2010年9月4日土曜日

鳥インフル 変異し人人感染へ

鳥インフルが人人感染しやすく変異したようだ。
 人に感染すると6割近い致死率を示す高病原性鳥インフル(H5N1)が、
インドネシアで豚に感染し、一部が人ののどや鼻の細胞に感染しやすい
ウイルスに変異したことがわかった。

2005~2007年
豚の7.4%から高病原性鳥インフルのウイルスが分離され、分析すると、
どの豚も近隣の鶏で流行した鳥インフルに感染していた。
詳細に調べ、一つが人の鼻やのどの細胞にくっつきやすく変異していた。

2008~2009年
過去に感染していた形跡はあったが、ウイルスは分離されなかった。

鳥インフルは、一部の説では、落ち着いた感があった。
報道は、2007年までは、豚への感染が広まったが、2009年頃には、豚
への感染はなくなっているようだ。
豚への感染は止まったと見るべきなのか、人への感染は間近とみるべき
なのだろうか。

新型インフルや季節性インフルAソ連型もタミフル耐性になっている
ようだ。タミフル早期投与で寄付と言われるが、荒稼ぎしたタミフルは
特許も一部切れるし、薬用効果も薄れる。
タミフルはもう要らないと言うことか。

タミフル耐性新薬 CS-8958


---経済ナビ:薬の特許切れ「2010年問題」 インフルワクチン、製薬大手続々参入---
毎日新聞 2010年9月4日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/science/news/20100904ddm008020014000c.html

◇収益確保へ開発にしのぎ
 国内製薬大手がインフルエンザワクチンの開発・販売事業に相次いで参入している。7月の第一三共に続き、8月には武田薬品工業とアステラス製薬も参入を表明。各社とも新薬の特許切れで減収を余儀なくされる「2010年問題」に直面する中、新たな収益源を確保するのが狙いだ。昨年の新型インフルエンザ流行時にはワクチンの多くを輸入に頼らざるを得なかったが、大手各社の参入でこうした状況が改善する可能性もある。【浜中慎哉】
 武田薬品は8月末、米バクスター社と共同で新型インフルエンザワクチンの生産・販売に乗り出すと発表した。バクスターは昨年の新型インフルエンザ流行時に世界で最も早くワクチンの出荷にこぎつけた実績がある。12年度中に武田薬品の光工場(山口県光市)内に生産設備を設ける。
 アステラス製薬は8月、医薬品ベンチャー「UMNファーマ」(秋田市)と、新型を含むインフルエンザワクチンを共同開発・販売することで合意。第一三共も7月、学校法人「北里研究所」(東京都港区)との共同出資会社を来年4月に設立し、北里研究所のワクチンの研究・生産部門を引き継ぐと発表した。
 これまで製薬大手は「インフルエンザが流行するかどうかによって需要変動が大きい」(第一三共)ため、ワクチン開発に消極的だった。国内ではデンカ生研(東京都中央区)など中小事業者だけが製造している状態であるため、昨年の新型インフルエンザ流行時には、生産量の少ない中小事業者では賄えず輸入に依存せざるを得なかった。
 このため、厚生労働省もワクチンの国内生産を後押しする。ワクチンは鶏卵でウイルスを培養する手法で開発するが、素早く量産ができる動物細胞などを用いた次世代技術を採用する企業に対し、厚労省は今年2月から補助金を出す事業を進めている。既に実験プラントなどを整備する企業の募集を終え、武田薬品やUMNなど6社の支援を決定した。
 また、厚労省の調査では、国民のインフルエンザ予防意識の高まりを背景にワクチンの国内生産量が急増。09年度は新型の流行で季節性インフルエンザ向けの需要が減り生産量は落ち込んだが、10年度は回復し10年前に比べ約3倍の2905万本となる見込みだ。業界団体幹部は「新薬開発が進まない製薬大手には、需要拡大が見込めるワクチンは魅力的な分野。今後も国内製薬会社の参入は加速する」と話す。
 だが、世界のワクチン市場は、英グラクソ・スミスクラインやスイスのノバルティスファーマなど欧米企業が「圧倒的なシェアを占める」(国内大手)。国内企業が量産体制を整え、ワクチンを収益源にするには、時間がかかりそうだ。
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■ことば
◇2010年問題
 国内製薬大手の主力医薬品の特許が、2010年前後に一斉に切れる問題。特許制度に保護される医薬品は、特許が認められると、約20年間他社が同じ成分の薬を製造・販売できないが、特許が切れると、安価な後発医薬品を販売できる。世界的に新薬審査が厳格化し、各社の新薬開発が進んでいないこともあり、影響が深刻化している。


---新型インフル:タミフル早期投与が低死亡率に寄与---
2010年9月3日 2時30分
http://mainichi.jp/select/today/news/20100903k0000m040133000c.html

 昨年大流行した新型インフルエンザ(H1N1)で、日本の感染者の死亡率が他国に比べて大幅に低かった原因は治療薬の早期投与とする分析を慶応大病院小児科とけいゆう病院(横浜市)がまとめた。香港で始まったインフルエンザ国際会議で3日、発表する。
 両病院は09年6月~10年1月に入院した1000人の子ども(平均6.4歳)を調べた。それによると、死亡したのは1人で致死率は0.1%、約98%(984人)がタミフルなどの治療薬を使用。このうち発症時期が分かった667人のうち約89%(593人)が投与期間とされる発症48時間以内に処方されていた。米国やアルゼンチンでも患者の8割近くが治療薬を使用しているが、48時間以内の処置は5割以下、致死率は5~7%というデータがある。【関東晋慈】


---致死率高い鳥インフル、人間に感染しやすい型に変異---
2010年9月1日0時21分
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008310544.html

 人に感染すると6割近い致死率を示す高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が、インドネシアで豚に感染し、一部が人ののどや鼻の細胞に感染しやすいウイルスに変異したことがわかった。解析した東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームは、致死性の高い新型インフル出現に備え、豚インフルの監視の必要性を強調している。
 河岡さんらはインドネシアのアイルランガ大と共同で、2005年から09年にかけて3回、インドネシアの延べ14州で、無作為に選んだ702匹の豚の鼻汁や血液、ふんなどを調べた。
 05~07年に調べた豚の7.4%から高病原性鳥インフルのウイルスが分離され、分析すると、どの豚も近隣の鶏で流行した鳥インフルに感染していた。詳細に調べた39のウイルスのうち、一つが人の鼻やのどの細胞にくっつきやすく変異していた。08~09年の調査では過去に感染していた形跡はあったが、ウイルスは分離されなかった。
 これまで見つかった高病原性鳥インフルは人には感染しにくいが、人に感染しやすい高病原性の新たなインフルの出現が懸念されていた。豚は鳥型インフルにもヒト型インフルにも感染するため、豚の体内で、人に感染しやすく変異したとみられる。
 高病原性鳥インフルは、豚では症状を起こしにくく、感染した豚は無症状だったため、気づかないうちに広がった可能性がある。河岡さんは「高病原性で人に感染しやすいウイルスが知らぬ間に広がる恐れがあり、症状がなくても豚のウイルス検査をきちんと実施すべきだ」と話す。
 調査結果は米疾病対策センター(CDC)の専門誌「新興感染症」電子版で報告された。(大岩ゆり)


---鳥インフル、豚に高頻度で感染 死者出たウイルス---
2010年8月31日 18時21分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010083101000798.html

 アジアなどで人に感染し死者も出ている鳥インフルエンザウイルスH5N1が、インドネシアの家畜の豚から7・4%という高い頻度で検出されたと、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らが米専門誌電子版に31日までに発表した。
 一部のウイルスには、人に感染しやすくなる変異があった。河岡教授は「今後、豚でのウイルスの監視が非常に重要だ」と話している。
 豚は、鳥で広がるウイルスと人で広がるウイルスの両方に感染するため、鳥のウイルスが豚の体内で人に感染しやすくなる性質を獲得する可能性が指摘されている。
 河岡教授らは2005~09年に、インドネシアの23の養豚場や食肉処理場で健康な豚702匹から鼻のぬぐい液や血液を採取。52匹からH5N1が検出された。いずれも05~07年で、08~09年はウイルスは検出されなかったが一部の豚はH5N1に対する抗体を持っており、過去に感染した可能性があるという。(共同)


---タミフル効かぬ新型インフルウイルス、通常型並み感染力---
2010年8月28日9時11分
http://www.asahi.com/science/update/0827/TKY201008270222.html

 抗ウイルス薬タミフルが効きにくくなった新型の豚インフルエンザウイルスが、通常の新型ウイルスと同様の感染力と病原性を持っていることが、東京大医科学研究所による動物実験でわかった。今後、タミフル耐性ウイルスが主流になり、治療に制約が出る恐れも否定できない結果だ。
 同研究所の河岡義裕教授らが26日、米科学誌プロス・パソジェンズ電子版に発表した。
 新型インフルウイルスでは、変異してタミフル耐性になっても、感染力が落ちてあまり広まらないだろうと予測されていた。
 河岡さんらは、患者から分離された通常の新型インフルウイルスと、タミフル耐性ウイルスをイタチの仲間フェレットに感染させた。翌日、通気のいいカゴに入れた未感染のフェレットを隣に置き、11日間、感染するか比較した。
 その結果、どのウイルスも、隣のカゴのフェレットに広がった。鼻汁中のウイルス量を分析すると、耐性ウイルスも通常と同程度の感染力があることがわかった。
 フェレットを感染6日後に解剖したところ、耐性ウイルスを感染させた場合も、気管支や肺に炎症が起きており、病原性は通常ウイルスと同程度だった。
 季節性インフルAソ連型では、ほとんどのウイルスがタミフル耐性に置き換わっている。タミフルが効きにくくなって、発熱期間が延びたなどの指摘が臨床の現場からは出ている。河岡さんは「タミフルの使用基準をもっと慎重に検討すべきだろう」と話す。(大岩ゆり)

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