2009年6月25日木曜日

核通過優先で領海制限

領海制限は核通過の密約らしい。
日本には一般的な12カイリの領海幅ではなく、3カイリの領海幅が適用
されている場所が5カ所ある。これは、核兵器を搭載した米国の空母を
通過させるための両国間の密約によるものだと報じた。
3カイリが適用された海峡は、津軽海峡のほかに北海道とサハリンの間の
宗谷海峡、九州南方の大隈海峡、そして対馬海峡の東水道・同西水道。

戦後の日米間の密約が多々報道される。
期限が過ぎたから漏らしているのか、与党への批判なのか意図は不明。
カラオケ「かぐや姫」の件で、外務省はカウンターインテリジェンスを
さらに強化すると言っていた記憶があるが、そう言う目から見ると
密約漏洩は外務省からの意図的な漏洩とも見れる。
中曽根弘文になってから、報道が増えていると思う。
中曽根弘文が意図的に流しているとも思えないが、もしかしたら、
一部の(元)北米関係の役人とうまく言っていないのかもしれない。


---日本の「内海上の公海」、その陰には核の密約か---
共同通信が報道
東京=辛貞録(シン・ジョンロク)記者 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/news/20090623000027

 本州と北海道の間に横たわる津軽海峡など、日本には一般的な12カイリの領海幅ではなく、3カイリの領海幅が適用されている場所が5カ所ある。これは、核兵器を搭載した米国の空母を通過させるための両国間の密約によるものだ、と共同通信が21日付で報じた。
 領海12カイリ基準を適用した場合、核兵器を搭載した米軍の空母が日本の領海を通航することになり、日本政府の「非核3原則」と正面からぶつかるからだという。非核3原則は「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という原則。領海幅12カイリを適用した場合、「持ち込ませず」の原則に背かざるを得なくなる。
 共同通信が複数の外務次官経験者の証言を基に報じたところによると、1960年の日米安全保障条約改定の際、両国政府間に密約が存在し、日本政府はこれにより領海幅を縮小、核搭載空母が通過する主な海峡を意図的に公海にしておいたという。
 こうして領海幅3カイリが適用された海峡は、津軽海峡のほかに北海道とサハリンの間の宗谷海峡、九州南方の大隈海峡、そして対馬海峡の東水道・同西水道だ。この5カ所は日本が1977年に領海法を制定した際にも、領海幅3カイリがそのまま適用される海域として残った。これに対し日本政府は、これまで「主要な海峡について、自由通航を促進するため」と説明してきた。冷戦崩壊後、米軍は核兵器を搭載した空母が日本に寄港する場合は戦術核兵器を降ろしてから寄港しているが、原子力潜水艦は戦略核を搭載したままこの「内海上の公海」を通過しているものとみられる、と共同通信は報じている。


---核通過配慮を否定---
2009年6月22日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009062202000198.html

 中曽根弘文外相は二十二日午前、閣議後の記者会見で、政府が宗谷、津軽など五つの重要海峡内に公海部分を意図的に残したのは、米軍の核搭載艦船による核持ち込みを政治問題化させないためだったとする報道について「軍事的な観点からではない」と否定した。
 中曽根氏は「海洋国家、先進工業国として国際交通の要衝である海峡での商船、大型タンカーの自由航行が、総合的な国益から不可欠だと判断し、海峡での領海を三カイリとした」と、通商上の判断だと説明した。


---核通過優先で5海峡の領海制限 元外務次官証言---
2009年6月21日 16時27分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009062101000321.html

 政府が宗谷、津軽など五つの重要海峡の領海幅を3カイリ(約5・6キロ)にとどめ、法的に可能な12カイリ(約22キロ)を採用してこなかったのは、米軍の核搭載艦船による核持ち込みを政治問題化させないための措置だったことが21日、分かった。政府判断の根底には、1960年の日米安全保障条約改定時に交わされた核持ち込みの密約があった。複数の元外務事務次官が共同通信に証言した。
 これらの海峡は、ソ連(現ロシア)や中国、北朝鮮をにらんだ日本海での核抑止の作戦航行を行う米戦略原子力潜水艦などが必ず通らなければならないが、12カイリでは公海部分が消滅する海峡ができるため、核が日本領海を通過することになる。
 このため、核持ち込み禁止などをうたった非核三原則への抵触を非難されることを恐れた政府は、公海部分を意図的に残し核通過を優先、今日まで領海を制限してきた。表向きは「重要海峡での自由通航促進のため」と説明してきており、説明責任を問われそうだ。
 外務次官経験者によると、領海幅を12カイリとする77年施行の領海法の立法作業に当たり、外務省は宗谷、津軽、大隅、対馬海峡東水道、同西水道の計5海峡の扱いを協議。60年の日米安保改定時に密約を交わし、米核艦船の日本領海通過を黙認してきた経緯から、領海幅を12カイリに変更しても、米政府は軍艦船による核持ち込みを断行すると予測した。
 そこで領海幅を3カイリのままとし、海峡内に公海部分を残すことを考案。核艦船が5海峡を通過する際は公海部分を通ることとし、「領海外のため日本と関係ない」と国会答弁できるようにした。(共同)