2010年10月30日土曜日

コリスチン 希少疾病用医薬品認定へ

コリスチンが希少疾病用医薬品として認定されるようだ。
 主要な抗生物質が効かない多剤耐性菌の増加を受け、厚生労働省の
薬事・食品衛生審議会は、60年前に日本で発見され、その後使われなく
なっていた抗生物質コリスチンを、多剤耐性菌への使用に限って復活
させる方針を決めた。

コリスチン
福島県内で採取された土壌細菌から発見された抗生物質。
大腸菌や緑膿菌などに効果がある。
過剰投与すると神経障害や腎臓障害などの副作用がある。
90年代に国内での製造が終了。承認取消。

NDM1を持つ菌は、カルバペネム乱用で進化(?)したが、コリスチンも
乱用されて、菌が進化するのも近いのだろう。
耐性菌を大勢の患者に感染させた医師らにかかれば、コリスチンの耐性菌
の進化は、近い将来となると思う。

耐性菌感染


---60年前発見の抗生物質復活、多剤耐性菌に効く---
2010年10月26日01時48分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101025-OYT1T00975.htm

 主要な抗生物質が効かない多剤耐性菌の増加を受け、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は25日、60年前に日本で発見され、その後使われなくなっていた抗生物質コリスチンを、多剤耐性菌への使用に限って復活させる方針を決めた。
 すでに英グラクソ・スミスクライン社が臨床試験を始めているといい、優先的に承認審査を進める。
 コリスチンは1950年、福島県内で採取された土壌細菌から発見された抗生物質。大腸菌や緑膿(りょくのう)菌などに効果があるが、過剰投与すると神経障害や腎臓障害などの副作用がある。70年代まで盛んに使われたが、その後は使われなくなり、90年代に国内での製造が終了。承認も取り消された。
 だが、今年に入って、多剤耐性菌のアシネトバクターのほか、ほとんどの抗生物質を分解するNDM1酵素を持った大腸菌などが国内にも出現。多剤耐性緑膿菌も数年前から確認されていることから、これらに効くコリスチンを独自輸入する医療機関が増え、日本感染症学会などが早期承認を求めていた。


---抗菌薬「コリスチン」早期導入へ 耐性菌に効果---
2010年10月25日 19時23分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010102501000797.html

 多くの抗菌薬が効かない細菌による感染症に効果が期待される薬「コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム」を、承認申請があった際の優先審査などの優遇措置を受けられる「希少疾病用医薬品」とすることを、厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会が25日、認めた。
 英グラクソ・スミスクライン社が、健常者を対象に使用量などを確認する数カ月程度の臨床試験を開始。同社は「終了後は、一日も早く製造販売の承認申請をしたい」としている。
 院内感染で注目された多剤耐性アシネトバクターや、NDM1という酵素をつくる遺伝子を持った腸内細菌は、現在使われている主力の抗菌薬を分解してしまう。日本化学療法学会は、海外で既に承認されているこの薬を早く日本に導入するよう訴えていた。(共同)

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