがあちこちで発見されるようになり、薬剤が効きに
くくなったり、ウィルスの変異もあり、タミフルによる異常行動を問題視
することがなくなったとともに、特殊な場合を除き、10代への服用も中止
となった。メディアスクラム状態だった米国を巻き込んだタミフル問題は
終息となったようだ。


---タミフル、10代使用中止を継続 厚労省調査会が決定---
2009年6月17日 00時00分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009061601001019.html

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会(座長・松本和則独協医大特任教授)は16日、服用と飛び降りなど異常行動との関連が疑われたインフルエンザ治療薬タミフルの10代患者への原則使用中止について「対策変更の積極的な根拠がない」として中止措置の継続を決定した。
 18歳未満のインフルエンザ患者約1万人を対象に同省研究班が行った疫学調査結果などを基に議論し「タミフルと異常行動の因果関係に明確な結論を出すことは困難だ」と判断した。同様の見解を専門家作業部会が今月3日にまとめており、これを支持した格好だ。
 中止措置は、タミフルを服用した中学生が転落死するなどの事例が相次いだことを受け、厚労省が2007年3月に決めた。調査会は「使用が中止されて以降、タミフルに関連した転落死などの重大事故は報告されていない」と対策に一定の効果を認め「措置は妥当だ」と結論づけた。
 ただ、これまでも措置は全面禁止ではなく、重症化のリスクが高い患者については10代でも使用できるとしており、国がこの点を分かりやすく説明するべきだとした。
 今回の新型インフルエンザ発生で同省は「新型の危険性を考慮した上で10代でも使用できる」との見解を示し、医療現場では10代に使われたケースもある。調査会は、中止措置が新型インフルエンザ対策上の支障とならないよう、どのような状況でタミフルを使うべきなのか関係学会などが助言することも求めた。(共同)


---10代のタミフル制限「継続を」 厚労省調査会が報告---
2009年6月16日22時25分
http://www.asahi.com/national/update/0616/TKY200906160310.html

 インフルエンザ治療薬「タミフル」の安全性を検討してきた厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会(座長=松本和則・独協医大特任教授)は16日、服用と異常行動との因果関係は不明としながらも、10代への使用制限は「適当」とする報告をまとめた。
 これを受け、同省は今後も制限を続ける方針だが、現行と同様、副作用のリスクを考慮した上で重症化のリスクなどが高い場合、医師の判断で使うことはできる。
 調査会では、新型インフル対策についても触れ、どんな状況ならタミフルを使ってもいいのか、一般の人に専門家がわかりやすく助言する必要性も指摘した。
 調査会では、薬が脳に及ぼす影響や突然死との関連研究のほか、約1万人のインフル患者を対象に服用の影響を比較した厚労省研究班(班長=広田良夫・大阪市立大教授)などの研究結果を吟味した。
 広田班の研究報告については、事故につながる異常行動があった10代患者では、飲んだ人と飲まない人との間に統計的に差はなかったと結論づけた。
 異常行動との因果関係や突然死など、薬との関連性を示すデータは得られなかったが、さらに調査が必要となるものも多く、調査会では、服用の因果関係の有無の結論は出せなかった。
 しかも、使用制限が徹底された08年度以降、服用者の転落・飛び降り事故の報告はないことや、服用しなくてもインフル自体が異常行動を起こすことを示す研究もあることなどから、引き続き注意喚起が必要だとし、調査会は、「現状の使用制限を緩める必要はない」と判断した。
 厚労省では今後も、学会や専門家らの協力を得ながら、服用との因果関係について情報収集をする予定だ。(権敬淑)


---タミフルの10代使用見合わせ継続…厚労省の調査会が結論---
2009年6月16日20時15分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090616-OYT1T01011.htm

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会は16日、インフルエンザ治療薬タミフルを服用した子供に飛び降りなどの異常行動が相次いで報告された問題について、10代への使用を見合わせている現在の措置を継続するとする結論をまとめた。
 調査会は、インフルエンザと診断された17歳以下の患者約1万人の疫学調査や動物実験などのデータを基に、措置を見直すべきかを議論した。その結果、〈1〉タミフル服用と異常行動との関連を否定しきれない〈2〉使用見合わせ後に異常行動で死亡した服用患者がいない――ことなどを理由に、今月3日に作業部会がまとめた継続方針を支持した。
 出席者からは「タミフル服用者だけでなく、他の治療薬の服用患者や薬を飲んでいない患者にも異常行動は出ている」として解禁を求める意見が出たが、調査会は「積極的に措置を見直す理由にはならない」と退けた。ただし、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染者や濃厚接触者については、厚労省が特例として10代の服用を認めている。