2012年12月15日土曜日

放影研 「黒い雨」がんリスク増えず

放影研は、「黒い雨」のがんリスク増えないとの報告をした。
 広島、長崎への原爆投下後、放射性物質を含む「黒い雨」を浴びた約1万
3000人の調査データを分析していた日米共同研究機関「放射線影響研究所」
は、「黒い雨によるがんのリスク(危険度)の増加はみられなかった」との
結果を発表した。

原爆傷害調査委員会(ABCC)
・1956-1961年 被爆者への面接調査で、「黒い雨に遭った」
・2011年11月 長崎県保険医協会の本田孝也会長らが指摘し、放影研が分析。
・被曝線量が推定できる1万2401人(広島1万1667人、長崎734人)を対象に分析。
・1962-2003年 健康状態や、固形がん・白血病による死亡数、罹患数を
 調べ、雨に遭わなかった人々と比較したところ、広島では死亡、罹患共
 黒い雨によるリスク上昇はみられなかった。
 長崎では固形がんの死亡リスクが30%上昇していたが、「亡くなった人の
 数が100人と少なく、データとしては信頼できない」と判断。

国の援護策への影響とのことだから、運営資金は政府系とおもったら、
厚労省と米AEC。原発に反対していない機関からだった。
純粋の学術ではなく原子力ムラの政治圧力か。
雨や塵が放射性物質を含み、飛来し生活できないレベルになっている地域
もある。
黒い雨とがん発症のリスクの関係ではなく、低放射性物質による外部被曝
とがん発症の関係とみれば、未だ研究の段階の段階だから、一説と言う
見方。欧州と米国または原発の非推進派と推進派による見解の相違の範囲
かもしれない。

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---「黒い雨」データ解析要望---
2012/12/8
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201212080128.html

 放射線影響研究所(放影研、広島市南区)が7日公表した被爆者約1万3千人のデータの解析結果。原爆投下後に降った「黒い雨」の健康影響について実態解明に取り組む被爆地の専門家たちから「貴重なデータを十分に活用していない」と解析の継続を求める声が上がった。
 今回の解析は、未解明な点が多い黒い雨の発がんリスクや、人体への影響の現れ方の手掛かりがつかめるかどうかが焦点だった。
 脱毛、発熱などの14種類の急性症状の有無と程度、発症時期などを尋ねたこれだけの大規模な調査は存在しないとみられる。しかし放影研は急性症状に関する解析はしなかった。「同じ聞き方をしておらず、科学的な分析が困難」という理由からだ。
 昨年秋、データの存在に気付き、放影研に指摘した長崎市保険医協会の本田孝也会長は「黒い雨を浴びた人の期待に応えていない」と疑問を投げ掛ける。
 データの信頼性を理由に、放影研は一貫して活用することに消極的な姿勢を示してきた。広島大の星正治名誉教授(放射線生物・物理学)も「外部の専門家も入れて、もっと解析を尽くすべきだ」と指摘した。


---放影研がんリスク結果発表  「黒い雨」体験者ら落胆---
2012年12月8日  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20121207-OYT8T01366.htm

 原爆投下後に「黒い雨」に遭った約1万3000人分の調査データを保管していた放射線影響研究所(放影研、広島・長崎市)が、「黒い雨によるがんのリスク(危険度)の増加は見られなかった」とする分析結果を発表したことに、援護策の拡大を求めてきた住民からは落胆の声が聞かれた。
 「新しい知見が出ると、期待していたのに」。黒い雨に遭った広島市佐伯区八幡の松本巌さん(72)は、放影研が発表した分析結果に肩を落とした。
 原爆投下は5歳の時。爆心地から西9キロの自宅前の八幡川のつり橋で遊んでいて黒い雨を浴びた。白いシャツは黒く汚れたが、気に留めなかった。
 その後、原因不明の不整脈や腹痛に襲われた。大人になっても白内障などに苦しみ、川で遊んでいた同級生の中には若くしてがんで亡くなった人もいる。「あの時の雨が原因では……」と思うようになった。
 八幡川の東側は、無料の健康診断などが受けられる「大雨地域」だが、自宅のある西側は対象外。「援護地域の拡大につながれば」との思いで今回の分析結果を待ったが、健康影響を示す結果は出なかった。
 松本さんは「とても残念だが、放影研はこれで終わりとせず、今後も分析を続けてほしい」と話した。
 [解説]黒い雨については戦後、様々な調査が行われたが、人体への影響や降雨地域は今も未解明だ。このため、放影研の分析結果には高い関心が集まっていた。
 結果は「黒い雨によるがんのリスク増加は見られない」というものだったが、人体への影響を完全に否定したものではない。一定の放射線量以上で発症するとされる脱毛や下痢などの急性症状との因果関係も示されておらず、さらなる分析の余地がある。
 黒い雨とがんの死亡リスクの関係性を示唆する広島大の研究グループなどの統計分析もある。黒い雨を実際に浴びた約1万3000人分のデータは貴重であり、他の研究機関との連携も視野に入れた分析の継続を期待したい。(川上大介)


---黒い雨「がんリスク増えず」、放影研が分析結果発表---
2012年12月8日  読売新聞
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121208-OYS1T00678.htm

 広島、長崎への原爆投下後、放射性物質を含む「黒い雨」を浴びた約1万3000人の調査データを分析していた日米共同研究機関「放射線影響研究所」(放影研、広島・長崎市)は、「黒い雨によるがんのリスク(危険度)の増加はみられなかった」との結果を8日付で発表した。黒い雨の人体への影響はよくわかっていないが、実際に遭った人の大規模なデータの分析は初めて。国の援護策を巡る議論にも影響しそうだ。
 前身の原爆傷害調査委員会(ABCC)が1956~61年に実施した被爆者への面接調査で、「黒い雨に遭った」と答えていた。統計的に偏りがあるなどとして積極的に公表されなかったが、昨年11月、長崎県保険医協会の本田孝也会長らが指摘し、放影研が分析を決めた。
 このうち被曝(ひばく)線量が推定できる1万2401人(広島1万1667人、長崎734人)を対象に分析。62~2003年の健康状態や、固形がん・白血病による死亡数、罹患(りかん)数を調べ、雨に遭わなかった人々と比較したところ、広島では死亡、罹患とも、黒い雨によるリスク上昇はみられなかった。長崎では固形がんの死亡リスクが30%上昇していたが、「亡くなった人の数が100人と少なく、データとしては信頼できない」と判断した。

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