2012年1月7日土曜日

GOP IOWA党員集会

GOPは、IOWAで党員集会を開催。
 米大統領選(11月6日投開票)が、中西部アイオワ州での共和党の党員集会
で幕を開ける。最大の争点は景気回復と「国のかたち」だ。再選を目指す
民主党のオバマ大統領の掲げた「変革」の約束が経済低迷でかすむ中、
野党・共和党は4年ぶりのホワイトハウス奪還を狙う。共和党指名候補争い
の初戦アイオワは保守的な土地柄。だが、「勝てる候補」としてロムニー
前マサチューセッツ州知事が支持率を伸ばしている。

ロムニー
・オバマは「連邦政府の役割を拡大している」。
・法人税の引き下げや規制緩和を進める考えを示した。
・中道寄りの姿勢が保守派候補から批判されることを恐れた。
・ニューハンプシャーは勝利が確実視されているため、アイオワを制した
 場合、連勝で一気に勢いに乗る可能性がある。

ポール
・連邦政府の権限縮小による「小さな政府」を訴え、支持が集まる。

サントラム
・100日以上の選挙運動を繰り広げた

ペリー
・国境における不法移民対策の実績を訴える

バックマン
・人工妊娠中絶への反対を貫き、キリスト教右派・福音派の支持を受ける

富裕層の大統領候補者選びが始まる。
キリスト教保守派は、一夫多妻や同性婚等を認めているモルモン派の
ロムニーを批判。
共和党大統領が確実と言われる次期大統領だが、候補者はどんぐりの
背比べ。
その上、過去の問題をむし返したり、民主党のような主張をする候補者も
いる。ブッシュを見れば、どうレベルか。
イランと戦争を始めるなら、共和党大統領なのかもしれない。

GOPアイオワ党員集会では、8票差で、ロムニーが競り勝った。
自身の資産に加え、ウォール街からの献金も多額とのこと。

オバマは、州制から、政府管轄を広げようとし、批判されているが、
野ブ田らは、政府管轄を狭め、州制にしようとしている。
日本の政治は、米国を手本として二大政党制や道州制等を進めてきたが、
米国の政治状況を見れば、手本とする必要があるだろうか。
改革は必要だが、目指す方向は違うと思う。

さもしい米富裕層
OBAMA Black Bus Tour
イランとの国交断絶か
イラン ホルムズ海峡封鎖か


Prez Candidates All Millionaires 2012 - NO COMMON MAN!


John McCain talks to Gretchen Carlson about his Romney endorsement.


---ウォール街献金、ロムニー氏断トツ=ゴールドマンが最多-米大統領選---
2012/01/05-14:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012010500495

 【ワシントン時事】11月の米大統領選に向けた野党共和党の候補者指名獲得競争で、アイオワ州の党員集会を大接戦の末に制した富豪ロムニー前マサチューセッツ州知事は、ウォール街(金融街)からの献金額では他の候補を寄せ付けない桁違いのトップに立っている。
 CNNテレビや政治監視団体オープン・シークレット(ワシントン)によると、昨年12月5日現在の集計で、証券や投資業界の企業・労組が設立する政治活動委員会(PAC)や、従業員個人からの献金総額は約380万ドル(約2億9000万円)。
 2位ペリー・テキサス州知事の約40万ドル、3位ジョン・ハンツマン前駐中国大使の約22万ドルを大きく引き離している。ロムニー氏への献金額は、自身を除く候補者全員の総額の約5倍に達する。
 ロムニー氏への献金の内訳は金融大手ゴールドマン・サックスがトップ。次いでクレディ・スイスグループ、モルガン・スタンレーと続く。


---ニューハンプシャー前に守勢に回ったロムニー候補-米大統領選---
更新日時: 2012/01/05 13:28 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXB3R21A74E901.html

 1月4日(ブルームバーグ):米大統領選挙予備選のアイオワ州党員集会で攻勢を掛けてトップに立ったミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事は、10日のニューハンプシャー州予備選を控えて対立候補の激しい攻勢を受けており、一夜にして立場が入れ替わった格好だ。
 ギングリッチ前下院議長はこの日の大半をニューハンプシャー州内で過ごした。標的とするロムニー氏について前議長は「マサチューセッツ州でリベラリズムに肩入れした」としたうえで、誠実さに疑問があると批判。
 ロン・ポール下院議員(テキサス州)はニューハンプシャーでは初めてのラジオ広告を流し、「ロムニー氏の行動履歴はリベラルだ。オバマ大統領をやっつける秘策になる」とやゆした。
 リック・サントロメ元上院議員は3日のアイオワ州党員集会で8票差の2位と健闘。「今こそ行動を起こそう。そうでなければ当たり障りのない退屈な政治家が選ばれてオバマ大統領に負けることになる」とロムニー氏に矛先を向けた。
 一方、今回が2度目の出馬となるロムニー氏はニューハンプシャー州の世論調査で大幅リードしており、8、9両日のテレビ討論でもほぼ同様の結果になるとみられている。


---米大統領選、共和党アイオワ州党員集会はロムニー氏が勝利---
2012年 01月 4日 17:44 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE80303O20120104

 [デモイン(米アイオワ州)/ワシントン 4日 ロイター] 米大統領選で共和党の候補者指名争いの幕開けとなるアイオワ州党員集会が3日夜開かれた。共和党の発表によると、同党員集会では前マサチューセッツ州知事のロムニー氏がわずか8票の僅差でサントラム元上院議員に勝利した。
 発表によると、ロムニー氏の得票数は3万0015票、サントラム氏は3万0007票で、得票率はともに25%。
 ポール下院議員が21%で3位、4位がギングリッチ元下院議長で、5位はペリー・テキサス州知事となっている。
 ロムニー氏は経済界の支持が厚く、サントラム氏はキリスト教保守派の支持を固めているとされる。ポール氏はリベラル、若年層に人気だ。
 ロムニー氏は潤沢な資金と組織力で知られ、1週間後のニューハンプシャー州予備選でも優位とされている。サントラム氏はこれまで目立っていなかったが、ロムニー氏に代わる保守派として勢いをつけている。
 サントラム元上院議員は支持者に対し「勝負は続いている」と訴えた。同氏はアイオワ州党員集会での躍進に賭けていたが、資金力に乏しく、選挙キャンペーンもぎりぎりの状態で行っているため、他州での予備選で戦い続けることが困難になる可能性もある。
 ペリー知事は5位に低迷したことを受け、選挙運動を継続すべきか決めるため、いったん地元のテキサス州に戻る考えを示した。支持者に対し「テキサスに戻ることを決めた。今夜の党員集会の結果を分析し、候補者指名レースで私に展望があるかどうかを見極めたい」と述べ、選挙戦からの撤退の可能性を示唆した。
 ギングリッチ元下院議長はアイオワ州党員集会では4位に終わったが、候補者指名レースを続行する方針で巻き返しを図っている。このところ支持率を大きく下げているギングリッチ氏だが、1月21日にサウスカロライナ州で行われる予備選までは選挙戦にとどまる可能性が高く、同州の保守派層の支持に期待をかけている。
 1月10日に行われるニューハンプシャー州の予備選ではロムニー前マサチューセッツ州知事の楽勝が予想されており、共和党の候補者選びの序盤の主戦場はサウスカロライナになるとみられる。
 共和党の候補者は11月6日の大統領選で民主党のオバマ大統領に挑戦する。
 アイオワ州の党員集会は歴史的に見て、大統領候補を決定するというよりも、候補者を淘汰するという意味合いが強い。ただしここで勝利すれば、その後の党員集会・予備選で大きな追い風となる可能性がある。
 共和党の大統領候補者指名争いは混戦状態で、大半の候補者はこれまでに少なくとも1度は、世論調査で支持率が首位になったことがある。
 オバマ大統領は3日、民主党支持者に対し、自らが多くの公約を果たしてきたことを強調した上で、まだやるべきことは残っているとし、大統領再選への支持をあらためて呼び掛けた。
 大統領は、有権者とのビデオチャットで、2008年の選挙戦を振り返り、今年も当時と同じ活力と熱意が必要だと指摘。「大きな戦いになる。みなさんの態勢が整っていることを望んでいる」と語った。また、イラク戦争の終結や医療制度改革、金融規制改革などを、果たしてきた公約として挙げた上で、「われわれにはまだやるべき仕事が多く残っている」と述べた。08年の選挙戦でのスローガンだった「希望と変革」を依然として確信しているかとの支持者からの質問には「私は実際、当時よりも楽観的な考えを持っている。なぜならすでに変革を目にしているからだ」と答えた。
 オバマ大統領は4年前の大統領選の民主党候補者指名争いで、アイオワ州党員集会での勝利をきっかけに躍進し、それまで世論調査でリードしていたクリントン氏を打ち負かした。


---米大統領選:共和党候補者選考3日スタート---
毎日新聞 2012年1月2日 8時45分(最終更新 1月2日 10時32分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20120102k0000e030060000c.html

 世界主要国で選挙や指導者交代が相次ぐ2012年が始まった。先陣を切って、米大統領選(11月6日投開票)が3日、中西部アイオワ州での共和党の党員集会で幕を開ける。最大の争点は景気回復と「国のかたち」だ。再選を目指す民主党のオバマ大統領(50)の掲げた「変革」の約束が経済低迷でかすむ中、野党・共和党は4年ぶりのホワイトハウス奪還を狙う。共和党指名候補争いの初戦アイオワは保守的な土地柄。だが、「勝てる候補」としてロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が支持率を伸ばしている。【デモイン(米アイオワ州)古本陽荘】
 「オバマ大統領はアメリカを根本から変革すると言う。だが、私は欧州のような国になってほしくない。もっとアメリカ的になってほしい」。12月28日、アイオワ州ノースリバティーのプラスチック工場。ロムニー氏は大統領を批判し、聴衆から喝采を浴びた。国民皆保険を目指す医療保険改革などを実現したオバマ氏は「連邦政府の役割を拡大している」というわけだ。
 対話集会でのロムニー氏はジーパンにシャツ姿。「東部エリート」との印象を薄め、親しみやすさをアピールする演出だ。
 「雇用を作るのは政府ではない。米国民だ」。法人税の引き下げや規制緩和を進める考えを示した。
 アイオワでの本格的なバスツアーはこの日が初めて。10日に予備選が行われる北部ニューハンプシャー州での支持固めを優先したためだ。保守的なアイオワでロムニー氏の中道寄りの姿勢が保守派候補から批判されることを恐れ、目立つのを避ける狙いもあった。
 当初、アイオワでの勝算は低いとみられていた。だが、保守派候補同士が足の引っ張り合いを繰り広げ、情勢が変わりつつある。支持率が徐々に上がり、世論調査会社ラスムセン・リポーツの12月29日発表の調査で首位(23%)に立ったのだ。
 「最も大事なのはオバマ大統領に勝てる候補を選ぶことだ。ロムニー氏は国にとって最良の選択だと思う。私は彼よりも保守的な考えだが、支持に傾いている」。財務関係の仕事を引退したピート・トンプソンさん(80)が胸中を明かす。
 「政権奪還」という現実的な観点から、ビジネス経験の豊富なロムニー氏への期待が高まっている形だ。地盤のニューハンプシャーは勝利が確実視されているため、ロムニー氏がアイオワを制した場合、連勝で一気に勢いに乗る可能性がある。
 一方、保守派のギングリッチ元下院議長(68)。戦線離脱した黒人実業家ハーマン・ケイン氏の支持層を取り込んだが、他候補の攻撃の集中砲火を浴び、失速気味だ。代わって、連邦政府の権限縮小による「小さな政府」を訴えるポール下院議員(76)に支持が集まり出している。
 さらに、アイオワで100日以上の選挙運動を繰り広げてきたサントラム前上院議員(53)▽国境における不法移民対策の実績を訴えるペリー・テキサス州知事(61)▽人工妊娠中絶への反対を貫き、キリスト教右派・福音派の支持を受けるバックマン下院議員(55)--らが保守票を奪い合う構図だ。
 大統領としての資質や、オバマ大統領と対決する本選挙での当選の可能性を重視するか。妊娠中絶や同性愛者同士の結婚に反対し、保守的な「家族の価値」を尊ぶ候補を選ぶのか--。アイオワの選択は米国の保守層が直面するジレンマを浮き彫りにしている。

◇オバマ氏かすむ「変革」
 オバマ大統領は前回選挙で公約に掲げた「変革」の成果として12月にイラク戦争終結を宣言、経済・雇用などの内政を重視する姿勢を示したが、失業率の高止まりと支持率の低迷で再選への「逆風」は弱まっていない。
 オバマ氏は1月下旬の一般教書演説で政権課題を整理した上で春以降、再選への選挙運動を本格化させる。2月には給与税減税の延長を巡り議会で共和党との対立が再燃するのは必至。「国民のために働く大統領」と自分を売り込み、「妨害する共和党」との印象付けを狙うとみられる。
 だが、失業率が現状の9%前後のままではオバマ氏の再選は厳しい。ギャラップ社の最新の世論調査によると、支持率は43%で不支持率の48%を下回った。「頼みの綱」は現職大統領としての知名度と組織力、豊富な資金力だ。アイオワでは民主党もオバマ氏の再選立候補を承認する党員集会を開く。選対は集会を機に選挙運動に弾みをつけたい考えだ。


---米保守革命:第2部・福音派の力/中 モルモン教巡り分裂 信徒ロムニー氏を不支持の動き---
毎日新聞 2011年12月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20111228ddm007030004000c.html

◇州で温度差、連携模索も
 「互いの相違を乗り越え、対話で理解を深められますように」。11月20日、米西部サンフランシスコのホテル。会議を終えたキリスト教関係者二十数人が黙とうの後、祈った。
 会議室の入り口に掲げられた集会案内はありふれた「聖書セミナー」。だが、実際は、キリスト教界で対立してきた右派の福音派と末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の指導者による対話会合だった。モルモン教は聖書とは別に独自の聖典「モルモン書」を持ち、聖書を唯一の規範とする福音派から異端視されてきた。
 米大統領選の共和党候補のうちロムニー前マサチューセッツ州知事とハンツマン前駐中国大使の2人はモルモン教の信徒。これを念頭に福音派の牧師が10月に「モルモン教はカルト集団だ」と批判した直後で、福音派とモルモン教徒の間には波風が立っていた。
 福音派参加者は会合で「カルト発言は公式見解ではない」と弁明したという。「双方は人工妊娠中絶や同性愛者同士の結婚への反対で一致する。オバマ大統領の再選を阻止するために団結すべきだ」。会合後、カリフォルニア州の神学校長で福音派指導者のリチャード・モウ氏が語った。
 対話はモルモン教徒が人口の6割を占める西部ユタ州で01年に始まり、今年3月には全国福音主義協会幹部80人が州都ソルトレークシティーを初訪問した。「『家族の価値観』を共有する仲間としての信頼がここ数年で深まった」。ユタ州の福音主義協会幹部、グレッグ・ジョンソン氏(45)が指摘する。08年にはカリフォルニア州住民投票で協力し同性婚禁止案を可決へ持ち込んだ。
 だが、サンフランシスコでの対話会合の翌21日、中西部アイオワ州のデモインでは溝の深さを浮き彫りにする出来事があった。福音派指導者約20人が来月3日の党員集会で「オバマ大統領に勝てるロムニー氏以外の候補者」を支持する方針を確認したのだ。福音派が「ロムニー氏降ろし」に動き出した格好だ。
 ロムニー氏はキリスト教右派の非営利団体「アイオワ信仰と自由の連合」が10、11月に開いた福音派信徒と共和党各候補の集会を欠席した。団体のスティーブ・シェフラー代表は「議論を恐れて逃げた。保守政治家としての資質にも疑問がある」と手厳しい。
 これに対して福音派のコラムニスト、ナンシー・フレンチさん(36)はロムニー氏の地盤・米東部で05年から支援のウェブサイトを運営する。「他に有力候補はなく、いずれ福音派はモルモン教徒を認めざるを得なくなる」。ロムニー氏はアイオワ州で排除されたとしても、東部で巻き返すと読む。
 福音派が多い中西部などではモルモン教への敵対心が根強い。一方、相対的に福音派の影響力が弱い西部や東部では対話や支援の動きがある。対立か、連携か--。共和党の候補選びが本格化する中、福音派はモルモン教への対応で内部分裂を抱えている。【サンフランシスコで堀山明子】


---米保守革命:第2部・福音派の力/上 共和党指名争い第1弾、アイオワ州---
毎日新聞 2011年12月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20111227ddm007030143000c.html

 米大統領選の共和党の候補者選びが来年1月3日の中西部アイオワ州の党員集会から正式に始まる。保守的な土地柄のアイオワ州などでは、人工妊娠中絶への反対などを掲げるキリスト教右派の福音派の影響力が大きい。保守派候補にとって、いかに支持を取り付けるかが勝敗を分ける。「米保守革命」第2部では、予備選の行方を左右する福音派の動向を現場から報告する。【デモイン(アイオワ州)で古本陽荘】

◇「神の言葉」への忠誠 キリスト教右派、結束固める
 デモイン郊外にある多目的ホール。今年10月、約1000人のキリスト教関係者が州内各地から集まった。
 「現在の指導者(大統領)は国を堕落に導いています。父なる神よ。どうか真のキリスト教徒である指導者が当選するよう、お助けください。あなたの言葉に従って国を導く指導者が必要です。アーメン」
 牧師が呼びかけ、参加者全員が祈りをささげる。会場では大統領選と宗教が分かちがたく結びついていた。集会は「アイオワ信仰と自由の連合」というキリスト教右派の非営利団体が共和党大統領候補を招いて開いた演説会だ。参加者は「福音派」と呼ばれるキリスト教右派の信者のうちアイオワ州内で政治的な発言力のある大立者たちだ。
 集会には後に撤退表明した黒人実業家のハーマン・ケイン氏も含め6人の大統領候補が駆け付けた。民主党のオバマ大統領が容認した妊娠中絶や同性愛者同士の結婚に自分がどれだけ反対してきたかを力説し、「我こそ福音派の価値観を体現している」と競い合った。ギングリッチ元下院議長やサントラム前上院議員らは集会閉幕まで残った。
 なぜ大統領選で宗教が大事なのか--。集会に参加していた外科医のニール・ソーカルさん(52)は「アメリカは多民族国家だが、キリスト教の原理で建国された国家だ。大統領になる人は本当のキリスト教徒でなければ駄目だ」と即答した。
 福音派は教派を横断する形で価値観を共有するキリスト教右派と理解されている。聖書の内容を「神の言葉」として信じていることが特徴だ。世論調査会社ピュー・リサーチ・センターが07年に実施した調査によると、福音派と分類される教会に所属しているのは米国民の26・3%だった。
 しかし、「アイオワ信仰と自由の連合」によると、08年の共和党アイオワ州党員集会に参加した有権者の55~60%が出口調査で自らを福音派と名乗った。共和党予備選の出口調査結果を入手した26州の平均でも参加者のうち44%が福音派だったという。共和党の予備選に及ぼす影響力は大きい。
 福音派はブッシュ政権の1期目に政治的な影響力を拡大し、ブッシュ氏の再選をもたらした。だが、その後、福音派団体間の対立などで勢いが衰えたと見られていた。それが今、オバマ政権への反発を軸に結束し、息を吹き返している。
 「オバマ政権は社会主義への道を歩んでいる。『政治活動に参加しなければ手遅れになる』という人々の危機感が我々の活動を後押ししている」。「アイオワ信仰と自由の連合」のスティーブ・シェフラー代表が語る。
 福音派は伝統的な保守市民団体にとどまらず、財政面で「小さな政府」を求める保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会運動)」との連携も深めている。大統領選に向けて「反オバマ」の旗印の下、保守派の糾合が進む。いきおいづく福音派がその「保守連合」の中核をなしている。
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■ことば
◇福音派
 聖書の記述を「神の言葉」とあがめ、誤りがないと信じるキリスト教の教会・信徒。イエス・キリストの教えである「福音」を社会に広める。人間は神によって作られたとの立場から、人工妊娠中絶、同性愛者同士の結婚に反対し、政治・宗教的な立場は保守的で、共和党支持者が多い。


---米大統領選・共和党予備選 序盤4州 混戦必至---
2011年12月25日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011122502000025.html

 来年11月の米大統領選に向けた野党共和党の候補者選びは、開幕戦となるアイオワ州党員集会が1月3日に開催される。11月に世論調査で首位に立ったギングリッチ元下院議長は、ここへ来て失速気味。決定的な候補者は現れておらず、序盤は混戦必至の情勢だ。 (ワシントン・竹内洋一)
 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した主要メディアや調査機関の最新世論調査の平均値では、ギングリッチ氏の全米での支持率は27・8%。今月中旬の35%から後退した。首位は守っているが、二位のロムニー前マサチューセッツ州知事との差は12・7ポイントから3・4ポイントに縮まっている。
 ギングリッチ氏は、金融危機の元凶と批判される連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)から多額の相談料を受け取っていた問題に加え、二回の離婚歴や不倫の過去がある。こうした弱点を討論会などで他候補から批判され続け、支持率に響いたとみられる。
 開幕戦の舞台となるアイオワ州では中傷合戦が激しく、ロムニー陣営は十二月上旬からギングリッチ氏を攻撃するテレビCMを集中的に放映。同州では、ギングリッチ氏の支持率は今月中旬の31%から17・3%に急落。20・3%のロムニー氏を下回った。
 ギングリッチ氏は「前向きな選挙をすべきだ」とCMの中止を要求しているが、ロムニー氏は「この程度のことに耐えられないなら、オバマ大統領とは戦えない」と拒否。ロムニー氏の支持団体は、アイオワ州党員集会までに二百八十万ドル(約二億二千万円)をCMに投じる予定だ。
 だが、穏健派のロムニー氏にとって最大の課題である党内保守派への支持拡大にはつながっていない。ギングリッチ氏に代わってアイオワ州でトップに立ったのは、ポール下院議員だ。今月に入って徐々に支持率を上げ、23・8%に達した。
 ポール氏は保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の理論的指導者ともいわれ、連邦政府の役割を極端に縮小する主張で保守層の一部から熱烈な支持がある。ほかの保守派候補が次々に勢いを失う中、保守的な土地柄のアイオワ州でポール氏に人気が集まり始めたとみられる。ポール氏が三つどもえの初戦を制した場合、指名レースはさらに混迷を深めかねない。
 続くニューハンプシャー州では、今のところロムニー氏が盤石の形勢。同州はロムニー氏が知事を務めたマサチューセッツ州に隣接し、リベラル色が濃い。ロムニー氏は33・8%の支持を集め、他候補を10ポイント以上引き離している。
 その後、サウスカロライナ州では一九八〇年のレーガン元大統領以来、予備選の勝者が必ず共和党の指名を獲得してきた。フロリダ州は序盤四州で最も代議員数が多い。両州ともギングリッチ氏が優位を保っているものの、先行二州の結果次第で情勢は大きく変わる可能性がある。
 党員集会、予備選挙を開くペースが前回二〇〇八年より遅いことも、混戦の誘因になりそうだ。前回は二十一州が集中開催した二月五日の「スーパーチューズデー」で、マケイン上院議員の指名獲得が確実になった。今回の集中開催は一カ月遅い三月六日。しかも、約六割の州はそれ以降に党員集会、予備選挙を行う。指名レースは三月以降までもつれ込みそうな雲行きだ。


---軋む米国:12年大統領選 「本命不在」の討論会 共和7候補、非難合戦--アイオワ---
毎日新聞 2011年12月17日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20111217ddm007030136000c.html

<軋(きし)む米国>
 【ワシントン古本陽荘】次期米大統領選を目指す野党・共和党の候補者7人による討論会が15日、米中西部アイオワ州で開かれた。大統領候補を選ぶ共和党の予備選は来年1月3日のアイオワ州党員集会でスタートする。討論会では、黒人実業家のハーマン・ケイン氏の撤退後、保守派の支持を集めていたギングリッチ元下院議長(68)が他候補の攻撃対象となるなど、候補者同士で足を引っ張り合う場面が目立った。政策論争が深まらない中、世論調査の支持率順位は目まぐるしく入れ替わっており、事実上、「本命不在」のまま党員集会を迎える。
 バックマン下院議員(55)は、住宅バブルの元凶と言われる連邦住宅貸付抵当公社からギングリッチ氏が多額のコンサルタント料を受け取っていたことを「詐欺の片棒をかついでいた」と批判した。これに対して、ギングリッチ氏は「私はロビー活動など行ったことがない」と反論、「非難する前にちゃんと事実を確かめろ」とバックマン氏をたしなめた。
 一方、ポール下院議員(76)はイランの核開発疑惑について「『1年以内に核を開発する』と言うのは科学的根拠を超えた何らかの意図がある。(大量破壊兵器があるとして始まった)イラク戦争に似たことが起きようとしている」と主張した。これには、対イラン強硬派のバックマン氏が「米国の安全保障に関して、これ以上危険な発言を聞いたことがない」とかみついた。
 世論調査会社ラスムセン・リポーツが15日発表した調査結果では、ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が23%で首位を走り、ギングリッチ氏(20%)、ポール氏(18%)の保守派2候補が小差で追いかける接戦となっている。
 中道派のロムニー氏は当初、保守的な土地柄のアイオワ州での勝利を事実上、あきらめていたが、保守派候補の一本化が進まなかったことから、勝算が出てきた。だが、候補者の順位は世論調査各社の調査結果ごとにまちまちで、ギングリッチ氏がトップの座を維持しているケースもある。多くの有権者が誰を支持するか決めるのは党員集会の直前になるとみられている。

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