2010年4月1日木曜日

リオ・ティント 懲役7-14年

リオ・ティント社員の不正入手事件で懲役7-14年の判決が出た。
 リオ・ティント社員が中国との鉄鉱石価格交渉にからみ中国当局に逮捕
された事件で、上海市第一中級人民法院は、リオ社の社員4人に対し、懲役
7年から14年の判決を言い渡した。罪名は、不正な手段で中国企業の秘密を
入手したとする商業秘密侵害罪と、中国企業に有利な条件で鉄鉱石を売る
などの便宜を図ってわいろを受け取ったとする収賄罪。

判決は、企業秘密不正入手と収賄を認めた。
贈賄だと思っていたが、収賄とのこと。
中国企業関係者らが便宜を図るために、リオに総額9230万元を送り、中国
側に鉄鉱石を高値で購入させたらしい。
市場経済であれば、供給不足による高騰なのだろうが、不正操作して、
価格を変えたと言うことのようだ。贈賄側の情報はない。

中国が、「国家機密を盗んだ疑い」から「産業スパイ」などに格下げし、
豪に政治的配慮をしたようだ。

リオ・ティント 有罪認める


---中国の産業スパイ事件、リオ社員4人に懲役7~14年---
2010年3月30日3時50分
http://www.asahi.com/international/update/0330/TKY201003300013.html

 【上海=奥寺淳】英豪資源大手リオ・ティント社員が中国との鉄鉱石価格交渉にからみ中国当局に逮捕された事件で、上海市第一中級人民法院は29日、リオ社の社員4人に対し、懲役7年から14年の判決を言い渡した。罪名は、不正な手段で中国企業の秘密を入手したとする商業秘密侵害罪と、中国企業に有利な条件で鉄鉱石を売るなどの便宜を図ってわいろを受け取ったとする収賄罪。新華社通信のウェブサイトなどが伝えた。
 判決は、リオ上海支社のスターン・フー首席代表(豪州国籍)と中国側の社員3人が2003年から09年にかけ、鉄鉱石の価格交渉を有利に進めるため、不正な手段で中国側企業の秘密を入手した、と認定。その結果、中国側の20社以上が少なくとも09年下半期だけでも1170万元(約1億6千万円)の損失を被った、としている。
 また、4人は一部の中国企業に有利な条件で鉄鉱石を売るなどの便宜を図るため、計約9230万元(約12億円)のわいろを受け取ったとも認定。フー氏は懲役10年、最も多額のわいろを受け取った社員が懲役14年だった。
 AP通信によると、フー氏の弁護士は「上訴するかどうかはまだ決めていない。フー氏と直接会い、なるべく早く結論を出す」と話した。


---リオ豪籍幹部に懲役10年、中国の産業スパイ事件で判決---
2010.3.29 23:53
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100329/chn1003292356005-n1.htm

 【上海=河崎真澄】中国国営新華社通信は29日、上海市第一中級人民法院が同日、中国で産業スパイと商業賄賂(わいろ)罪に問われた英豪系資源大手リオ・ティントの豪国籍幹部スターン・フー被告に対し、懲役10年と財産没収および罰金100万元(約1300万円)を命じる判決を言い渡したと伝えた。同時に起訴されていたリオの中国人社員3人にも懲役7~14年、財産没収と罰金が言い渡された。
 同日の判決によると、フー被告は2003~09年に中国企業への鉄鉱石仕入れ交渉で便宜を図り、中国側から646万元の賄賂を受け取った。社員3人も同時期に378万~7514万元の賄賂を受け取っていたという。判決はさらに、4人が商業機密を盗んだ産業スパイ活動が、中国側に鉄鉱石を高値で購入させて被害を与えたと断定した。
 リオと中国の複数の鉄鋼会社との鉄鉱石仕入れ交渉が事件の発端。当初は中国当局の政治的思惑がからむ立件との指摘もあった。ただ、中国側は「国家機密を盗んだ疑い」との4人の身柄拘束時の容疑を昨年8月の逮捕時に産業スパイなどに“格下げ”するなど、政治問題化を避けてきた。
 4人は22日に同法廷で始まった審理で収賄容疑の一部を認めたが、受け取った金額については異議を唱えていた。執行猶予なし判決が言い渡されたことで、対中ビジネスで政治的リスク拡大を懸念する外資系企業に動揺が広がっている。
 この裁判は中国の一部メディアを除いて報道陣の傍聴は認められなかった。今回の裁判は一審。今後1回のみ上告が認められる。


---上海リオ社幹部らに実刑 産業スパイ事件、豪は批判---
2010年3月29日 22時00分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010032901001103.html

 【上海、シドニー共同】新華社電によると、中国上海市の第1中級人民法院(地裁)は29日、中国の鉄鋼メーカーの機密を入手し鉄鉱石の価格を不当に引き上げたなどとして、産業スパイに当たる「商業秘密侵害罪」などに問われた英オーストラリアの資源大手リオ・ティントの上海駐在幹部ら4被告に、懲役14~7年の判決を言い渡した。
 公判の一部は非公開だったため、オーストラリアのスミス外相は「中国は国際ビジネス社会に対し、商業機密に関する透明性を示す機会を逃した」と批判した。
 4人は鉄鉱石部門の責任者で中国系オーストラリア人のスターン・フー被告と中国籍の社員3人。フー被告には懲役10年、罰金100万元(約1400万円)が言い渡された。
 判決によると、4人は2003~09年、不正な手段で中国メーカーの機密を取得。鉄鉱石価格をつり上げ、09年後半だけで約20の中国企業が少なくとも計1170万元の損失を受けたという。


---リオ・ティントの豪国籍幹部に10年の刑 上海の裁判所---
2010.03.29 Web posted at: 18:35 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/business/CNN201003290015.html

上海(CNN) 中国の鉄鋼メーカーの業務機密を不正入手したなどとして英オーストラリア系資源大手リオ・ティントの上海駐在幹部ら4人が起訴された裁判で、上海の人民法院は29日、同幹部に10年、中国籍社員3人に7―16年の刑を言い渡した。

オーストラリア国籍の幹部、スターン・フー被告は収賄罪で7年、企業機密の不正入手で5年の刑を受けたが、わいろを受け取ったことを認めたため減刑され、計10年の判決と罰金50万元(約680万円)を言い渡された。

フー被告は中国企業から630万元のわいろを受け取った罪などに問われていた。担当弁護士によると、同被告は先週の公判で一部有罪を認め、リオ・ティントが買収されて職を失うことを恐れて罪を犯したと話した。

中国籍の3被告のうち1人には、約6000万元に上るとされる収賄罪で13年、企業機密の不正入手で3年の刑、残る2人にはそれぞれ8年と7年の刑が言い渡された。

裁判は、中国内で外国企業が直面する政治絡みのリスクを示す事例として注目されていた。

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