プリオン調査会座長が辞任した。
プリオン専門調査会の座長を務める吉川泰弘は、辞任する意向を示した。
政府は吉川氏を食品安全委員会委員に起用する人事案を国会に提示したが、
参院で野党の反対多数で不同意となっていた。
調査会は、国内外のBSE対策を審議し、国産や輸入牛肉の安全性を科学的に
評価している。「生後20カ月以下の牛について、一定の条件を守れば、
米国産牛と国産牛で安全性に差は非常に小さい」と答申した。
OIE総会は、輸出入できる牛肉の条件から「30カ月未満の骨なし牛肉」と
いう月齢条件を撤廃、「全月齢の骨なし牛肉」とする決議を採択。
多くの日本人は、過去の経験から、輸入食品に対して、OIE委員の
「厳格な衛生条件で処理された牛肉に危険はない」の言う意味に
表向きは理解できるが、内心は「厳守できるわけが無い」と思っている。
多くの日本企業のような高品質の海外品を複数、身近に感じるまでは、
気が変わらないだろう。
---食品安全委:吉川座長が辞意 国会の人事案件不同意で---
毎日新聞 2009年6月16日 22時09分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617k0000m010127000c.html
内閣府食品安全委員会でプリオン専門調査会の座長を務める吉川泰弘・東京大教授は16日、毎日新聞の取材に、辞任する意向を示した。政府は吉川氏を食品安全委員会委員に起用する人事案を国会に提示したが、5日、参院で野党の反対多数で不同意となっていた。調査会の座長自体は国会同意が不要で、調査会委員の互選で選ばれるが、立法府の対応に不満を示した格好だ。
調査会は、国内外のBSE(牛海綿状脳症)対策を審議し、国産や輸入牛肉の安全性を科学的に評価している。05年、「生後20カ月以下の牛について、一定の条件を守れば、米国産牛と国産牛で安全性に差は非常に小さい」と答申した。野党側はこの答申が政府の輸入再開につながったとして、不同意とした。
---食品安全委人事、参院が吉川東大教授に不同意で白紙に---
2009年6月5日12時55分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090605-OYT1T00489.htm
参院は5日午前の本会議で、政府が提示した6機関15人の国会同意人事案を採決し、内閣府の食品安全委員会委員に吉川泰弘・東大教授を起用する案を民主党など野党4党の反対で否決し、不同意とした。
預金保険機構理事など、ほかの14人の人事案は同意された。衆院は15人全員に同意しているが、人事案には衆参両院の同意が必要で、吉川氏の人事は白紙に戻った。
野党4党は、吉川氏が2005年、BSE(牛海綿状脳症)問題に関し、食品安全委のプリオン専門調査会座長として米国・カナダ産牛肉の輸入再開を条件付きで容認する答申案をまとめたことを「リスク評価の姿勢に問題がある」と批判していた。
吉川氏は委員に就任すれば、6月30日に任期満了となる見上彪委員長の後任に互選される予定だった。見上氏は新たな人事案が国会同意を得るまで、委員にとどまる見通しだ。



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