2012年12月24日月曜日

反原発命の方の主張

福島県政にとって反原発命の方の主張は都合が悪いようだ。
 原発事故の影響を調べるため福島県議が子供の乳歯保存を議会で呼び
かけようとしたのに対し、県が県民健康管理調査の検討委員会委員らに
メールで拒否のための情報を求めていた問題で、菅野裕之・保健福祉部長
は、「県民の皆様に誤解を招くことになり、大変ご迷惑をおかけしました」
と陳謝した。

福島県
・『脱原発』という考え方の下、原子力に依存しない社会を目指す
 復興ビジョンを決定。
・県民健康管理調査について話し合う検討委員会は、約1年半に渡って
 秘密裏に準備会(秘密会)を開いて事前に意見を調整したり、議事録から
 内部被ばくに関する記述を削除して情報公開した等、不透明な運営が
 次々と発覚。
・10月に内部調査を実施したが、報告書はこのメールについては一切触れ
 ていない。

菅野裕之
・県議会福祉公安委員会で説明。
・県側のPCでは送信メールの保存をしていなかったため、送信先の委員ら
 に内容を照会中。
・担当者のメモから、メールや電話で少なくとも5人から回答。
 今の技術では分からないが、将来のため保存した方がいい
 調査は微妙
・専門家に(担当者の)一個人の考えを含めた形で、見解を尋ねたのは甚だ
 不適切な行為
・これは県の見解ではない
・(乳歯保存を)国に検討を要請している。さらに調査の必要性を協議して
 いきたい

柳沼
・原発はいらないと言っている県が『反原発だから』という理由で(乳歯
 保存を)嫌がるのはおかしい。前向きな答弁が当然のはずなのに。

きょうどう歯科新八柱
・保護者らに提出を呼びかけ米国の分析機関に乳歯を送って検査する活動を
 している。約200人の乳歯が集まった。
・院長は「福島県が、呼びかけることすら嫌がるなんて信じられない。
 子供を守る責任を放棄している」と話す。

毎日新聞
・県の担当者は委員らに「反原発命の方の主張」などとメールに否定的な
 見解を添えた。
・県保健福祉部の担当者が、乳歯保存について「あまり意味はないといった
 知見・情報はないでしょうか?」と呼びかけるメールを一斉送信
・「質問議員(がそう)ではないですが、反原発命の方の主張でもあるよう
 で、あまり乗る気になれない質問です」などと記載。

県民200万人のうち、約9万人が県外転出。
市町村別人口動態 (平成23年3月1日~平成24年10月31日移動分)(Excel形式:42KB)
福一原発事故の大きさを理解していないのか、政府からの指示により、
補償費削減を画策か。
県民健康管理調査検討委は、以前から、被爆情報の隠蔽や甲状腺がんに
ついて情報操作が問われ問題視されている。大きな改善は見られない。
地域主導と言う言葉が聞こえは良いが、こんな地方行政が主導したら、
行政は信頼できないことになる。

被曝生体実験 調査開始へ
甲状腺被曝報告
放射線量地図改訂
矛盾する被爆検査報告
ストロンチウム飛散発表
高価なフクシマ・ネックレス
被爆小児甲状腺がん 1年目から発症例
拡散シミュレーション2012
放影研 「黒い雨」がんリスク増えず

---乳歯保存「拒否」:福島県部長が陳謝 「誤解を招いた」---
毎日新聞 2012年12月19日 13時04分(最終更新 12月19日 13時46分)
http://mainichi.jp/select/news/20121219k0000e040216000c.html

 原発事故の影響を調べるため福島県議が子供の乳歯保存を議会で呼びかけようとしたのに対し、県が県民健康管理調査の検討委員会委員らにメールで拒否のための情報を求めていた問題で、菅野(かんの)裕之・保健福祉部長は19日、「県民の皆様に誤解を招くことになり、大変ご迷惑をおかけしました」と陳謝した。
 同日の県議会福祉公安委員会でこの問題について説明した。菅野部長によると、県側のパソコンでは送信メールの保存をしていなかったため、送信先の委員らに内容を照会中という。一方、担当者のメモから、メールや電話で少なくとも5人から「今の技術では分からないが、将来のため保存した方がいい」「調査は微妙」などの見解が寄せられたという。
 毎日新聞の取材では、県の担当者は委員らに「反原発命(いのち)の方の主張」などとメールに否定的な見解を添えた。菅野部長は「専門家に(担当者の)一個人の考えを含めた形で、見解を尋ねたのは甚だ不適切な行為」としながらも「これは県の見解ではない」と強調した。乳歯保存は「国に検討を要請している。さらに調査の必要性を協議していきたい」と話した。【蓬田正志】


---東日本大震災:福島第1原発事故 乳歯保存「反原発命の方の主張」 県、拒絶材料探し 検討委にメールで依頼---
毎日新聞 2012年12月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121219ddm001040049000c.html

◇県議の被ばく調査提案「乗る気ない」
 東京電力福島第1原発事故による子供の内部被ばくを調べるための乳歯保存を巡り、福島県議が昨年秋の県議会で質問通告した際、保存を拒否できる見解の提供を、県が県民健康管理調査の検討委員会委員にメールで求めていたことが分かった。県はメールに乳歯保存を「反原発命(いのち)の方の主張」と記述。同委員会を巡っては、事前に秘密会を開いて意見調整していた問題などが発覚したが、県が特定意見を排除するため委員らを利用しようとした実態も浮かんだ。
 原発事故で放出される放射性物質「ストロンチウム90」はカルシウムに似た性質を持つため骨や歯に蓄積しやすいとされる。このため柳沼(やぎぬま)純子県議(自民)は昨年9月、「将来的にストロンチウム90の内部被ばくを分析するため、事故後に抜けた子供の乳歯の保存を県民に呼びかけてはどうか」との質問を県側に事前通告した。
 関係者によると、通告を受け、検討委の事務局を務める県保健福祉部の担当者が、乳歯保存について「あまり意味はないといった知見・情報はないでしょうか?」と呼びかけるメールを検討委の委員らに一斉送信。「質問議員(がそう)ではないですが、反原発命の方の主張でもあるようで、あまり乗る気になれない質問です」などと記していた。


---福島被ばく調査:乳歯保存「拒否」 「脱原発」方針と矛盾---
毎日新聞 2012年12月19日 02時30分(最終更新 12月19日 08時37分)
http://mainichi.jp/select/news/20121219k0000m040143000c.html

 原発事故後の福島県の子供たちの内部被ばくを調べるため乳歯の保存を呼びかけた県議会での提案に対し、福島県が「反原発命(いのち)の主張」とレッテルを貼り、拒否のための情報収集をしていた実態が明らかになった。復興に向け「脱原発」を掲げる中での県の言動とあって、提案した県議は「事故で被害を受けた県としてあってはならない」と憤った。【日野行介】
 同県郡山市選出で自民党の柳沼(やぎぬま)純子県議(66)は昨年夏、広島市立大広島平和研究所の高橋博子講師が内部被ばくの証拠を残すため乳歯の保存を呼びかけているのを新聞記事などで知った。高橋講師に連絡を取り、その意義に賛同して昨年秋の県議会で取り上げるのを決めたという。
 柳沼議員は「内部被ばくがあったか(の証拠を)残せる方法。どんなささいなことでも原発事故後の全てのデータは残しておくべきで、県がやるべきことだと思った」と振り返る。しかし、期待に反して、県から前向きな答弁はなかった。
 県は昨年8月、「『脱原発』という考え方の下、原子力に依存しない社会を目指す」とする「復興ビジョン」を決定。柳沼議員は「原発はいらないと言っている県が『反原発だから』という理由で(乳歯保存を)嫌がるのはおかしい。前向きな答弁が当然のはずなのに」と怒りをあらわにした。
 乳歯による内部被ばく検査を巡っては、千葉県松戸市の歯科医院「きょうどう歯科新八柱(しんやはしら)」が保護者らに提出を呼びかけ米国の分析機関に乳歯を送って検査する活動をしている。約200人の乳歯が集まったという。藤野健正(たけまさ)院長は「福島県が、呼びかけることすら嫌がるなんて信じられない。子供を守る責任を放棄している」とあきれたように話す。
 県が提案を退けるための「理論武装」に頼ったのは、全県民を対象に実施している県民健康管理調査について話し合う検討委員会のメンバー。検討委を巡っては、約1年半にわたって秘密裏に準備会(秘密会)を開いて事前に意見を調整したり、議事録から内部被ばくに関する記述を削除して情報公開したりするなど、不透明な運営が次々と発覚。県は10月に内部調査を実施したが、報告書はこのメールについては一切触れていない。

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