2012年1月2日月曜日

中間報告 スギ花粉の内部被爆

スギ花粉の内部被爆に関する中間報告があった。
 林野庁は、福島県内のスギ林で花粉に含まれる放射性セシウム濃度を
調べ、最高値の花粉が大気中に飛散した場合でも、吸入による被ばく量は
毎時約0.0002uSvにとどまるとの試算結果を発表した。関東地方では来年
2月中旬から花粉シーズンが始まるが、同庁は人体への影響について
「心配する必要はない」としている。

スギ花粉1個の数値からすると影響ないようだが、ヒノキ科、ブタクサ、
マツ、イネ科、ヨモギ等の花粉症のアレルゲンとされる植物はどうなの
だろうか。スギ花粉は、眼に見えるようになった時、どうなのだろうか。
野菜同様、多年草や一年草では、放射性物質を吸収する率が異なるため、
花粉の被爆量も異なるのだろうか。
放射性物質の規制値が正式にきまったようだが、この値は、緊急時に採用
されるもので、通常時のものではないと期待したい。
生涯に渡り、摂取し続けても良いものではないだろう。

学校の被曝基準
1億人の被曝データ
被曝生体実験 調査開始へ
東電原発公害病始まりか
東電原発公害病の証明
セシウムの拡散
セシウム 牛肉蓄積を確認


---放射性セシウム:「花粉吸引による被ばく心配なし」林野庁---
毎日新聞 2011年12月27日 14時00分(最終更新 12月27日 14時38分)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111227k0000e040200000c.html

 来春の花粉シーズンを前に福島県など16都県でスギ花粉に含まれる放射性セシウムの濃度調査を行っている林野庁は27日、福島県内の調査地点のうち87カ所分のデータを中間報告として公表した。87カ所の最大値をもとに試算したところ、花粉の吸引で受ける放射線量は毎時0.000192マイクロシーベルト程度で、同庁は「花粉の吸引による被ばくを心配する必要はない」としている。
 同庁は、東京電力福島第1原発事故による森林汚染の問題化や、花粉が数百キロ飛ぶこともあることから「関心が高い」として調査した。
 福島など東日本約180カ所で、花粉を出すスギの雄花を採取し、うち福島県内の原発に近い地域を中心に中間報告をまとめた。
 87カ所のうち、最も雄花のセシウム濃度が高かったのは浪江町内のスギで1キロあたり25万3000ベクレルだった。ただ、スギ花粉は1個あたりが非常に軽く、データのある過去9年間で最大だった08年3月の飛散量(1立方メートルあたり花粉2200個)をもとに試算しても、1時間で受ける放射線量は成人で0.000192マイクロシーベルト程度との結果が出た。
 また、首都大学東京大学院の福士政広教授(放射線安全管理学)も11月に独自で調査を行い、東京都奥多摩町で採取したスギの雄花を分析したところ、1キロあたり93ベクレルだった。福士教授は「人体への影響を心配しなくていい数値だ。それでも気になる人は花粉用のマスクやゴーグルの着用で、セシウムが付着した花粉防止の効果が期待できる」としている。【曽田拓】


---被ばく量「人体に影響なし」=福島県内のスギ花粉調査-林野庁---
2011/12/27-14:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011122700466

 林野庁は27日、福島県内のスギ林で花粉に含まれる放射性セシウム濃度を調べ、最高値の花粉が大気中に飛散した場合でも、吸入による被ばく量は毎時約0.0002マイクロシーベルトにとどまるとの試算結果を発表した。関東地方では来年2月中旬から花粉シーズンが始まるが、同庁は人体への影響について「心配する必要はない」としている。


---スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について(中間報告)---
平成23年12月27日
農林水産省
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/111227.html

 農林水産省は、森林における放射性物質の分布状況調査等を進めています。
 このたび、独立行政法人 森林総合研究所が、スギの雄花とその内部の花粉に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(福島県内87箇所)を、中間報告として取りまとめました。
 調査の結果、スギの雄花に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度は、最も高いスギ林で1キログラム(乾燥重量)あたり約25万ベクレルとなりました。
 また、一部のスギの雄花と、その内部の花粉に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度を比較したところ、およそ同程度のレベルでした。
 なお、調査結果の最終取りまとめは、平成24年2月上旬に公表する予定です。

1.調査目的
 農林水産省等は、現在、森林における放射性物質の分布状況調査等を進めています。
 このうち、スギの生葉に含まれる放射性セシウムについて、これまで調査を行ってきましたが、こうした放射性セシウムがどの程度、花粉に存在するかは明らかになっていないことから、その科学的知見を把握する必要があります。
 このため、農林水産省は、独立行政法人 森林総合研究所と国立大学法人 名古屋大学の協力を得て、スギの雄花とその内部の花粉に含まれる放射性セシウムの濃度の調査を実施しました。
2.調査の内容
(1)調査箇所
   福島県他15都県のスギ林 182箇所
※福島県内は132箇所。福島県以外の15都県 は、栃木県、群馬県各7箇所、茨城県6箇所、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県各3箇所、青森県、岩手県、秋田県、山形県、山梨県、静岡県各2箇所。(2)調査期間
   平成23年11月25日(金曜日)~平成24年1月31日(火曜日)
※このうち、雄花の採取は、福島県では12月9日(金曜日)、福島県以外の15都県では12月16日(金曜日)に終了。
(3)調査方法
   調査箇所のスギ林で、放射線空間線量率を調査するとともに、立木の枝葉を数本切り落とし、雄花を採取しました。
 採取した雄花は、ガンマ線スペクトロメトリー(注)により、セシウム134及びセシウム137の濃度を測定しました。
(注)放射性核種からのガンマ線は、それぞれ固有のエネルギーを持っています。「ガンマ線スペクトロメトリー」とは、ガンマ線のエネルギー分布を測定することにより、放射性核種の種類と放射能を同定する方法です。
 また、福島県内の4箇所のスギ林については、雄花と併せて旧葉、新葉を採取するとともに、採取した雄花を切断して内部の葯(やく)から花粉を取り出し、これらに含まれるセシウム134及びセシウム137の濃度を、ガンマ線スペクトロメトリーにより測定しました。
3.調査の結果
 調査箇所(182箇所)のうち、雄花に含まれるセシウム134及びセシウム137の濃度の測定を終了した福島県内の87箇所の調査結果を、今回、別添のとおり、中間報告として取りまとめました。
 その結果、スギの雄花に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度は、最も高いスギ林で1キログラム(乾燥重量)あたり 約25万ベクレルとなりました。
 また、福島県内4箇所で採取したスギの雄花とその内部の花粉に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度を比較したところ、およそ同程度のレベルでした。
 なお、今回測定したスギの雄花に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度を用いて、人体が受ける放射線量を一定の前提条件を仮置きして試算した結果は参考1のとおりです。
4.今後の予定
 独立行政法人 森林総合研究所では、現在、残りの95箇所のスギ林から採取した雄花に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度の測定を進めています。
 その結果を含む、全調査地点の調査結果の取りまとめは、平成24年2月上旬に公表する予定です。


---食品の放射能規制:新基準、海外より厳しく 現行の値「緩い」は誤解 改定後はより子供に配慮---
毎日新聞 2011年12月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/life/food/news/20111219ddm013100039000c.html

 食品に含まれる放射性物質の規制値について、厚生労働省は年内に新たな基準を設ける。日本の規制値は海外とどう異なるのか。規制値をつくる際の条件や基本的な考え方を、解説した。【小島正美】
Q 日本の暫定規制値は緩いのですか。
A 決して緩いわけではありません。いま問題になっている放射性セシウムの暫定規制値は、野菜や穀類などの食品で1キロあたり500ベクレルなのに対し、欧州連合(EU)は1250ベクレル、米国は1200ベクレル、国際機関のコーデックス委員会は1000ベクレルです。

Q でも、日本は子供に配慮していないのでは?
A 誤解です。暫定規制値は乳幼児への影響も考慮されています。日本は年間被ばく限度を5ミリシーベルトとし、五つの食品群に1ミリシーベルトを割り当て、各食品群で乳幼児がセシウムで汚染された食品を食べ続けても、内部被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう設定されています。たとえば乳製品の場合、乳児は1キロあたり270ベクレルの規制値でも1ミリシーベルト以下になりますが、実際はより安全になるように、200ベクレルとされています。

Q 新しい規制値はどうなるのですか。
A 年間被ばく限度が5ミリシーベルトではなく、1ミリシーベルトに決められます。その根拠として、小宮山洋子厚労相はコーデックス委員会の1ミリシーベルトを挙げています。規制値は間違いなく、いま以上に厳しくなります。

Q でも、コーデックスの一般食品の規制値は日本より高い。なぜですか。
A そこは大事なポイントです。汚染食品の割合をどう見積もるかが、違うのです。チェルノブイリ事故後に基準を作ったコーデックスは、食品の10%が汚染されているという仮定です。EUも同じ考え方です。米国は被ばく限度を年5ミリシーベルトとしながら、食品の30%が汚染されているとして1200ベクレルとしました。日本の暫定規制値は、汚染食品の割合を50%と仮定しています。新規制値作りにあたっては、厚労省が汚染割合をどう仮定するかで大きく変わります。

Q 新たな規制値の特徴は?
A 規制対象の食品区分が▽飲料水▽牛乳▽一般食品▽乳児用食品の四つになります。被ばく限度の評価にあたっては、年齢層を「1歳未満」「1~6歳」「7~12歳」「13~18歳」「19歳以上」の五つに分け、その最も厳しい数値を全年齢に適用して新規制値とする方針です。さらに、乳児用食品は大人とは別の規制値を設けます。食品安全委員会の「子供はより影響を受けやすい」という答申に従ったものです。新規制値が今の5分の1~10分の1ほどになれば、世界でも相当に厳しい規制値となります。

Q チェルノブイリ事故にあったベラルーシの規制値は厳しいと聞いていますが……。
A 確かにパンや野菜の基準値は1キロあたり40ベクレルです。しかし、ベラルーシは事故のあった1年目(86年)は被ばく限度を年間100ミリシーベルトとし、92年に1ミリシーベルトに引き下げたのです。最初から厳しかったのではありません。

==============
◇暫定規制値の決まり方
                1ミリシーベルト以内に収まる上限値
被爆限度  食品群         成人   幼児   乳児     最小値   規制値
5mSv→1mSv 飲料水        201  421  228     201 → 200
5mSv→1mSv 牛乳・乳製品    1660  843  270     270 → 200
5mSv→1mSv 野菜類        554 1686 1540     554 → 500
5mSv→1mSv 穀類        1110 3830 2940    1110 → 500
5mSv→1mSv 肉・魚・卵・その他  664 4010 3234     664 → 500
*数値は1キロ当たりのベクレル数
(表が崩れているため、わかる範囲で手直し)

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