2011年12月1日木曜日

露 イスカンデル配備へ

露は、イスカンデルを配備するようだ。
 露のメドベージェフ大統領はテレビ演説で、米国とNATOが欧州で進めて
いるMD計画への対抗措置を発表した。
 MD関連施設を直接標的とする最新の短距離ミサイル「イスカンデル」の
NATO隣接地域への配備や、MD網を突破する戦略弾道ミサイルの導入などを
進める意向を表明した。

メドベージェフ
・「(米国とNATOがMD構築に対し、)露の懸念を考慮していない」と批判
・対抗措置
 (1)欧州側の飛び地カリーニングラードでの早期警戒システム導入
   米国との交渉が決裂した場合、カリーニングラード、ベラルーシや
   クラスノダールにイスカンデルを配備
 (2)核戦力の防衛態勢強化
 (3)MDの情報管理システムを破壊する手段の開発
  「サイバー攻撃」を意図か

メドベージェフは、政権与党「統一ロシア」の下院選苦戦とのことで、
強気の外交を示したようだ。
米国は、露周辺国に対イラン向けとして、MD配備を進めた。
露は、その度、「不快感を示す」との発表だったが、選挙を間近に控え、
政党が苦戦との評価により、「強い露」が好きな国民性をくすぐった
ようだ。
米国が何を発表しても、露は利用するし、米国も露同様に愛国心を使う。
「愛国心」は、いつでも、どこでも、何でも使えるようだ。

対イラン向MD配備合意


---ロシア対象ではないと強調 米、欧州ミサイル防衛建設で「イランに対抗」---
2011.11.24 14:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111124/amr11112414370004-n1.htm

 米国務省のトナー副報道官は23日の記者会見で、ロシアのメドベージェフ大統領が米国の欧州でのミサイル防衛(MD)建設への対抗措置として新戦略兵器削減条約(新START)脱退を警告したことについて「長年明確に言ってきたように、MDはロシアが対象ではない」と強調した。
 トナー氏は「MDは、同盟国に対するイランからの脅威が高まっていることに対抗している」と断言。新STARTは「米ロ両国の安全保障と安定に利する」と述べ、脱退しないよう求めた。(共同)


---ロシア、最新ミサイル導入へ…対米冷却化不可避---
2011年11月24日01時06分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111123-OYT1T00811.htm

 【モスクワ=寺口亮一】ロシアのメドベージェフ大統領は23日放送のテレビ演説で、米国と北大西洋条約機構(NATO)が欧州で進めているミサイル防衛(MD)計画への対抗措置を発表した。
 MD関連施設を直接標的とする最新の短距離ミサイル「イスカンデル」のNATO隣接地域への配備や、MD網を突破する戦略弾道ミサイルの導入などを進める意向を表明した。
 演説は、米側との交渉に最後通告を突きつけるものだ。新戦略兵器削減条約(新START)締結に象徴される米露関係の「リセット」は、強硬な対米姿勢を示してきたプーチン首相の大統領返り咲きをにらみ、冷却化が避けられない情勢となった。
 大統領は米国とNATOがMD構築で「ロシアの懸念を考慮していない」と批判。対抗措置として〈1〉欧州側の飛び地カリーニングラードでの早期警戒システム導入〈2〉核戦力の防衛態勢強化〈3〉MDの情報管理システムを破壊する手段の開発――などを挙げた。〈3〉は、ロシアが中国と並び力を入れる「サイバー攻撃」を意図しているとみられる。
 さらに、大統領は米国との交渉が決裂した場合、NATO加盟国に隣接するロシア西部や南部にMDを無力化する攻撃兵器を配備する考えを表明。その一環として、カリーニングラードにイスカンデルを配備するとした。


---ロシア:大統領、新型ミサイル配備を検討 米MDに対抗---
毎日新聞 2011年11月23日 23時32分(最終更新 11月24日 0時14分)
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20111124k0000m030113000c.html

 【モスクワ大前仁】ロシアのメドベージェフ大統領は23日のテレビ演説で、米国が欧州で配備を進めるミサイル防衛(MD)計画に対抗し、国内の欧州隣接地域に新型ミサイルの配備を検討する考えを表明した。また米国とMDに関する協議が決裂した場合、今年2月に発効した新戦略兵器削減条約(新START)から脱退する可能性も示唆した。
 メドベージェフ大統領はオバマ米政権が誕生した09年以降、対米関係の改善に力を注いできたが、MDに関する協議が停滞していることから、強硬姿勢に転じたともみられる。また政権与党「統一ロシア」が来月4日の下院選で苦戦が予想されている情勢を踏まえ、強気の外交方針を示した側面もありそうだ。
 大統領は演説で、ロシアの戦略弾道弾が米国のMDを撃破できるよう開発を進め、必要ならば、西部の飛び地カリーニングラード州や南部で新型ミサイル「イスカンデル」などを配備するよう命じた。一方で「米国と北大西洋条約機構(NATO)とMDに関する対話を続ける」との考えも明示した。
 メドベージェフ氏は米露関係が冷却化していた08年にも、イスカンデルの配備を進めるよう指示したが、対米関係の改善に伴い、取りやめていた。ロシアとNATOは昨秋、欧州におけるMD分野で協力を進めることで合意。しかしロシアが共通の防衛システムを求める一方で、NATOが限定的な協力を提案するなど、双方の溝が埋まっていない。


---ベラルーシ配備も検討 ロシア、米ミサイル防衛対抗策---
2011.11.22 10:13 [米国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111122/erp11112210150005-n1.htm

 インタファクス通信によると、ロシア軍事外交筋は21日、米国が欧州で進めているミサイル防衛(MD)構築をめぐる米国との交渉が決裂した場合、ロシアは最新ミサイル「イスカンデル」をロシア領内だけでなくベラルーシにも配備する可能性を検討すると述べた。
 ロシア側がMDに対抗して国外でのミサイル配備の可能性に言及するのは、メドベージェフ大統領がオバマ米大統領との間で米ロ関係の「リセット」を実現して以来、初めて。公式に表明されれば関係冷却化が避けられない見通し。
 同筋はロシア西部の飛び地カリーニングラード州に加え、ベラルーシとロシア南部クラスノダール地方へのイスカンデル配備があり得るとし「ロシア国境付近にMDが配備された場合、ロシア戦略核への脅威をはねのける」ためだと説明した。(共同)

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