2012年3月20日火曜日

FRB 懲罰的不合格か

FRBはストレステストで懲罰的不合格とのこと。
 FRBは、19の米大手銀行持ち株会社を対象に実施したストレステスト
(耐性検査)の結果を公表した。
 欧州危機を踏まえ、深刻な景気後退(リセッション)に陥った場合でも、
米金融システムの安定性を確保できるかどうかを調べるもので、15社が
十分な自己資本を備えているとして合格した。

FRBストレステスト
・失業率が13%、株価は半減、住宅価格は21%下落
・2011年10~12月期から13年10~12月期にかけて9四半期分の配当計画や
 財務見通しを検査。

Passed test
・American Express
・Bank of America
・Bank of New York Mellon
・BB&T Corp.
・Capital One Financial
・Fifth Third Bancorp
・Goldman Sachs
・JP Morgan Chase
・KeyCorp
・Morgan Stanley
・PNC Financial Services
・Regions Financial
・State Street
・U.S. Bancorp
・Wells Fargo

Failed test
・Ally Financial(the former General Motors credit arm)
・Citigroup
・MetLife
・SunTrust Banks

米FRBは、自身の試験の信頼性を高めるために、不合格銀行を出したとの
説もある。
不合格の詳細の理由も不明のまま。
米FRBのストレステストの全てが公開されているわけではないため、条件
をかなり厳しくしたとの見方もある。

EUのストレステストはおまじないレベルと言われた。
不合格になった銀行の市場の反応は鈍く、日本のように、注入した公的
資金の回収不能とはならないようだ。

金融規制改革法案 米大統領署名
債務不履行競争
FSB つぶさない銀行を発表
EFSF 格下げへ


Citigroup fails US bank stress tests


---シティは何を間違ったのか、ストレステスト不合格で生じる疑問---
2012年 03月 15日 13:21 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK809661620120315

 [14日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が米銀持ち株会社19社に実施したストレステスト(健全性審査)で不合格になったシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)は14日、なぜ同社に増配や自社株買いの承認が下りなかったを理解しようとしつつ、資本計画を練り直し、利益を株主に還元する方針をあらためて示した。
 シティは13日遅く、FRBがストレステストの結果を受けて、同社が提案した株主への資本還元を却下したことを明らかにした。
 FRBの結果発表に至るまでの数週間、シティのビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は、同社のバランスシート上の自己資本が深刻な景気の落ち込みをしのぐために必要な水準以上に回復していると、アナリストに確信させてきた。先週後半には、一部のアナリストが、シティは四半期配当を1株0.01ドルから0.10ドルへ引き上げる許可を得るとの見方を示していた。
 同社の予想外のテスト不合格に驚いた投資家は、14日のニューヨーク証券取引所でシティグループ株に売りを浴びせ、フィラデルフィアKBW銀行株指数が1.31%上昇したにもかかわらず、シティの株価は3.4%下落した。同社株は年初から30%余り上昇している。
 次の展開はまだ不明だ。パンディットCEOは従業員に宛てたメモで、株主に「有意義な資本」を還元するため、FRBと引き続き交渉する意向を示した。
 なぜ不合格になったのか。シティはなお答えを求めているようだ。13日のFRBによる結果公表後に発表した声明の中でシティは、同社が具体的にどう評価されるか、経営陣が把握できていなかった可能性を示唆し、「FRBとさらに協力して、FRBの新たなストレス損失モデルを理解したい。このモデルの公表と関連指標・想定条件の公表を強く望む」と表明した。
 シティグループの広報担当のシャノン・ベル氏はコメントを拒否した。
 アナリストや投資家は、パンディットCEOが資本還元の提案で強気になり過ぎていたのか、あるいは同CEOが、過酷なストレス下での潜在的損失についてFRBの採点を読み誤っていたのか、と自問している。
 一部のアナリストは、パンディットCEOがFRBの要求を読み違えていたと批判する。銀行アナリストのナンシー・ブッシュ氏は「頭にくるのは、彼がブライアン・モイニハンの経験から学ばなかったことだ」と語った。
 バンク・オブ・アメリカのモイニハンCEOも昨年、増配を発表した後でFRBが許可せず、きまりの悪い思いをした。
 FRBの広報担当は、FRBは個々のケースについてはコメントしないとしている。
 シティグループは株主への還元希望額については公表していない。しかし、FRBのリポートによると、その額は、ストレスシナリオ下で同社の普通株Tier1比率を5.9%から4.9%に引き下げるには十分だったようだ。FRBは銀行が予想外の損失に耐えられる「高度の確信」が持てる水準として、普通株Tier1比率で5%を最低合格ラインに設定している。
 アナリストは、シティが希望していた還元額をあれこれ憶測している。サンドラー・オニールのアナリスト、ジェフ・ハート氏はリポートで、シティは30億ドルの自社株買いを提案したのではないかと分析した。シティは積極的に攻め過ぎたのではないかと同氏はみている。
 FRBはシティの国際資産の比率の高さを気にした(ノムラのアナリスト、グレン・ショール氏)との見方もある。ショール氏はリポートで、FRBの拒否はシティにとって「ばつの悪い」出来事だと述べている。
 米銀3位のシティグループが、潜在的損失の物差しとなるFRBのテストで低調なスコアに終わったことは確かだ。
 シティは今後、FRBに新たな資本計画を提出する必要がある。


---Surprise! Your Bank Just Failed the Stress Test---
By Rich Smith, The Motley Fool Posted 5:30PM 03/15/12
http://www.dailyfinance.com/2012/03/15/surprise-your-bank-just-failed-the-stress-test/

Good news! The Federal Reserve just ran its third round of "stress tests," checking up on the fiscal health of America's biggest banks. Most banks passed ... but not all.

Out of 19 big financial institutions put through the wringer, 15 passed with flying colors. Indeed, bankers Wells Fargo, U.S. Bancorp, BB&T, American Express, KeyCorp, PNC, Morgan Stanley, Goldman Sachs, and Bank of New York Mellon were found to be so flush with cash that the Fed granted them permission to spend their extra loot on boosting dividends to shareholders and buying back shares (which boosts earnings per share for these same shareholders).

Not everyone was so lucky. According to the Fed, four bank holding companies -- Ally (the former General Motors credit arm), Citigroup, Suntrust, and MetLife -- were all found to have insufficient capital reserves to survive a Cat-5 economic storm. None of these four bankers will be permitted to repurchase shares or boost dividends.

Teaching to the test
As you may recall, much mockery was made of a similar round of stress tests that European financial regulators conducted last year. The European Banking Authority proudly announced that 91% of the 90 banks tested were sufficiently sound to survive a 0.5% wobble in GDP, coupled with a 15% slide in stock markets.

The Euro-banks' 91% pass rate may sound better than the 79% that American banks just scored. But U.S. investors, and depositors, shouldn't necessarily worry about that. Our test was much harder to pass, modeling for

a 21% drop in home prices, which would devastate the value of banks' mortgage portfolios;
13% peak unemployment, which would dry up the loan market, and drain capital from bank accounts as depositors are forced to live off their savings;
and $534 billion in total banking losses over the course of two years.

In fact, the American Bankers Association complained that even more of its members should have passed the test. According to the ABA, the Fed's hypothetical scenarios were actually worse than anything U.S. banks faced in the 2008 Financial Crisis.

What does this mean to you?
All's well that ends well, yes? Nothing to worry about here, right? Well, that depends on who you're talking about. Bank depositors can take comfort in the fact that the Fed conducted a real test of the stress that a major economic crisis would inflict on the U.S. banking system. They can also rest assured that the majority of U.S. banks passed the test, and that the Fed is on the alert, knowing "who is the weakest link," and intending to get these links strengthened.

This, combined with the knowledge that the Federal Deposit Insurance Corporation is still promising to make depositors whole in the event of a banking failure (so long as you have no more than $250,000 deposited in an FDIC-insured account), should reassure depositors that their money is safe.

If you're an investor in banking stocks, though, don't get overconfident. The Fed is on the ball, yes: It's running stress tests annually, and doing its darnedest to make sure we don't see another major bank fail and go bankrupt, a la Lehman Brothers in 2008. But that's only a partial guarantee.

Remember that even though it was among the big banks that survived the last financial crisis, Citigroup still managed to lose 98% of its market cap between October 1, 2007 and the crisis nadir on March 2, 2009. Bank of America, which passed this round of stress tests, lost 94% in the last crisis. Even Wells Fargo, Warren Buffett's favorite bank, lost 77%.

This week's stress test results tell you that, in the Fed's opinion, even if Financial Armageddon strikes, 15 out of 19 major U.S. banks are not at risk of failing and taking 100% of your investment down with them. But when it comes to the possibility of a mere 98% loss, there's still no guarantees. Caveat investor.


---米大手銀ストレステスト、シティなど4社不合格---
2012年3月14日12時25分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120314-OYT1T00324.htm

 【ワシントン=岡田章裕】米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、19の米大手銀行持ち株会社を対象に実施したストレステスト(耐性検査)の結果を公表した。
 欧州危機を踏まえ、深刻な景気後退(リセッション)に陥った場合でも、米金融システムの安定性を確保できるかどうかを調べるもので、15社が十分な自己資本を備えているとして合格した。
 合格したのは、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、ゴールドマン・サックス(GS)などで、シティグループなど4社は不合格だった。
 FRBは審査結果に基づいて、増配や自社株買いの認可を行うが、不合格の4社は資本計画の再提出を求められるとみられる。テストでは、失業率が13%、株価は半減、住宅価格は21%下落という深刻なリセッションを仮定し、2011年10~12月期から13年10~12月期にかけて9四半期分の配当計画や財務見通しをチェックした。19社の損失額は融資の焦げ付きなどの合計が5340億ドル(約44兆円)に上る見通しとなった。


---米銀ストレステスト、シティとメットライフが予想外の不合格---
2012年3月14日10時47分
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201203140039.html

 [ボストン 13日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が国内金融機関19社を対象に実施したストレステスト(健全性審査)で、米銀3位のシティグループと生保最大手のメットライフなど4社が不合格となった。
 増配など近く株主への資本還元が期待されていた両社にとって、衝撃的な結果となった。
 他に不合格となったのはアライ・ファイナンシャル、サントラスト・バンクス。
 株式を上場しているシティ、メットライフ、サントラストの3社は、時間外取引で軒並み3%以上株価が値下がりした。
 GFTフォレックスの調査ディレクター、キャシー・リエン氏は「市場の最初の反応は限定的なものの、4行が不合格となったことはかなりネガティブと考えている。シティグループとその他の大手行の不合格は銀行セクターにとって良くない兆候だ」と指摘した。
 特にシティグループは、ストレステストの結果公表に先立ち、増配など「ポジティブサプライズ」があるのではないかとの見方が一部アナリストの間で浮上していた。
 シティは13日、FRBが同社の資本還元計画に反対したと表明。現在の配当水準を維持することは認められたが、年内に新たな資本計画をFRBに提出するとしている。
 同社は「FRBとさらに協力して、FRBの新たなストレス損失モデルを理解したい。このモデルの公表と関連指標・想定条件の公表を強く望む」と表明した。

<メットライフはFRBを批判>
 FRBは昨年10月、ストレステストに先立ち、メットライフの資本還元計画を阻止している。同社は傘下にリテールオンライン銀行部門を持ち、銀行持ち株会社として規制されているが、昨年12月に同部門を米ゼネラル・エレクトリック(GE)に売却することで合意した。
 メットライフは、今回のストレステストについて、保険会社に対するテストとしては不適切であり、FRBの基準と州規制当局の基準が異なっていると批判。カンダリアン最高経営責任者(CEO)は「FRBの発表に深く失望している」と表明した。
 CEOによると、同社はアナリストの予想通り、20億ドルの自社株買いと年間配当の49%引き上げを申請していた。
 同じく不合格になったアライ・ファイナンシャルは、ストレステストのアイデア自体は支持するが、公表結果は社内の分析結果と「異なっている」と主張。「特に新しいビンテージのローンに関して、モーゲージの潜在的な偶発リスクが過大に想定されている」と批判している。同社は近く新たな資本計画を提出する予定。
 サントラストは結果公表後3時間以上経ってから声明を発表。社内モデルはFRBのモデルより「はるかに有益だ」とし、今四半期の業績が予想を上回るとの見通しを示した。

<ストレステストの信頼性増すとの見方も>
 不合格となった4社に対する市場の反応はネガティブなものの、不合格行が出たことで、ストレステストの信頼性が高まったとの見方も一部で出ている。
 ファー・ミラー・アンド・ワシントンのアナリスト、キース・デイビス氏は「一部の銀行が不合格になったことで、テストの信ぴょう性が大きく増した。資本還元を要請して拒否された銀行が出たということは、(FRBが)かなり厳しい条件を想定をしていることを物語っている」と述べた。

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