2010年8月15日日曜日

空自 FXとKC767

空自のFXとKC767が話題。
 政府は航自のFXの最有力候補と位置付けるF35の開発の遅れを踏まえ、
暫定措置として現有の主力戦闘機F15の改修継続か2011年度で生産終了
予定だったF2の追加調達で対応する方針を固めた。

 ハイチ大地震の復興支援でPKOに参加する陸上自衛隊の装備品などを
輸送するため、防衛省が航自のKC767を派遣する方向で検討していること
が分かった。KC767は08年以降に空自小牧基地に4機配属され、今年から
飛行訓練を行っているが、実任務は初めてとなる。

FX候補としてEuroFighterの攻勢がかかっているようだが、純粋なFX候補
なれば検討するのだろうが、日米間の経済摩擦、米軍複合産業の収益等の
政治的駆引きがあるから、EUは入って来れないと思う。

F15の旧型は、米国でも廃棄だし、F2は、事故が多発や製品費が高額として
製品寿命が短くなった。

衆議院から参議院に鞍替えした元役人は、F4廃棄、部隊の再編成を行った。
「MDを導入したのは私」と自慢していたが、テポドン試射で意味がない
ことをわかっていないようだ。

トップセールしたにもかかわらず、F35の開発は進まない。
資金を提供した国も進捗状況を確認できず、議会に説明できない状態。
米軍備こそ、市場原理が必要なんだろう。
FXは、F35A、B、Cのどれを狙っているのだろうか。

F-15 450機を飛行禁止処分
空自KC767 検査中に飛行不能
F35開発遅延 13ヶ月
自民党公約 弱者無視を発表
F35A Eglin空軍基地配備へ


---ユーロファイター受注へ猛攻 ライセンス生産で強み---
2010年8月8日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010080802000053.html

 英国防産業大手BAEシステムズが、日本の次期主力戦闘機(FX)用に、ユーロファイターの売り込みに力を入れている。英政府も、七月に訪日したヘイグ外相が岡田克也外相に同機の導入を求めた。日本政府は最有力候補だった米F22の購入を昨年、断念したが、米国はなおも米メーカーの他機種の採用を勧める。米国には日米安全保障関係などの強みがあるのに対し、BAEは「日本にとって多くの国と関係を構築する方が賢明なはずだ」と強調している。 (ヨーロッパ総局・有賀信彦)
 ユーロファイターは英独など欧州四カ国の企業が共同開発した。日本への販売活動はBAEが担当する。
 マーク・パーキンソン上級副社長は本紙に「対空、対地、どちらを目的にしても、柔軟に対応できるマルチ戦闘機だ。ミサイルなどの装備も日本側の要求に合わせたタイプを搭載できる」と説明。日本の防衛装備体系に順応できる技術水準を強調する。
 ライバルとなるのは米社製造の二機種。ゲーツ米国防長官はF35(ロッキード・マーチン社)を熱心に推薦。もう一方のFA18(ボーイング社)は技術的、価格的な競争力は劣るものの、日米関係の緊密さから、欧米の軍事関係者は導入の可能性が最も高いとみる。
 対抗するユーロファイターに有利な点はライセンス生産の条件。米国製は技術公開しないブラックボックス化が進んでいるためだ。同上級副社長は「三菱電機とはレーダー、IHIとはエンジンについて、どんなライセンス生産が可能かを話し合っている」と、提携内容について企業間で検討していることを明らかにした。
 同社は二〇〇五年に米軍用車両製造販売会社を買収、米国内で操業する事業所は五十に達していて、米国との結び付きも深い。ある軍事ジャーナリストは「仮に日本がユーロファイターを導入しても、米国の反発はさほど大きくない可能性がある。BAEはその点も考え、導入の可能性が十分あるとみているのかもしれない」と分析する。
 一方、売り込み支援の政治力は米国の方が上手。パーキンソン上級副社長は「日米関係に悪い影響を与えるつもりはない」と、両国関係の重要性も認める。だからこそ、アンディー・レイサム副社長は「日本の多くの政治家、官僚、業者に会ってユーロファイターを説明し、理解を深めてもらうしかない」と意気込む。
 ただ、日本では九月に予定される民主党代表選の後、内閣改造で防衛相が代わる可能性もある。「これまで説明してきたことを一からやり直さなければいけなくなるのでは」。同社関係者はそんな苦しい展開も想定している。
 英王立総合防衛安全保障研究所(RUSI)のアレクサンダー・ニール部長(アジア担当)は「FXはBAEにとってまたとないチャンスだが、日本にとってはリスクがある。ユーロファイター自体は日本にとって理想的なタイプの戦闘機だが、日本が日米同盟関係について議論するつもりがなければ、同機の採用はなかなか難しい」とみている。


---空自FX、現有機で暫定措置 F35導入難航で---
2010年8月8日 02時02分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010080701000734.html

 政府は航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の最有力候補と位置付けるF35の開発の遅れを踏まえ、暫定措置として現有の主力戦闘機F15の改修継続か2011年度で生産終了予定だったF2の追加調達で対応する方針を固めた。この関連経費は12年度の予算に盛り込む見通しだ。複数の政府関係者が7日、明らかにした。
 FXは老朽化により10年代から順次廃棄を始めるF4の後継機で、04年に閣議決定された中期防衛力整備計画(05~09年度)に7機の調達を明記。08年春までに選定を終え、09年度からの予算計上を想定していた。
 当初は、レーダーに捕捉されにくいステルス機能と超音速巡航能力、高度な機動性を備えた最新鋭戦闘機F22の導入を模索。だが米側は輸出を禁じ、生産中止も表明した。次善の策として、同様にステルス機能を持つF35の導入を目指しているものの、試作エンジンの損傷など開発段階でトラブルが相次ぎ、国際共同開発の中心である米国での配備も遅れている。
 政府はこのため、11年度予算でのF35調達経費計上は困難と判断した。(共同)


---KC767:大型輸送機ハイチ派遣 初の実任務--防衛省、今月下旬検討---
毎日新聞 2010年8月7日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100807dde035010044000c.html

 ハイチ大地震の復興支援で国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊の装備品などを輸送するため、防衛省が航空自衛隊の空中給油・輸送機「KC767」を8月下旬に派遣する方向で検討していることが分かった。KC767は08年以降に空自小牧基地(愛知県小牧市)に4機配属され、今年4月から飛行訓練を行っているが、実任務は初めてとなる。
 防衛省関係者によると、現在主力のC130輸送機は、ハイチまでの飛行の際、太平洋の島伝いに4~5回寄港して5日ほどかかっているのに対し、KC767は航続距離が長く、北米西海岸に1回寄港するだけで1日で到着するという。搭載量も30トンでC130の約6倍となる。
 KC767は米ボーイング社の旅客機B767の改良機。中期防衛力整備計画(01~05年度)に基づき配備された。全長48・5メートル、全幅47・7メートル、全高15・8メートルで、航続距離は約7200キロ(30トン積載時)。防衛省幹部は「ハイチのポルトープランス空港が復旧したので使用できるめどが付いた。今後の海外派遣でも活用できるか、他国も注目している」と話す。
 ハイチ大地震は今年1月に発生し、日本も2月からPKOに参加。東北方面隊主体の3次隊が今月下旬に相次いで出発する予定で、合わせてKC767も派遣する方向で準備を進めている。【樋岡徹也】


---FX機種選定で売り込みに懸命 販路拡大狙う英BAEシステムズ---
2010.8.6 21:16
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100806/erp1008062118000-n1.htm

 英航空防衛機器大手BAEシステムズが、次世代・無人ステルス攻撃機の試作機を初公開し、日本の次期主力戦闘機(FX)の機種選定をめぐり売り込み攻勢をかけるなど、存在感をアピールしている。今年春に公表されたストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の統計でBAEは、兵器販売で初めて米企業を抜き、世界一にもなった。同社の動向を探った。
(ロンドン 木村正人)

無人ステルス
 7月12日、英国防省とBAEは、無人ステルス攻撃機「タラニス」の試作機を英中西部ウォートンで初公開した。これに続き、同月19日から英南部ハンプシャー州で開かれたファンボロー国際航空ショーで、BAEはタラニスの模型を公開した。
 タラニスは大ブリテン島などの先住民ケルト人の間に伝わる雷神の名前。英国防省は4年前からBAE、ロールス・ロイスなど英産業界と協力し開発を進めてきた。開発費1億4千万ポンド(約190億円)の75%を国防省が負担し、来年から試験飛行を開始する。
 軍事ジャーナリスト、清谷信一氏によると、無人機は、有人機のようにパイロットの肉体的な限界に影響されず、戦略、戦術的な柔軟性があるため、次世代攻撃機の主流になっており、米国やフランスが開発競争にしのぎを削る。
 英国も負けじと開発を急いでおり、BAEのタラニス担当、ニール・キャンベル氏は「タラニスは英国の技術の粋を尽くした、世界トップ水準の一つだ」と胸を張った。

08年は世界一
 SIPRIの統計では、2008年の兵器販売はBAEが324億2千万ドル(約2兆8千億円)で、米ロッキード・マーチン社や米ボーイング社を抑え世界一となった。米企業以外が1位になったのは初めてのことだ。
 BAEの前身はブリティッシュ・エアロスペースで、国有企業だった。それが「1970年代後半に民営化され、米企業を買収し99年にBAEシステムズになった。米企業を買収したことによって、米国に販路が広がったのが大きな転機となった」と、マーク・パーキンソン上級副社長は説明する。
 現在、BAEはオーストラリア、スウェーデン、南アフリカにも拠点を広げる。米国の装甲車メーカーや軍用トラックメーカーを買収し、イラク戦争とアフガニスタンでの対テロ戦で兵器の需要が拡大した。
 一方でBAEは、戦闘機ユーロファイターを売り込むためサウジアラビアの王子に巨額のワイロを贈るなど、過度の販売攻勢で物議をかもしたこともある。今年2月には、他の兵器取引に絡み不正を行っていたことを認め、罰金4億ドル(約345億円)を米国に納付することに同意している。

FX商戦
 ファンボロー国際航空ショーでは、英国など欧州4カ国による共同開発のユーロファイターの展示飛行も行われた。航空自衛隊のFXの機種選定をめぐりBAEは、ユーロファイターの売り込み攻勢をかけている。
 FXには、米英などが共同開発中でロッキード・マーチン社が手がけるF35ライトニングIIが有力視されている。しかし、BAEのピーター・エドワーズ広報責任者は「日米同盟に波風を立てるつもりはないが、防衛力強化の必要性が高まるアジア・太平洋地域で、米国一国に戦略的に依存することを望まない国は多い」と語り、F35ライトニングIIを牽制(けんせい)し、ユーロファイターをアピールした。

0 コメント: