2010年5月24日月曜日

がんワクチン認定

がんワクチンが認定された。
 “第4のがん治療法”として期待されている「がんペプチドワクチン療法」
について、厚生労働省の先進医療専門家会議が、健康保険法に基づく「高度
医療」に認定した。
「高度医療」は、保険適用されるほどの有効性が確認されたわけではないが、
一定の効果が期待できる先進的な医療技術(自由診療)に、保険診療との併用
を認める制度。

がんペプチドワクチン療法
がん細胞を攻撃する免疫細胞が、がん細胞の表面にあるペプチド(タンパクの
断片)を攻撃する性質を利用。ペプチドそのものには害がないため、ペプチド
をワクチンとして体内に大量に注射することで、免疫細胞を増殖・活性化させ、
がん細胞への攻撃を促進させる。
認定された対象は、ホルモン療法が使えない再発した前立腺がん患者。

がんペプチドワクチン療法でもアジュバントが使用されており、がんペプチド
ワクチン臨床試験HPにも、副作用として、自己免疫疾患誘発、アレルギー反応
やショックの可能性を記載している。

がんペプチドワクチン療法は、副作用の危険があり、自由診療。
富裕層に、選択肢が広がったと言うことらしい。
治療方法として採用するかは自己責任。

現在のがん予防ワクチン
・B型肝炎(HBV)ワクチン
・子宮頸がん(HPV)ワクチン

大田原市で小学校六年生の女子児童329人を対象にした子宮頸がん予防ワクチン
の集団接種。報道は少ないが、接種直後の副作用は、幸運にも全員になかった
ようだ。

新型インフルワクチン、HPVワクチン等で良く聞く製薬会社がある。
他社から同様の薬剤がでているのに、必ず採用されるのはおかしくないか。
新型インフルワクチンの有効率が、4か月で半分との報告もあり、さらに、
疑惑は深まる。

新型インフルキャンペーン
HPVワクチン発売
インフル・ワクチンの副作用


---新型ワクチン有効率、4か月で半分に低下---
2010年5月19日21時55分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100519-OYT1T01064.htm

 新型インフルエンザのワクチンを接種しても4か月が経過すると、十分に予防効果を期待できる免疫を維持している人は約半数に減ることが、大阪市立大の広田良夫教授(公衆衛生学)らの研究でわかった。
 新型インフルエンザワクチンの再接種の必要性を示唆するもので、19日開かれた、厚生労働省の新型インフルエンザ対策総括会議で報告された。
 広田教授らは大阪市内の高齢者施設で、昨年11月に新型ワクチンを接種した入所者約80人(平均約80歳)と従業員約50人(同約38歳)を対象に、1か月後と4か月後に血液を採取して免疫物質(抗体)の量を調べた。1か月後では、7~8割の人が、予防効果の期待できる量に達していたのに対し、4か月後では抗体を持つ人は高齢者では56%、従業員では45%にとどまった。
 広田教授は「今秋にもう一度調べ、抗体保有率がさらに下がるようなら再接種する必要がある」と指摘している。


---がんワクチンを「高度医療」に認定 第4の治療法に高まる期待---
2010.5.18 22:37
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100518/bdy1005182239011-n1.htm

 外科、抗がん剤、放射線といった治療法に次ぐ“第4のがん治療法”として期待されている「がんペプチドワクチン療法」について、厚生労働省の先進医療専門家会議が18日、健康保険法に基づく「高度医療」に認定した。がんペプチドワクチン療法について、国が一定の有効性を評価したもので、国民病であるがんの新たな治療法確立へ期待が高まりそうだ。
 久留米大(福岡県久留米市)などが開発、申請していた。
 「高度医療」は、保険適用されるほどの有効性が確認されたわけではないが、一定の効果が期待できる先進的な医療技術(自由診療)に、保険診療との併用を認める制度。通常は「保険診療」と「自由診療」を併用した場合、すべてが自己負担となってしまう。
 この治療法は、がん細胞を攻撃する免疫細胞が、がん細胞の表面にあるペプチド(タンパクの断片)を攻撃する性質を利用。ペプチドそのものには害がないため、ペプチドをワクチンとして体内に大量に注射することで、免疫細胞を増殖・活性化させ、がん細胞への攻撃を促進させる。
 現在の技術ではがん細胞を減らすことは難しいが、がん細胞の増殖は抑えられるとされている。副作用も少なく、抗がん剤が使えなくなった末期がん患者などに対する、延命治療などへの応用が期待されている。
 今回、高度医療に認定された対象は、ホルモン療法が使えない再発した前立腺がん患者。久留米大が約50人を対象に比較試験を行った結果、生存期間の平均が12カ月から24カ月へと2倍に延びた。同大によると、この技術はほかのがんにも応用が可能で、脳腫瘍(しゆよう)や肺がん、肝がん、膀胱(ぼうこう)がんについても臨床試験を行っているという。


---大田原市 集団接種スタート 小6女児に子宮頸がんワクチン 全額公費で全国初---
2010年5月14日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100514/CK2010051402000113.html

 大田原市で十三日、小学校六年生の女子児童を対象にした子宮頸(けい)がん予防ワクチンの集団接種がスタートした。全額公費による集団接種は全国初で、対象者の99%に当たる三百二十九人が接種を希望。学校単位での接種が希望者増につながったとみられる。 (小倉貞俊)
 この日は市立金丸小学校で午後一時半から約二十分にわたり、十人が接種を受けた。児童たちは「(注射で)痛いのは嫌だけど、がんになるよりはいい」「受けられて良かった」と笑顔を見せた。
 同校は保護者らに事前説明を繰り返して理解を求めたといい、郷佳代子校長は「がんから子どもたちを守ることができれば」と話した。
 子宮頸がんは、性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で発症する。国内では年間約一万五千人が発症し、約三千五百人が死亡。予防には若年層へのワクチン接種が有効とされるものの半年間で三回の接種が必要で、費用も計五万円と高額。どう接種率を上げるかで医療関係者は頭を悩ませてきた。
 大田原市は当初、個別接種への公費負担を検討していたが「接種率向上には、学校単位で実施する必要がある」と判断、三月下旬に集団接種への負担を決めた。
 各地でワクチンの積極的な接種を呼び掛け、この日の接種にも立ち会った自治医科大の鈴木光明教授は「病気を防ぐことで将来的な医療費も抑制できる」と説明。他の自治体への取り組み拡大に期待を寄せる。
 ただ、ワクチンの効果は全体の七割といわれ、三割の人は感染が防止できない。ワクチンを接種したことで安心しがん検診を受けなくなるケースも懸念され、鈴木教授は「検診をきちんと受けるよう学校は十分に説明してほしい」と強調した。


がんペプチドワクチン臨床試験
http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/sentanca/examine.html#no7

5 試験に用いるペプチドワクチンと投与方法
ペプチドワクチンは「ペプチド」と「アジュバント」と呼ばれる免疫を強めるオイルを混ぜたものを用います。
ペプチド:人工的に合成された9から10個のアミノ酸から構成されたペプチドをさす。癌関連抗原より久留米大学免疫学講座で同定、開発した68種類のペプチドをアメリカで合成。人に投与できる薬剤基準値(GMPグレード)を満たしたものを使用します。

アジュバント:不完全フロイントアジュバント(国内外の臨床試験で用いられているGMPグレード)を使用します。

6 期待される効果
 これまでの臨床試験の結果、前立腺癌、脳腫瘍、子宮頚癌、大腸癌などで「がん」が元の大きさの半分以下に縮小した症例を複数経験しました。このことにより、ペプチドワクチン単独でも効果が出ることが証明されましたが、その確率は高いものではありませんでした。しかし一方で、手術や抗がん剤による化学療法、放射線療法などの治療を受けられたのち、これらの治療効果がなくなった患者様に対して行った試験では、ペプチドワクチン投与により、長い期間「がん」の進行が抑えられ、より長い生存期間を得られた症例もしばしば見られました。これらの経験から、当ペプチドワクチン療法は他の治療法と異なり、副作用が少なく、がんを小さくしないまでも質の高い余命を提供できる可能性があると考えられます。
 また、C型慢性肝炎の試験では、血液中のウイルス量が半減したり、血清AST/ALT値(GOT/GPT値)が30%以上改善する症例もしばしば認められました。また、後治療としてIFN(インターフェロン)とペプチドワクチンを併用した患者様のうち、数例でウイルスが体内から完全に排除された症例も認められました。

7 予期される副作用   (有害事象)
 ペプチドワクチン療法による副作用としては、ワクチンを注射した部位の腫れ、発赤、かゆみなどが主にみられています。免疫力が高まるとワクチンを注入した部位でも免疫反応が強くなり、このような副作用が出ます。ワクチン療法を長期間継続し、何回も投与を受けている方では投与部位に硬いしこりができることも多いです。他に、発熱や風邪様症状、だるさ、炎症症状(喘息の増悪など)が起こることがあります。これらも免疫反応が強くなった結果おこる全身症状と考えられます。また、下痢、癌の周囲でおこる炎症、それに伴う痛みや出血、その他、自己免疫疾患が誘発される可能性なども否定できません。また、どのような薬であっても、投与された薬に対するアレルギー反応やショックが起こる可能性は常にあります。私どもはこれまでの経験にもとづき十分な観察を行ない、もしこれらが発生した場合も早期に対応できるように努めています。試験によっては、ペプチドワクチンと他の薬剤との併用療法を計画・実施しているものもあります。これらの試験ではペプチドワクチンによる副作用の他、併用する薬剤による副作用や、思わぬ有害なことがおきることも考えられるため、これらにも備えるようにしています。

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