2013年1月30日水曜日

銀河3号2号 リバースエンジニアリング

銀河3号2号のリバースエンジニアリング報告があった。
 北朝鮮が人工衛星と主張して昨年12月に発射した長距離弾道ミサイルに
ついて、韓国国防省は、回収した残骸の分析結果を発表した。使用部品は
大部分が北朝鮮製で、国防省では「国際的制裁で先端技術や部品調達が
難しい中、北朝鮮は多くの実験や経験を積み重ねて長距離ミサイル技術の
完成度を上げている」と警戒感を強めている。

中核部品
・加速モーターや配電盤等は北朝鮮製。

外国製部品
・温度感知器や圧力センサー、電線等 中国や欧州など5カ国製の商業用
 部品。
・イラン等中東国家の部品はなかった。

エンジン
・一段目にノドンのエンジン4基
・補助エンジン4基で方向を制御。
・燃料に灯油を使用(赤煙硝酸反応?)、スカッドミサイルに使われた旧式
 の燃料。発射実験で失敗する可能性がある。
・酸化剤に赤煙硝酸採用、衛星打上げよりICBM技術の開発を目標か。

赤煙硝酸は、燃料の常温貯蔵とミサイルの点火システムが不要、固体燃料
と比較して、比推力が大きいとの利点があるようだ。
赤煙硝酸や灯油、その他の成分分析をすれば、製造先がある程度判明でき
ると思うが、そこまで発表はなかったようだ。
韓国はそこまでできないのかもしれない。

ウクライナで逮捕された北朝鮮スパイは、ロケットの燃料システムや宇宙
技術装置の機密情報を入手と報道されていたが、結局、北朝鮮は複製でき
てしまったようだ。旧ソ連が弾道ミサイルに多用していた燃料システムの
一部が北朝鮮に渡ったのは、問題が少し大きい。
ウクライナで逮捕されたのはほんの一部のスパイだったと言うこと。

以前、日本製の産業用部品が、米軍規格よりも精度が良いと話題になった
が、今回ミサイルに採用された中国や欧州の電子部品でも同様の品質に
なったと言うことだろうか。

経済制裁
・宇宙空間技術委員会、東方銀行等6団体の在外資産を凍結。
・ペク・チャンホ、商業銀行関係者ら4個人に、資産凍結、海外渡航禁止。
・禁輸品目の拡大、加盟国による北朝鮮船舶への検査の強化、
・金融サービスへの監視強化

北朝鮮ミサイル発射実験、国連安保理制裁決議、北朝鮮ミサイル核実験、
国連安保理制裁決議と繰返されるが、北朝鮮の技術進歩だけが目を引く。
核兵器開発競争が先にあるのだろう。

中国系企業 イランへミサイル材料輸出
北朝鮮制裁開始
国連制裁決議無視で孤立する中国
中国経由で弾道ミサイル技術取引
北朝鮮 外貨稼ぎ


国連安保理が制裁強化決議 北朝鮮は核実験を示唆(13/01/23)


 制裁強化を高く評価 対「北」安保理決議に総理(13/01/23)


「不必要な挑発行動」核実験示唆北朝鮮に米国防長官(13/01/25)


---北朝鮮制裁を強化=ミサイル問題で決議採択-国連安保理---
2013/01/23-10:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013012300057

 【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は22日午後(日本時間23日未明)、北朝鮮が人工衛星打ち上げを名目に2012年12月に行った長距離弾道ミサイル発射を非難し、北朝鮮への制裁を強化する決議案を全会一致で採択した。新たな発射や核実験を行った場合は「重大な行動を取る」との決意を表明。挑発行為を続ける北朝鮮に対し、異例の強い調子で警告した。
 決議は、今回の発射が弾道ミサイル技術を使ったいかなる発射も禁じた安保理決議1874(09年)や同1718(06年)に違反すると指摘。弾道ミサイル計画に関連する全ての活動を停止するよう改めて要求した。
 その上で、発射を実施した北朝鮮の宇宙空間技術委員会や、弾道ミサイル取引に関与する企業を金融決済で支援する東方銀行など、6団体の在外資産を凍結。同委員会幹部のペク・チャンホ衛星制御センター長や、弾道ミサイル取引に関わる商業銀行関係者ら4個人に、資産凍結および海外渡航禁止の制裁を科した。
 決議は禁輸品目の拡大、加盟国による北朝鮮船舶への検査の強化、さらに、北朝鮮の弾道ミサイルや核計画に貢献し得る金融サービスへの監視強化を加盟国に要請。ヒト、モノ、カネの動きを厳しく制限する内容となった。


---北制裁、6団体4個人に…決議採択へ米中合意---
2013年1月22日17時22分  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130122-OYT1T00728.htm

 【ニューヨーク=柳沢亨之】北朝鮮が昨年12月に行った事実上の長距離弾道ミサイル発射を巡り、米国は21日、発射に関与した北朝鮮の宇宙開発関連部局とその幹部ら6団体、4個人に対し、資産凍結などの制裁を科す国連安全保障理事会の決議案を、各理事国に提示した。
 中国も同意しており、22日にも採択される見通しだ。
 本紙が入手した決議案によると、資産凍結対象は、昨年4月と12月のミサイル発射を企画した「朝鮮宇宙空間技術委員会」や、ミサイル輸出主要企業の金融決済などを担う「東方銀行」など6団体。個人で資産凍結と海外渡航禁止の対象となっているのは、同技術委員会衛星制御センター長を務めるペク・チャンホ氏ら4人。


---北朝鮮ロケット「銀河3号」の部品は大半が自国製造…技術は旧ソ連の60-70年代レベル---
2013年01月22日09時05分
中央日報/中央日報日本語版
http://japanese.joins.com/article/085/167085.html?servcode=500&sectcode=500

  北朝鮮が昨年12月12日に発射したロケット「銀河3号」のほとんどの部品は自国で製造されたものだと分析されたと、国防部が21日明らかにした。
  国防部傘下の国防科学研究所(国科研)が西海(ソヘ、黄海)で引き揚げた銀河3号の残骸物を分析した結果、6-10種類は中国など5カ国の常用製品だが、残りはすべて北朝鮮の部品だった。長距離ロケットの独自の技術完成度が非常に高まったということだ。
  国科研の関係者は「昨年4月のロケット発射失敗当時の経験を補完したとみられる」とし「国際社会の制裁で技術導入と部品調達が制限されたが、多くの実験を土台に長距離ミサイル技術の完成度を高めた」と評価した。
  軍当局は北朝鮮ミサイルの残骸(酸化剤タンク、燃料タンク、エンジンなど1段目)を回収し、先月14日から今月9日まで大田国防科学研究所で、情報本部、情報司令部、国防科学研究所、航空宇宙研究院、米ミサイル専門家らが参加した中、詳細な調査を実施した。北朝鮮のロケット技術が実物と確認されたのは今回が初めて。
  国科研は「北朝鮮の製作技術は進展したが、粗悪な面もあり、精密度は落ちるとみられる」とし「とにかくソウルにさえ行けばよいということで北朝鮮は貨物車に乗って行き、私たちはKTX(高速鉄道)に乗って行くと考えればよい」と説明した。
  国防部の関係者も北朝鮮の長距離ロケット技術レベルについて「ソ連の1960-70年代水準」と評価した。別の関係者は「ノドンミサイル技術水準」と明らかにした。今回の北朝鮮ロケットの核心技術であるエンジンの場合、90年代ノドンミサイル技術を活用したと、国科研は分析した。27トン級のノドンミサイルエンジン4つと3トン級の補助エンジン4つを束ねた120トン級エンジンであることを、国科研は確認した。補助エンジンはロケットの方向を制御する役割をすることが分かった。北朝鮮は80年代にスカッドミサイルを開発し、90年代に入りノドンミサイルを開発した。
  残骸から発見された外国産部品は直流変換器や温度感知器など電子機器と感知器だった。国科研の関係者は「外国産部品は旅行に行っても簡単に購入できるものだった」と説明した。北朝鮮がこうした部品を密輸した可能性は低いということだ。


---北朝鮮、ミサイル中核部品の9割を独自製作---
JANUARY 22, 2013 07:18
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2013012216378

 北朝鮮が昨年12月に打ち上げた長距離ロケットの中核部品を殆ど独自製作し、一部の電子部品だけを外国の商用品を輸入して使用していたことが明らかになった。このため、北朝鮮は、射程1万キロ以上の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を外部からの大きな支援無しで開発できる部品調達能力を備えているものと評価される。
 国防部は21日、全羅北道群山(チョルラブクド・クンサン)の西160キロの海上で昨年12月末に引き揚げられた北朝鮮の長距離ロケットの第1段エンジンや燃料タンク、酸化剤タンクなど残骸10点を精密分析した結果、このような事実が分かったと明らかにした。北朝鮮長距離ロケットの構造や技術力など全般的な実態が実物の部品を精密分析して公開されたのは初めて。
 韓国軍当局によると、北朝鮮は長距離ロケット(銀河3号)の1段ブースターエンジンをはじめ9割以上の中核部品を独自で開発したことが確認されたという。ただし、温度感知機や直流転換装置、圧力センサー、電線など10あまりの電子部品は中国や英国、スイスなど欧州5ヵ国から輸入した商用製品が使われていた。これらの部品はミサイルの輸出と技術移転を制限するミサイル技術統制体制(MTCR)に抵触する品目ではないと、軍当局は説明した。
 今回の調査結果を機に、北朝鮮が輸入した電子部品をMTCRの統制品目に追加する問題が国際社会の議論の対象に浮上する見通しだ。政府が外交チャンネルを通じて、国連とMTCR事務局に北朝鮮ロケット残骸に関する調査結果とロケットに使われた電子部品を製造した国のリストなどを伝える計画だ。


---北ミサイル「ほぼ国産」 韓国国防省 高い完成度に警戒感---
2013年1月22日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013012202000104.html

 【ソウル=篠ケ瀬祐司】北朝鮮が人工衛星と主張して昨年十二月に発射した長距離弾道ミサイルについて、韓国国防省は二十一日、回収した残骸の分析結果を発表した。使用部品は大部分が北朝鮮製で、国防省では「国際的制裁で先端技術や部品調達が難しい中、北朝鮮は多くの実験や経験を積み重ねて長距離ミサイル技術の完成度を上げている」と警戒感を強めている。
 外国製部品は圧力センサーや電線など。韓国政府関係者によると、中国やヨーロッパなど五カ国の製品で、北朝鮮との協力関係がとりざたされるイランなど、中東国家の部品はなかった。
 韓国メディアは外国製部品は軍用ではなく、商業用部品だったと報じているが、北朝鮮と中国との関係の深さがあらためて確認されたといえる。
 長距離ロケットのエンジンは、これまで国防省が推定していた通り、一段目に「ノドン」(射程約千三百キロメートル)のエンジン四基をまとめて使用していたことが確認された。また補助エンジン四基も確認。国防省では、ミサイルが方向を制御する機能を備えていたと結論づけた。
 ミサイルは核弾頭が五百~六百キログラムまで小型化された場合、射程は米西海岸に届く一万キロメートル以上になると推計されている。


---北朝鮮の長距離弾道ミサイル中核部品は国産 韓国が発表 一部に「中国製」---
2013.1.21 21:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130121/kor13012121010004-n1.htm

 【ソウル=加藤達也】韓国国防省は21日、北朝鮮が昨年12月に発射し黄海で韓国軍によって回収された事実上の長距離弾道ミサイルの最終分析結果を発表した。
 国防省は、加速モーターや配電盤などの中核部品のほとんどは、北朝鮮が独自で製造したと分析。「国際社会の制裁で技術や部品の導入、調達が制限されているにもかかわらず、実験を重ねることで長距離ミサイルの完成度、発射精度を高めている」(同省幹部)との認識を示した。
 一方、残骸のうち温度感知器や圧力センサーをはじめとした電子機器、電線など数個の部品は欧州を含む5カ国からの輸入品で、うち1つが中国製であることを明らかにした。
 聯合ニュースは、輸入部品にはミサイル技術の拡散防止を目的とする国際枠組み「ミサイル関連技術輸出規制(MTCR)」の規制対象はなかったと報じている。ただ、韓国政府関係者は「部品を規制対象に追加するための検討が必要だ」としており、分析結果は国連にも報告する方針だ。
 中国製部品が含まれていることを明らかにしたのは、対北朝鮮制裁に足並みをそろえず物資輸出を続けている中国が制裁の実効性を低めてきたことを強調し、中国を牽制(けんせい)しようとする韓国政府の意図がうかがえる。
 韓国は先月、ミサイルの1段目が落下した黄海の海底で燃料タンクなどの残骸を回収し、米国の専門家を交えて分析してきた。


---北朝鮮ロケット 弾道ミサイルと断定できない=専門家---
2013年01月13日09時56分
http://japanese.joins.com/article/558/166558.html?servcode=500&sectcode=500

 【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が昨年12月に発射したロケット「銀河3号」を弾道ミサイル開発用の発射体と断定することはできないと、米専門家が指摘した。
 米科学者らでつくる「憂慮する科学者同盟」のデービッド・ライト博士は12日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューに対し、先ごろ韓国海軍によって回収された「銀河3号」の1段目の残骸から赤煙硝酸が見つかり、ロケットの燃料として灯油が使われたことを挙げ、いずれも1950年代のスカッドミサイルに使われた旧式の燃料だと指摘した。
 また、こうした事実は北朝鮮のロケットが先進的な技術でなく、旧ソ連が開発した初期のロケット技術に基づいていることを示しているとした上で、北朝鮮が再びロケット発射実験を強行する場合は失敗する可能性があるとの見方を示した。
 ただ、赤煙硝酸と灯油が燃料として使われたとしても「銀河3号」が弾道ミサイル開発用だと断定することはできないとした上で、「灯油は、ロケットの用途により大陸間弾道ミサイや宇宙発射体の1段目(ロケット)に使うことができる」と述べた。
 また、「北朝鮮が弾道ミサイルを開発しようとしたなら、さらに強力な能力を備えたシステムを開発したはずだ。より強力な酸化剤を使って射程距離を伸ばそうとしただろう」との見解も示した。
 韓国軍当局は、北朝鮮が常温で長期保管できる赤煙硝酸を酸化剤として使った点などを根拠に、北朝鮮のロケット発射が衛星打ち上げよりも大陸間弾道ミサイル技術の開発をより大きな目標としているとみている。


---北朝鮮のスパイ ウクライナでミサイル技術の入手を試みる---
8.06.2012, 18:04
http://japanese.ruvr.ru/2012_06_08/kitachousen-supai-ukuraina-misairugijutsu/

 ウクライナでは、在ベラルーシ北朝鮮通商代表部の北朝鮮人の職員2人に対し、スパイ容疑で最長8年の自由剥奪刑が言い渡された。
 スパイらはウクライナ保安庁の職員によって摘発された。スパイたちは飛行機器の燃料システムなどに関するロケット・宇宙技術装置の機密情報を入手しようとしていた。
 ウクライナのマスコミによると、スパイを拘束したとき保安庁の職員は物的証拠を持っていた。
 予審判事らによると、北朝鮮は同国通商代表部のスパイたちが入手しようとしていた技術によって、核ミサイルの射程距離と活動範囲を拡大できた可能性があるという。

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