2010年11月29日月曜日

インフルワクチン HIV感染者に免疫効果

インフルワクチンは、HIV感染者に免疫効果があるようだ。
 新型インフルワクチンはHIV感染者にも一定の効果が期待できるとの
研究結果を、東京大医科学研究所の大学院生菊地正さんと藤井毅講師らが
まとめ、発表した。

日本で報告されているHIV感染者と患者は累計で17,592人(6月27日現在)。
2009年末時点の世界のHIV感染者は推定3330万人。

研究
・新型インフルクチン接種を1回受けた24~78歳のHIV感染者103人(83人は
 治療中)で効果の指標となる抗体価を測定。
・接種2カ月後に、抗体価が接種前の4倍以上に上がった人は49.5%。
 (同時期に接種した健康な人では58.8%)
 HIV感染者も一定の免疫がつくことを確かめた。
 健康な人に比べ、抗体価が低下するのが早かった。

HIVは、人の免疫細胞に感染し、破壊、最終的にはAIDを発症させることが
知られており、ワクチン接種による免疫は効果が少ないとのことだったが
研究では、一定の効果があるとのこと。
HIVは、自身が作るタンパク質vifに

HIV増殖の仕組み
HIVが作るタンパク質vifが、感染先の細胞p53を活性化し、細胞周期を止め、
増殖率が約100倍以上に高めた。
vifは、人の体内で作られるHIVの増殖抑制酵素の働きを阻害。

新薬で、vifを阻害や分解できれば、HIVの増殖を抑えられるようだ。
新薬ができれば、末期であってもHIVを全滅させることができるのだろうか。

エイズ感染予防剤
HIVワクチン実証
インフル混合ワクチン接種で死亡者


---HIV感染者も接種で免疫 新型インフルワクチン---
2010年11月25日 17時49分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010112501000661.html

 新型インフルエンザのワクチンはエイズウイルス(HIV)感染者にも一定の効果が期待できるとの研究結果を、東京大医科学研究所の大学院生菊地正さんと藤井毅講師らがまとめ、都内で開催中の日本エイズ学会で25日、発表した。
 HIV感染者は、免疫が低下したり体内のウイルス量が多い場合などは、ワクチン接種を受けても免疫がつきにくいとの指摘があった。
 菊地さんらは昨年11月から今年2月、同研究所付属病院に通院中で、新型インフルエンザワクチンの接種を1回受けた24~78歳のHIV感染者103人(83人は治療中)で効果の指標となる抗体価を測定した。
 接種2カ月後に、抗体価が接種前の4倍以上に上がった人は49・5%。同時期に接種した健康な人では58・8%で、HIV感染者も一定の免疫がつくことを確かめた。ただ健康な人に比べ、抗体価が低下するのが早かった。
 日本で報告されているHIV感染者と患者は累計で1万7592人(6月27日現在)。(共同)


---エイズ新規感染、10年で2割近く減少---
2010年11月24日10時32分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101124-OYT1T00280.htm

 【ジュネーブ=佐藤昌宏】国連合同エイズ計画(UNAIDS)は23日、2010年の年次報告を発表、世界のエイズウイルス(HIV)の新規感染者は、1999年の年間310万人から09年の260万人へと、10年で2割近く減少したことが明らかになった。
 国連は、この減少について、世界のHIV感染者の3分の2が集中するサハラ砂漠以南のアフリカで予防対策が徐々に効果を上げてきたため、と分析している。
 また、09年のエイズに関連した死者は180万人で、最も多かった04年の210万から約14%減少。
 09年末時点でのHIV感染者総数は3330万人で、前年より50万人増えた。感染者数が増加する一方で、死者数が減少しているのは、治療や薬の普及によるものとみられる。


---HIV感染者、3330万人=「拡大ペース落ち着く」-国連機関報告---
2010/11/23-20:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010112300510

 【ジュネーブ時事】国連合同エイズ計画(UNAIDS)が23日発表した報告書によると、2009年末時点の世界のエイズウイルス(HIV)感染者は推定3330万人となり、1年前の3280万人(修正後の数字)からやや増えた。一方で死者数はピークの210万人(04年)から180万人にまで減少した。
 昨年の新規感染者は、サハラ砂漠以南のアフリカで予防対策が効果を上げ、最も多かった1997年から約20%減った。報告書は「全体的にエイズ感染の拡大ペースは落ち着いたとみられる」と分析している。
 ただ、ロシアや東欧、中央アジアで薬物注射や男性同士の性交渉を原因とする感染者が急増。「00年以降、感染者はほぼ3倍に達した」と警戒している。


---HIV増殖仕組み解明 京大教授ら 新薬開発に期待---
2010年11月09日 08時35分
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20101109000024

 体内でHIV(エイズウイルス)が増殖する仕組みの一つを、京都大医学研究科の高折晃史教授やエイズ予防財団のグループが解明し、米国科学アカデミー紀要で9日発表する。HIVが作るタンパク質Vifが、ゲノムの守護神として知られるタンパク質p53を活性化し、ウイルスが増殖しやすい環境をつくり出していたという。
 HIVに感染した細胞では、細胞分裂を繰り返す周期「細胞周期」の進行が分裂前のDNAの修復が活発な状態で停止し、HIVの増殖が盛んになることが知られていたが、その仕組みはよく分かっていなかった。
 高折教授は、HIVが作るタンパク質で細胞への感染に必須なVifが、感染先の細胞のp53を活性化することで細胞周期を止めていることを、人の免疫細胞を使った実験で確かめた。周期を止めることで、増殖率が約100倍以上に高まっていたという。
 Vifは、人の体内で作られるHIVの増殖抑制酵素の働きを阻害することも既に分かっている。高折教授は「Vifの分解を促進する新薬ができれば、HIVの感染の制御に有効であることがあらためて示された」と話している。

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