2012年1月6日金曜日

武富士 Jトラストが新スポンサ

武富士の新スポンサにJトラストが決まった。
 会社更生手続き中の武富士の管財人は、事業買収資金の支払いなど契約
が履行されなかったとして、韓国消費者金融大手、A&Pファイナンシャルと
のスポンサー契約を解除し、金融大手のJトラストと新たなスポンサー契約
を締結したと発表した。

Jトラスト
・債権者への支払い業務を切り離し、健全部分の事業会社を約252億円で買収
・約470人の社員は、ほぼ引き受ける見通し。
・2012年3月までに買収代金を支払い、子会社と合併計画
・スポンサー入札で、
 「選考過程における公平性・透明性が担保されていない」
 等として、選定から撤退

武富士
・負債総額は1兆5000億円規模
 過払い金の返還請求金額は、総額約1兆4000億円
・弁済は2回に分ける。
 1回目の弁済率は3.3%

A&P
・健全事業を約280億円で買収予定
 交渉で買収金額は247億円強まで減額
 支払い期日の28日になっても、入金されなかった
・業務停止により、資金手当てが付かなかったもよう。

スポンサ選定で、公平ではないと言われ、獲得した金融機関は、韓国本社で
金利取り過ぎとして、業務停止処分になり、入金しなかったようだ。
管財人が、実現が難しいと判断したJトラストをスポンサに決定。

管財人は、債権者への公正・公平な配当を要求されるようだが、スポンサ
への公正・公平・透明性もは要求されるのか。

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---武富士、韓国金融大手との契約解除 新スポンサーにJトラスト---
2011年12月29日
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111229/bse1112290501001-n1.htm

 会社更生手続き中の武富士の管財人は28日、事業買収資金の支払いなど契約が履行されなかったとして、韓国消費者金融大手、A&Pファイナンシャルとのスポンサー契約を解除し、金融大手のJトラストと新たなスポンサー契約を締結したと発表した。
 武富士は会社分割によって、債権者への支払い業務を切り離し、健全部分の事業会社をJトラストが約252億円で買収する。武富士の約470人の社員は、ほぼJトラスト側が引き受ける見通し。
 Jトラストでは来年3月までに買収代金を支払い、武富士を貸金業の子会社と合併させる計画だ。
 武富士の負債総額は1兆5000億円規模で、このうち過払い金の返還請求金額は、総額約1兆4000億円に上る。スポンサー変更後も、債務者への弁済は2回に分けて行い、1回目の弁済率は3.3%とするなど、弁済計画の内容は変わらない。
 当初の更生計画では、A&Pが健全事業を約280億円で買収することになっていたが、その後の交渉で買収金額は247億円強まで減額されたうえ、支払い期日の28日になっても、入金されなかった。A&P側は資金手当てが付かなかったもよう。
 3月に行われた武富士のスポンサーを決める入札では、Jトラストも、名乗りを上げていた。
 しかし、Jトラストは4月、「選考過程における公平性・透明性が担保されていない」などとして、選定から撤退した経緯がある。


---ノンバンクのJトラスト、武富士買収へ 韓国企業は撤退---
2011年12月28日23時34分
http://www.asahi.com/business/update/1228/TKY201112280764.html

 中堅ノンバンクのJトラストは28日、会社更生手続き中の武富士を252億円で買収すると発表した。買収を決めていた韓国の消費者金融大手「A&Pファイナンシャル」が買収資金を用意できずに撤退したため、武富士の管財人が新しい買い手を選んだという。
 Jトラストは大証2部上場。過去に商工ローン大手のロプロ(旧日栄)や、阪急電鉄系の消費者金融会社ステーションファイナンスなどを買収して規模を広げてきた。
 一方、A&Pは金利を取りすぎていたとして、韓国の本社が当局から業務停止処分を受けることが決まり、資金繰りが悪化したとみられる。管財人はA&Pの撤退を受け、今年3月の最終入札に進んでいたJトラストや米ファンドのTPGと交渉して新たな買い手をJトラストに決め、東京地裁が28日、更生計画の変更を認めた。


---更生手続き中の武富士支援、韓国企業が撤退へ---
2011年12月28日13時49分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111228-OYT1T00345.htm

 会社更生手続き中の消費者金融・武富士の事業を受け継ぐはずだった韓国の消費者金融A&Pファイナンシャルが撤退する。
 管財人は、清算型の破産手続きに移行することを避けるため、新たな支援企業として、過去に名乗りを上げた米投資ファンドのTPGか、消費者金融のJトラストのどちらかを28日中にも選ぶ方向で詰めの協議をしている。A&Pが撤退するのは、買収資金の約282億円を調達できなかったからだ。裁判所が更生計画を認可した後に支援企業が変わるのは異例だ。
 TPGかJトラストが支援企業に決まれば、91万人に上る武富士の債権者に返済できる割合を示す弁済率は当初計画の3・3%から変わらないとみられる。管財人は来年1月中旬にも返済を始めたい意向だ。


---武富士スポンサー選定異例の展開 入札したJトラスト管財人を批判---
2011/4/20 11:56
http://www.j-cast.com/2011/04/20093533.html?p=all

 経営破綻した武富士の再建を支援するスポンサー選定で、韓国の消費者金融大手、A&Pファイナンシャルが優先交渉権を取得した。選定をめぐっては、2011年3月末に行われた最終入札後、有力視されていた貸金業、jトラストが「選考過程が不透明」と管財人を批判し、候補から降りる異例の展開となった。
 スポンサー企業の再建方針や買収額は、利用者が武富士に対して過去に払い過ぎた利息の返還額にもかかわってくるだけに、選考理由や過程の透明化が求められそうだ。
Jトラストは、A&Pよりも有利な条件で応札?
 武富士の支援企業を選ぶ最終入札には、米投資会社のTPGや投資ファンドのサーベラスも含め4社が参加。このうち、Jトラストは破綻した貸金業者ロプロの再建を手がけた実績があり、最有力とみられていた。
 しかし、最終入札後に「米TPGが有力」との一部報道が流れるなど、情報は錯綜した。結局、A&Pの優先交渉権獲得が濃厚になったことを受け、jトラストは4月8日、「選考過程における公平性・透明性が担保されていない可能性が非常に大きい」と選定からの撤退を発表。自社の応札額が310億円で、武富士の従業員700人を引き継ぐ提案をしたことも公表した。
 スポンサー選定の入札に参加した企業がわざわざ撤退や応札額を公表するのは極めて異例。Jトラストは、A&Pよりも有利な条件で応札したにもかかわらず、最終選考から漏れたことを示唆し、抗議する狙いだったとみられる。
 関係者によると、各社の応札額は「ドングリの背比べ」ではあったものの、A&Pよりjトラストの方が高かったという。ただ、武富士の管財人は選定基準として、応札額や事業計画、弁済率の極大化を挙げるとともに、「応札額が高くても、事業再生の実現可能性がなければ選ばない」考えも明らかにしていた。

韓国で成功したビジネスモデルが日本で通用するか
 A&Pは韓国で「ラッシュ・アンド・キャッシュ」のブランドで有人店舗を展開し、対面型の営業で貸し付けを増やしてきた。規制強化に伴う利益低下にあえぐ日本消費者金融大手各社が有人店舗を次々に閉鎖する中、リストラに出遅れた武富士は今も100店舗以上を持つ。管財人側は「A&Pのビジネスモデルは武富士の再生に生かせる」(関係者)と判断したようだ。
 一方、Jトラストは、米ゴールドマン・サックス(GS)から資金支援を受ける計画だったが、業界ではGSの狙いは「武富士が持つ関西の不動産」(同)との見方がもっぱらだった。「武富士の事業再生に必要な資金を継続的に確保できるのか」(同)という懸念を払しょくできなかったことが、A&Pと明暗を分けた理由のようだ。
 今後、武富士はA&Pのもとで事業を再生することになるが、40%台の高い貸付金利が認められている韓国で成功したA&Pのビジネスモデルが、規制強化が進む日本で通用するかは未知数だ。一方、過払い利息の返還請求を届け出た最大100万人の利用者への返還額は大幅カットされるとみられ、A&Pの事業計画が弁済率の極大化にどうつながるのか、管財人は納得のいく説明が求められそうだ。

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