2010年7月21日水曜日

胎児エコー検査 染色体異常も推定可能

胎児の超音波(エコー)検査で、染色体異常も推定可能らしい。
 安全で健康な出産のために赤ちゃんの発育状況を確認する超音波検査。
最近は染色体の状態まで推測可能になり両親が深刻に悩む例も増えている。

見出しを見るとエコー検査で、染色体異常が推定できると思ったが、
そう言う意味ではなく、エコー検査による陰影が、染色体異常の胎児の
陰影を統計的に推定できるまでになったと言うことらしい。
胎児の染色体異常は、エコー検査だけでなく、羊水検査により確定できる
ようだ。

エコー検査は、深刻な結果をもたらすため、訴訟が多いとされる産婦人科
では、口頭同意や同意書を求めているようだ。
人工中絶が可能であれば専門機関へ紹介するが、不可能になってからで
ないと紹介しない医師もいるようだ。
異常があったら深刻になることは間違いないが、エコー検査を避ける理由
にはならないだろう。

切れる子供が増えたと言われていた頃、切れる子供が生まれた時期は、
エコー検査が普及し始めた時期と重なると報道されたことがあった。
最近は、切れる子供とエコー検査が結びつく話題はなく、切れる子供は
親の教育や食事が原因と言うことになった。


---妊婦の同意なく超音波検査、6割以上 産婦人科医調査---
2010年7月14日1時11分
http://www.asahi.com/science/update/0713/TKY201007130581.html

 妊婦の同意を取らないで超音波(エコー)検査をしている産婦人科医は6割以上にのぼる――。13日に神戸市で開かれた日本周産期・新生児医学会で学会が会員を調査し、こんな結果が出た。胎児に異常がある場合の対応も意見が割れた。
 超音波検査は、最近は赤ちゃんの心臓病や染色体の状態まで推測できるようになり、結果に悩む親も増えている。
 調査の対象はシンポジウムに参加した産婦人科医や小児科医ら約400人。会場で押しボタン方式により質問に答えてもらった。その結果、産婦人科医(約200人)の66%が超音波検査で妊婦の同意を取っていなかった。口頭で同意を取っていたのは23%、書面で同意を取っていたのは11%にとどまった。
 胎児に異常が見つかり、親が子への治療を希望しない場合の対応についても質問。たとえば、重い心臓の病気では、帝王切開後、すぐ手術すれば命が助かることもある。
 全回答の74%は両親らを説得し、同意を得て帝王切開すると答えた。家族の希望通り通常のお産をすると答えたのは7%、家族の同意なしでも帝王切開するとしたのは2%だった。
 出産直後の子どもの救命について、34%が気管内挿管による人工呼吸などすべての通常治療をすると回答。人工呼吸以外の通常治療をするのは39%。保温や酸素投与だけで積極的な治療はしないとした医師は21%いた。
 家族が望まなければ、積極的な治療をしにくいという医師も少なくない。一方で「胎児や新生児の人権への配慮が必要ではないか」(田村正徳埼玉医大教授)などの指摘も出ていた。(大岩ゆり)


---妊婦のエコー検査、同意得て実施は半数 医療機関調査---
2010年7月9日3時0分
http://www.asahi.com/science/update/0708/TKY201007080625.html

 もともとは安全で健康な出産のために赤ちゃんの発育状況を確認する超音波検査(エコー)。最近は染色体の状態まで推測可能になり両親が深刻に悩む例も増えている。しかし、妊婦の同意を得て検査している医療機関が半数程度にとどまることが、日本周産期・新生児医学会倫理委員会の調査でわかった。同学会は13日、神戸市で開く学術集会で結果を発表し、検査や結果告知のあり方の議論を始める。
 同学会倫理委員会は、安全な妊娠・出産に必要な超音波検査の性能が向上して、染色体異常まで推測できるようになっているため、医療現場での実態を知るために調査した。今年2月、地域の産婦人科医会の協力で東京都や大阪府など4都府県の産婦人科医を対象に調査を実施。170人から回答があった。62%が診療所の医師だった。
 通常の超音波検査で、書面で同意を取っていると回答した医師は7人(4%)、口頭同意は44%で、合わせても半数ほどだった。同意を取っていない医師は42%、無回答が10%だった。
 人工妊娠中絶手術が受けられる妊娠22週未満の超音波検査で、胎児に明らかな異常がある場合、72%の医師が「すぐに専門機関へ紹介する」と答えた。染色体異常は羊水検査をしないと確定診断できず、20%の医師は「羊水検査を勧める」と回答した。22%の医師は、「人工中絶という選択肢があることを説明する」と答えた。
 超音波検査の結果が人工中絶の誘因とならないように、中絶ができない22週以降になるのを待って異常を伝え、「専門機関に紹介する」とした医師も5%いた。
 調査結果をまとめた大阪大総合周産期母子医療センターの和田和子講師は「尿検査ぐらいの軽い気持ちで超音波検査を受ける妊婦さんが多いが、重い結果を伝えられ、深刻な衝撃を受ける夫婦も少なくない。告知後の夫婦に対するケア、知りたくないという権利を守る態勢などが必要ではないか。議論を深めたい」と話している。(大岩ゆり)

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