年金運用の赤字が過去最大になった。
厚生年金と国民年金の積立金の市場運用で、08年度の損失が9兆6670億円
だったと、GPIFが、公表した。損失が出たのは07年度から2年連続で、
損失額は過去最大。収益率(運用利回り)も過去最低で、-10.03%だった。
年金給付は、原則としてその時点の現役世代の保険料でカバーしている
ため、単年度の積立金運用の損失がすぐに給付に影響するわけではない。
2040年ごろには、モデル世帯について政府が約束した「現役世代の手取り
収入の50%」を割り込むことになる。
以前、米国に見習って年金運用しようと言う気運が高まり、損失はしかた
ないと言う話だったが、運用資金117兆円の内、約10兆円もの損失は、
しかたないで済む話ではないと思う。
衆議院選挙間際で、マスメディアを含め議員は見て見ぬ振りをしている。
それに、スポンサーによる言論封鎖が拍車をかけているようだ。
景気が良くなれば取り戻せると言うことか。
---年金積立金9.6兆円の運用損 08年度、過去最大---
2009年7月2日1時22分
http://www.asahi.com/national/update/0701/TKY200907010284.html
厚生年金と国民年金の積立金の市場運用で、08年度の損失が9兆6670億円だったと、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が1日、公表した。損失が出たのは07年度から2年連続で、損失額は過去最大。収益率(運用利回り)も過去最低で、マイナス10.03%だった。
厚労省は2月に公表した年金財政の長期見通しで、平均運用利回りを4.1%に設定しているが、妥当性が問われそうだ。
米国の大手証券会社の破綻(はたん)に端を発する金融危機で昨年秋以降、国内外の株式が急激に下落した影響を受けた。08年度の東京株式市場の日経平均株価は、1年間で35.26%値下がりしている。
GPIFが08年度に運用した資産117兆6286億円のうち、市場運用分は92兆5397億円。運用方法は国内債券と外国債券を合わせて約8割、国内株式と外国株式で約2割。
運用利回りは、国内債券がプラス1.35%だった以外は、マイナス43.21%だった外国株式をはじめ、国内株式、外国債券もマイナスだった。
年金給付は、原則としてその時点の現役世代の保険料でカバーしているため、単年度の積立金運用の損失がすぐに給付に影響するわけではない。厚生労働省は「年金の運用は長期的な視点が必要。短期的に評価すべきではない」とする。
その長期の見通しで、厚労省は平均運用利回りを4.1%と設定した。
設定値より0.5ポイント低い運用利回りが長く続いた場合、年金の最終的な給付水準は約2ポイント低下する。2月の推計にあてはめると、2040年ごろには、モデル世帯(平均的な収入のサラリーマンの夫が40年間厚生年金加入。妻は専業主婦)について政府が約束した「現役世代の手取り収入の50%」を割り込むことになる。
どのような運用方法を採るかは5年に1度見直され、次の見直しは来年4月。株式や債券の構成比率の見直しについて、GPIFは「現時点では何とも言えない」という。
---年金運用、最悪の9・6兆円赤字 08年度、世界株安で累損に---
2009年7月1日 17時43分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009070101000792.html
年金積立金管理運用独立行政法人は1日、厚生年金と国民年金の積立金の市場運用が2008年度は9兆6670億円の赤字だったと発表した。2年連続のマイナスで、赤字額は本格的に市場運用を始めた01年度以降、最悪。
昨年9月の米証券大手「リーマン・ブラザーズ」破綻が引き起こした世界的な金融危機による株価の大幅下落と、円高による為替差損が響いた。
国債(財投債)引き受けによる収益などを含めた運用全体でも、07年度末で7兆4108億円あった累積黒字が吹き飛び、08年度末には1兆9908億円の累積損失に転落した。累積損失は03年度末以来、5年ぶり。
運用資産117兆6286億円のうち、内外の株式や債券で市場運用したのは92兆5397億円で、利回りはマイナス10・03%(前年度同6・41%)だった。(共同)



|