2010年3月21日日曜日

中国核弾頭 頻繁移動で、事故の危険性

中国の核弾頭は、頻繁な移動で事故の危険性があるらしい。
 中国の核兵器配備戦略の実態が米国政府に近い民間研究機関の調査報告
により明らかにされた。中国は平時には約450発の核弾頭の大多数を中央部
の秦嶺山脈の広大な地下基地に保管し、共産党中央軍事委員会の直轄下に
おいているが、なお国内6カ所の核ミサイル基地との間で鉄道と高速道路を
使い、頻繁に核弾頭を移動させているため、事故の危険度も高いという。

中国の核弾頭の貯蔵と操作システム
・中国は合計約450発(うち250発が大陸間弾道弾などの戦略核)の核弾頭
 (推定)の大部分を、平時は陜西省太白県「二十二基地」に保管。
・二十二基地は、党中央軍事委員会の指揮下、核弾頭の安全管理から移動、
 実射までの権限を有する。
・核ミサイルの発射基地は6基地。瀋陽、洛陽、黄山、西寧、懐化、昆明。
 情勢に合わせて「二十二基地」からの核弾頭を常時、出入りさせている。
・中国軍が頻繁な核弾頭の移動に一般にも使用される鉄道と高速道路を使う。
・危険実例
 (1)2008年5月の四川大地震の際、「二十二基地」弾頭移動駅の近くの
   鉄道トンネルで列車が脱線し、危険物質が露出された可能性が高い
 (2)同年2月に秦嶺山脈内の道路凍結で、大型車両がスリップして多重
   衝突し、弾頭関連の輸送に危険が生じた可能性が高い

四川大地震の際、放射能汚染が報道されて、研究施設の放射能が漏れたと
の記憶があるが、さらに、核弾頭の危険物質が露出した可能性とのこと。
シルクロード、劉備墓、パンダ繁殖センタ(?)等を取材する記者は、放射
能量計測装置を持参するのだろうか。

オバマは、核兵器削減と言いながら、核兵器の新規開発予算を計上して
いるし、恵まれた家庭に育った人だからとうそをついたことに納得して
しまう。

China's Nuclear Warhead Storage and Handling System

核ミサイル製造台数試算
中国から放射能汚染拡大
四川大地震 被災地の核研究施設の影響
四川 放射性物質が15個行方不明


---中国核弾頭、国内で頻繁に移動 事故の危険も---
2010.3.17 23:59
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100318/amr1003180000000-n1.htm

 【ワシントン=古森義久】中国の核兵器配備戦略の実態が米国政府に近い民間研究機関の調査報告により17日までに明らかにされた。中国は平時には約450発の核弾頭の大多数を中央部の秦嶺山脈の広大な地下基地に保管し、共産党中央軍事委員会の直轄下においているが、なお国内6カ所の核ミサイル基地との間で鉄道と高速道路を使い、頻繁に核弾頭を移動させているため、事故の危険度も高いという。
 「中国の核弾頭の貯蔵と操作システム」と題する同報告は、ワシントン地区に本部をおく「プロジェクト2049研究所」(所長・ランディ・シュライバー元国防次官補代理)により作成された。同研究所では、核兵器の安全管理には透明性と責任体制が最重要との観点から、秘密の多い中国の核戦略、とくに核弾頭の扱いに光をあてたという。
 同報告によると、中国は合計約450発(うち250発が大陸間弾道弾などの戦略核)と推定される核弾頭の大部分を、平時は秦嶺山脈の太白山を中心とする地下トンネル網に保管している。この管理基地は「二十二基地」と呼ばれ、陜西省太白県に所在する。同基地は党中央軍事委員会(胡錦濤主席)の指揮下にあり、核弾頭の安全管理から移動、実射までの権限を有する。人民解放軍では核ミサイルは戦略ミサイル部隊(第二砲兵)の管轄下にあるが、同部隊も「二十二基地」の指令に従うという。
 同報告は中国のこの集中的な核弾頭管理は日ごろの貯蔵や隔離という点での安全性や責任の度合いが高いと評価している。
 一方、同報告によると、中国は核ミサイルの発射基地として瀋陽、洛陽、黄山、西寧、懐化、昆明の6基地を機能させ、平時からそれぞれにごく少数の核弾頭をおいているが、情勢に合わせて「二十二基地」からの核弾頭を常時、出入りさせている。この頻繁な移動は中国が核の先制不使用を宣言し、先に核攻撃を受けてもなお十分な報復のできる核戦力を保つ戦略を取っているため、防御の弱いミサイル発射基地におく核弾頭を最小限としていることに原因するという。
 同報告は中国軍がこの頻繁な核弾頭の移動に一般にも使用される鉄道と高速道路を使うと指摘する一方、「二十二基地」自体が一部の弾頭を攻撃回避の確実な保存のため、夜間、特別な列車に乗せ、長時間、移動させ続けることも多いとして、「一般の鉄道や道路への高い依存のために交通網の破(は)綻(たん)からの危険への懸念がある」と強調している。
 同報告はその破綻の実例として(1)2008年5月の四川大地震の際、「二十二基地」弾頭移動駅の近くの鉄道トンネルで列車が脱線し、危険物質が露出された可能性が高い(2)同年2月に秦嶺山脈内の道路凍結で、大型車両がスリップして多重衝突し、弾頭関連の輸送に危険が生じた可能性が高い-と述べ、中国の核弾頭管理の危険を指摘した。
 「プロジェクト2049研究所」はアジアの安全保障を2049年までに確実にするという目標の下に08年に創設された。役員や研究員は国防総省や国務省で長年、中国軍や核戦略を専門にした人たちが多く、今回の調査報告は国防総省で中国の核戦略研究を担当したマーク・ストークス氏を中心に作成された。


---米、核戦力の維持・強化を重視へ 国防副次官が証言---
2010年3月17日16時59分
http://www.asahi.com/international/update/0317/TKY201003170307.html

 【ワシントン=望月洋嗣】米国防総省のミラー筆頭国防副次官(政策担当)は16日、近く発表されるオバマ政権初の「核戦略見直し(NPR)」について「核抑止力の強化と同盟国や友好国に安心感を与えることが主な目的だ」と述べた。オバマ大統領が目指す核軍縮に触れつつ、老朽化した核弾頭の延命や、核爆撃機の改良など核戦力の維持・強化を重視した内容になることを示唆した。
 米下院軍事委の戦略小委員会で証言したミラー氏は、NPRは米国の核戦力の「3本柱」と呼ばれる大陸間弾道ミサイル(ICBM)、戦略原子力潜水艦、戦略爆撃機の維持が明記されると表明。2011会計年度(10年10月~11年9月)予算案に、ICBM搭載の核弾頭を30年まで延命▽27年に退役が始まるオハイオ級原潜の後継艦の開発▽B2爆撃機の改良に今後5年間で10億ドル(約900億円)を投資することなどを盛り込んだと明らかにした。
 核兵器を管理する国家核安全保障局(NNSA)の予算も11会計年度は13%増加。広島に投下された原爆を製造したロスアラモス研究所の設備更新や、テネシー州オークリッジで新たなウラン濃縮施設建設に取り組む意向を示した。
 ミラー氏は、こうした投資が「核不拡散や核軍縮に不可欠だ」としたが、「核なき世界」に向けたより具体的な措置については「NPRで示される」とし、具体的な内容には触れなかった。
 NPRは今後5~10年の米核戦略の基本となる米政府の報告書。

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