2010年4月11日日曜日

赤シャツデモ 死亡者多数

バンコクデモで死亡者が出た。
 在タイ日本大使館は深夜、バンコクでタクシン元首相派の支持団体
「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊と軍の治安部隊との衝突に
より、死亡した日本人について、東京都在住のロイター通信日本支局
のカメラマン村本博之さんと確認した。村本さんの家族は、バンコク
入りする予定という。

行政当局によると、治安部隊とデモ隊の双方で計15人に、負傷者は計678人
になった。軍当局は、負傷者のうち236人が兵士で、その中で重傷者は92人。

兵士たちが群衆に向けてゴム弾を発射し始め、群衆が投石で応戦し、銃を
持った群衆が軍側に発砲したという情報もある。
どちらかが嘘をついているようだ。
報道される内容は政府よりのものが多い。

銃を持っていたのは、デモ隊。
デモ参加者は、ロイター記者は左から撃たれた。

銃撃で死亡した人の銃弾を検査すれば、判明するのだろうが、検査を
するかどうかも不明。

黄シャツが空港を占拠して、交通を止めたことがあったが、赤シャツは
強制排除されたようだ。

死亡された方のご冥福を祈ります。


タイ衝突 日本人カメラマンら15人死亡


Fifteen die as Thai troops try to clear protest camps


Violence Erupts In Thai Capital Between Red Shirts And Government


---日本人記者遺族、タイへ 衝突死者は15人に---
2010年4月11日 09時21分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010041101000010.html

 【バンコク共同】在タイ日本大使館は10日深夜、バンコクでタクシン元首相派の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊と軍の治安部隊との衝突により10日夜死亡した日本人について、東京都在住のロイター通信日本支局のカメラマン村本博之さん(43)と確認した。村本さんの家族は11日夜、バンコク入りする予定という。
 行政当局によると、11日未明の段階で、衝突による死者は村本さんを含め治安部隊とデモ隊の双方で計15人に、負傷者は計678人になった。軍当局は、負傷者のうち236人が兵士で、その中で重傷者は92人と明らかにした。
 事件を受け、小町恭士駐タイ大使は深い遺憾の意を示し、タイ外務省に、真相解明と今後の日本人の保護に対する努力を申し入れた。日本大使館は事件を受け対策室を設置した。
 行政当局などによると、村本さんは10日夜、首相府近くで衝突した治安部隊とUDDデモ隊の取材中、左胸を撃たれ死亡した。
 UDD側は、実弾を発射し、爆発物を投げ込むなどして軍兵士らを撤退に追い込んだ。議会の即時解散をアピシット首相に迫り、11日も多数の参加者が繁華街の大通りなどを占拠しデモを続けており、今後混乱がさらに広がる恐れもある。


---タイ首相が「哀悼の意」…死者は15人に---
2010年4月11日04時04分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100411-OYT1T00147.htm

 【バンコク=深沢淳一】タイの首都バンコクで10日、治安部隊がタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)の強制排除に失敗し、多数の犠牲者が出たことに対し、アピシット首相は同夜、テレビを通じて、「亡くなった方とご遺族に哀悼の意を申し上げる」と述べた。
 その上で、強制排除に踏み切った理由として、UDDの抗議活動で影響を受けている市民などから、政府への批判が強まっている上、UDDの活動がここ2~3日で過激化したことを挙げ、「法の厳格な執行以外に選択肢はなかった」と述べた。
 また、犠牲者の多くはUDD側が使った爆弾だと指摘し、混乱を引き起こした責任はUDD側にあると強調。「政府の義務は平和を取り戻すことだ」として、UDDが要求する議会の早期解散や、自身の辞任は否定した。
 一方、バンコクの医療当局によると、犠牲者は11日未明時点で15人に達し、さらに増える可能性があるという。ロイター通信日本支局の村本博之さん(43)のほか、市民、軍、UDDメンバーのすべてに犠牲者が出た。
 また、AP通信によると、650人以上が負傷しているという。


---バンコク衝突の最前線取材、村本さん胸に銃弾---
2010年4月11日01時58分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100411-OYT1T00078.htm

 【バンコク=田原徳容】タイの首都バンコクで10日夜、タクシン元首相派の反政府勢力「反独裁民主戦線(UDD)」と軍との衝突で死亡したロイター通信日本支局の村本博之さんは、衝突の瞬間を取材しようと、双方がにらみ合う最前線に立っていて銃弾に倒れた。
 病院では、同僚らが「取材者まで巻き込むデモは許せない」と泣き叫んだ。
 村本さんは、UDDが拠点とするバンコク西部ファンファ橋に近いコクウオ交差点付近で、軍とUDDの衝突に巻き込まれ、左胸を撃たれた。
 軍は、ゴム弾と主張している。撃たれた時はまだ息があったが、救急車で搬送中に出血多量で亡くなった。村本さんは、髪が肩まであり、記者証を所持していた。
 村本さんが運ばれた病院には、ロイター通信バンコク支局の同僚らが駆けつけ、「なんでこんなことに」「どうしたらいいのか」と途方に暮れていた。
 病院1階奥の集中治療室に安置された遺体には、関係者も近づくことが許されず、同僚らは肩を寄せ合って涙を流した。
 同僚の女性(24)は「今は何も言えない」と震えていた。
 一緒に取材していた日本人フリージャーナリストは、撃たれる直前の村本さんと現場で会い、デモ隊と治安部隊の衝突について情報交換をした。村本さんは「このような現場に行かないと記者はだめだね。一段落したら飯でも食おう」と話していたという。


---暗闇の中、響く乾いた銃声 緊迫のタイ・バンコク---
2010年4月11日1時33分
http://www.asahi.com/international/update/0411/TKY201004100374.html

 【バンコク=塚本和人】暗闇が白い催涙弾の煙に覆われ、その直後、乾いた銃声が連続して響き始めた。首相府などが集まるバンコクの官庁街近くの広場。タイ正月前の週末の夜、武装した治安部隊の兵士らと赤シャツ姿の群衆が激しく衝突し、死傷者の相次ぐ流血の惨事へと発展した。
 10日午後8時すぎ。日没後の官庁街に近い広場は、タクシン元首相派「反独裁民主同盟」の支持者らであふれ、路上に立ちふさがった銃を持った兵士らと向き合っていた。両陣営はもみ合いを続け、軍側から催涙弾が投下されたことをきっかけに、白い煙と強い刺激臭に包まれた。甲高い発砲音が立て続けに聞こえ始めた。兵士たちが群衆に向けてゴム弾を発射し始めた。
 群衆が投石で応戦し、銃を持った群衆が軍側に発砲したという情報もある。
 現場から約200メートル離れた仮設診療所のテントには血まみれのけが人が相次いで運ばれていた。簡易ベッドにはゴム弾の直撃を受け、傷口から大量の血が路上にしたたり落ちているけが人も。
 同診療所の医療関係者によると、この日だけで数百人のけが人が運ばれ、応急手当てを施したという。女性看護師は「実弾か、ゴム弾かは分からない。ここに運ばれたときにはすでに意識不明の人も多い」と話した。
 衝突現場周辺では1時間以上も、暗闇の中で不気味な銃声が聞こえ続けていた。「軍が市民に銃を向けた」。広場では数百人の群衆が発砲した軍に抗議の声をあげていた。
 この日は午後から、広場付近の路上で散発的に衝突が続いていた。兵士は銃を携行していたが、上空への威嚇発砲に限られていた。群衆は投石などで抵抗し、部隊が数百メートル後退すると群衆たちがそれを追いかけ、部隊が再び道路に立ちふさがることを繰り返していた。部隊側も強硬姿勢を見せていなかった。
 夜の流血の事態を受け、支持者らが相次いで流血現場に駆けつけ、10日深夜までには広場周辺は1万人規模の人数にふくれあがっていた。


---流血の事態に 対立深刻化、完全解決遠のく タイ---
2010.4.11 01:27
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100411/asi1004110131002-n1.htm

 【シンガポール=宮野弘之】タイ政府は10日、タクシン元首相の支持団体、反独裁民主統一戦線(UDD)のデモ隊の強制排除に乗り出し、約1カ月にわたって続いた反政府デモは流血の事態に発展した。日本人ジャーナリストを含む犠牲者がデモ隊、治安部隊双方に出る中、収拾のめどは立っておらず、強攻策を選択したアピシット首相は厳しい立場に追い込まれた。
 日本人ジャーナリストの死亡は、ミャンマー・ヤンゴンで反政府デモを取材中に銃撃され、死亡したカメラマンの長井健司さん=当時(50)=以来。
 タイでは昨年4月にも、治安部隊とタクシン派の衝突で死傷者が出ており、2年続けて流血の事態となった。
 バンコクからの報道によると、村本さんは左胸を撃たれて死亡したという。
 アピシット首相は当初、強制排除に慎重だった。しかし、3月14日から約1カ月続くデモにより経済活動にも影響が出始めた。
 デモ参加者は、タクシン氏が在任中に多額の支援を行い、今もタクシン派の影響力が強い同国北部や北東部の農民が中心だ。アピシット首相率いる連立与党は、任期切れを1年9カ月後に控え、強制排除で死傷者が出れば、これら地方での巻き返しを図るどころか、反感をさらに増しかねないとの判断もあった。
 それでも今回、強制排除に踏み切ったのは、デモ隊による国会乱入や衛星放送施設占拠という違法行為がきっかけだ。
 タイの英字紙ネーションは、首相が9日夜、治安部隊がいたにもかかわらずデモ隊に占拠されたことに衝撃を受け、集まった軍幹部に「政治的にどちらを支持しろとは言わないが、法に従わせるのがあなたたちの義務のはずだ」と激しく叱(しつ)責(せき)したと伝えた。
 また、バンコク・ポストによると、プレム枢密院議長が13日からのタイ正月までにデモを解決するよう求めたという。
 衝突を受けてタクシン派は反発、地方での抗議行動を呼びかけており、混乱は拡大の様相を示している。


---死者9人 負傷500人超える 治安部隊、一時撤収---
2010.4.11 01:06
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100411/asi1004110111001-n1.htm

 【シンガポール=宮野弘之】タイ治安当局は10日、首都バンコクで反政府集会を続けるタクシン元首相の支持団体、「反独裁民主統一戦線(UDD)」に対し、催涙ガスや放水による強制排除を開始した。これに対し、デモ隊は銃や爆発物を投げるなどで応戦した。バンコク地元メディアによると、ロイター通信で働く日本人カメラマン、村本博之さんを含め9人が死亡した。負傷者は500人を超えたもようだ。昨年に続き再び死傷者が出たことでタクシン派は反発を一段と強めており、事態は重大な局面を迎えた。
 治安部隊は10日、デモ隊に前日占拠されたバンコク郊外の衛星放送施設に6個中隊を送り、施設を取り返した。さらに、市内の陸軍基地に乗り込もうとしたデモ隊数百人を放水銃などで追い散らした。その後、治安部隊はバンコク最大の繁華街と首相府近くのデモ隊の拠点に迫り、放水や催涙ガスなどで排除を始めた。
 これにデモ隊は手投げ弾や火焔瓶などを投げたほか、実弾を使って反撃した。爆発で兵士約20人が負傷するなどしたため、治安部隊側はそれまでのゴム弾でなく、実弾で応戦した。
 一連の衝突で、デモ隊の1人が頭への打撲で死亡したほか、兵士4人を含む少なくとも8人が銃撃で死亡した。日本人カメラマンは、取材中に流れ弾で死亡したとみられる。
 治安部隊は10日夜、衝突がそれ以上拡大するのを避けるとして、一時、撤退。デモ隊も拠点に戻ったという。
 強制排除に乗り出したことにUDD側は強く反発し、10日夜、アピシット首相に対し、即時退陣と国外退去を要求するなど、対決姿勢を強めている。また、タイ北部の地方都市でタクシン派が政府関係機関を襲撃したとの情報もある。
 これまで強制排除に慎重な姿勢を示してきたアピシット首相は、9日夜のテレビ演説で、同日、衛星放送施設などが占拠されたことを上げ、「デモ隊の行動には失望した。デモ終結のためのあらゆる手段を取る」と警告していた。
 UDDは3月14日にデモを始め、今月3日には日系デパートなどが立ち並ぶ繁華街を占拠、経済活動にも大きな影響が出ていた。


---デモ隊を強制排除 タイ デモ隊 銃撃で応戦 負傷者200人に---
2010.4.10 23:35
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100410/asi1004102337008-n1.htm

 【シンガポール=宮野弘之】タイ治安当局は10日、首都バンコクで反政府集会を続けるタクシン元首相の支持団体、「反独裁民主統一戦線」(UDD)に対し、催涙ガスや放水による強制排除を開始した。一方、デモ隊は治安部隊に対し実弾による銃撃を始め、兵士少なくとも20人が負傷したもようだ。双方の負傷者は約200人に上っており、3月14日に始まった今回のデモは大きな局面を迎えた。
 デモ隊の1人が死亡したほか、首相府に小型砲弾が撃ち込まれたとの情報もある。地元テレビは兵士1人が死亡したとしている。
 地元メディアによると、治安部隊は10日、デモ隊に前日占拠されたバンコク郊外の衛星放送施設に6個中隊を送り、施設を取り返した。さらに、市内の陸軍基地に乗り込もうとしたデモ隊数百人を放水銃などで追い散らした軍は、バンコク最大の繁華街と首相府近くに集まるデモ隊を包囲。放水や催涙ガス、ゴム弾で排除を開始した。
 拠点に通じるバンコクの高架鉄道はすべて運転を止め、道路も封鎖されている。
 これまで強制排除に慎重な姿勢を示してきたアピシット首相は、9日夜のテレビ演説で、同日、衛星放送施設などが占拠されたことを上げ、「デモ隊の行動には失望した。デモ終結のためのあらゆる手段を取る」と警告していた。
 UDDは3月14日にデモを始め、今月3日には日系デパートなどが立ち並ぶ繁華街を占拠、経済活動にも大きな影響が出ていた。


---タイ反政府デモ長期化の理由は 強制排除、首相にジレンマ---
2010.4.10 21:54
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100410/asi1004102157007-n1.htm

 タイ政府は10日、タクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線」(UDD)のデモ隊の強制排除に乗り出した。ただ、タクシン派の反発は不可避で一層の混乱は避けられない。デモの背景と今後の見通しをまとめた。(シンガポール 宮野弘之)
 Q 3月14日に始まったデモがここまで長引いた理由は?
 A UDDは、アピシット政権について、タクシン氏が失職したクーデターを主導した旧体制側の代弁者であり、選挙の洗礼も受けていないとして正当性を否定。即時解散・総選挙を要求してきた。これに対し、首相は政権発足に法的な問題はないとして要求を拒否した。しかし、UDDの抗議行動が法で認められた範囲にとどまっていたこともあり、強制排除は行わなかった。
 Q 今になって強制排除に踏み切った理由は?
 A デモ参加者の多くは、タクシン氏が在任中に多額の支援を行い、今も同氏の人気が高い北東部などからUDDによって動員された農民が中心だ。強制排除で死傷者が出れば、地方における反政府感情を増幅させ、将来の選挙に禍根を残すことになる。
 それでも強制排除に踏み切ったのは、デモ隊による国会乱入や衛星放送施設占拠という違法行為があったからだ。英字紙ネーションによると、首相は9日夜、治安部隊がいたにもかかわらずデモ隊に占拠されたことに衝撃を受け、集まった軍幹部に「政治的にどちらを支持しろとは言わないが、法を守り従わせるのがあなたたちの義務のはずだ」と激しく叱責(しっせき)したという。
 Q これで政治的混乱が解決するのか?
 A タイ政治の専門家は、与野党による話し合いしか抜本的な解決策はないと、そろって指摘する。しかし、今回の強制排除でタクシン派がさらに姿勢を硬化するのは避けられない。シンガポールの南洋工科大学ラジャラトナム国際問題研究所(RSIS)のラッパ上級研究員は「有力な仲介役でも現れない限り、交渉のテーブルに着くことさえ難しい」と悲観的だ。
 Q 政府が解散・総選挙に打って出る可能性は?
 A 連立与党は先に、9カ月以内の解散・総選挙実施を確認している。しかし、あくまで憲法改正と国民投票が前提だ。シンガポール東南アジア研究所のパビン研究員は「首相はこの9カ月間に、選挙に勝てる仕組みを作り、地元有力者の支持も取り付けないとならない。だがこれは極めて難しい使命だ」と指摘。今後、政府はタクシン派に有利とされる選挙区割りの見直しや新たな地方振興策を行うなど、総選挙に向けた準備を加速するとの見通しを示している。

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