2013年2月11日月曜日

日銀総裁辞任表明 株高傾向へ

日銀総裁の辞任表明により、株高傾向になった。
 日本銀行の白川方明総裁は、首相官邸で安倍首相に会い、4月8日の任期
満了を待たずに辞任する意向を伝えた。山口広秀、西村清彦の両副総裁の
任期が切れる3月19日に合わせて辞任する。

白川方明
・首相と会談後
 「総裁、副総裁の新しい体制が同時にスタートすることが可能になるよ
 う、職を辞することを首相に申し上げた」。
 「私の話をしっかりと聞かれておられた」。
 「政府からの圧力というのは全くない。(抗議の辞任との)意味合いも
  ない」。

物価目標を1%とし、調整してきた日銀。
総裁が全てを決めるとは思えないが、デフレや円高を黙認してきた一人
と思う。アベノミクスは、米国と欧州ともに危機から抜けたと言われ、
株高、火力発電用燃料購入で円安の傾向と言われる。
方針表明だけで、金融市場が変動し、外貨と株価を保有しているだけで、
決算は黒字。今はバブルの始まりのようだ。
製品の売買もないから、景気が良くなっているわけではない。
円高に慣れたためか、ガソリンや小麦原料食品等の値上げにはうんざり。
評論家は、これから3年間はもっと広範囲で値上げが続き、その上増税と
言う。人口も減り、消費年齢も上がれば、消費は落ち込み、物価は高騰。
増税路線が決まり、円高象徴の日銀総裁は不要と言うところか。
総裁の辞任表明で、円安や株価上昇が加速。市場から辞任催促か。

金融危機 不透明感続く
銀行報酬国際基準合意
IMF 日本国債保有する日本の銀行に懸念


---白川氏辞任、政府への配慮か “風雲急”のポスト白川選び---
2013.2.7 10:09
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130207/fnc13020710110005-n1.htm

 4月8日に任期満了を迎えるはずだった日銀の白川方明総裁が、2人の副総裁の任期満了に合わせて3月19日に辞任する意向を突如表明し、水面下の後任選びが風雲急を告げてきた。安倍晋三首相は条件について「大胆な金融政策を実行できる人」をあげており、デフレ退治に強力な金融緩和論者が起用される見通しだ。ただ、政策転換した日銀を引っ張る統率力や組織運営力も重要で、日本の巨大官僚機構「財務省」を仕切ったOBの手腕への期待は根強い。
◆にじむ政府への配慮
 「総裁と2人の副総裁の新しい体制が同時にスタートできるようにしたい」。白川総裁は5日夜、日銀本店での記者会見でこう述べ、新体制への移行を円滑に進めるのが任期満了を待たずに辞任する理由だと説明した。山口広秀、西村清彦両副総裁の任期は3月19日に終わる。これに合わせて辞任し、後任の正副総裁3人が同時に就任できるようにしたいと語った。
 安倍政権と白川日銀による、2%の物価目標の導入をめぐる摩擦も取り沙汰されたが、白川総裁は「(政府の圧力は)まったくない」と否定した。政府は、総裁・副総裁の3人の配置で「新・日銀」のメッセージを発信したいと考えているとされ「白川氏の辞任は政府への配慮がにじむ」(市場関係者)。
 政府は2月中にも、日銀の次期正副総裁の人事案を国会に提示する見通し。甘利明経済再生担当相は5日の会見で「そろそろ(日程を)詰めていく」との見通しを述べた。日銀の正副総裁人事は衆参両院の同意が必要で、人事案成立には野党の協力が不可欠だ。
 次期総裁候補には、元財務事務次官で日銀副総裁も歴任した武藤敏郎大和総研理事長(69)、元財務官の黒田東彦アジア開発銀行総裁(68)、内閣府出身で元日銀副総裁の岩田一政日本経済研究センター理事長(66)、伊藤隆敏東大大学院教授(62)、岩田規久男学習院大教授(70)らの名前が取り沙汰されている。
◆返り咲きは悲願
 次期総裁に求められる資質について、市場関係者は「政治や各方面との調整手腕」(明治安田生命の小玉祐一チーフエコノミスト)、「任期内でデフレ脱却を実現する心構え」(農林中金総合研究所の南武志主席研究員)などを重視する。
 こうした点で、金融界から白羽の矢が立つのは、財務省の事務方トップを務めた武藤氏だ。財務官僚時代から優れたバランス感覚の持ち主で、組織運営力や政治家・官僚との調整力に期待する声は多い。だが、「財務省OB」の色が強いだけに、それに対するアレルギーも根強く、参院会派で12議席を持つみんなの党は反対の構えを崩していない。
 ただ、安倍首相が「出身母体を問わない」としているほか、参院第1党の民主党も「(出身母体の)ポストでなく、実績で判断する」(桜井充政調会長)方針など、流れが変わる兆候も出ている。
 同じく財務省OBの黒田氏も、多国籍の職員が働くアジア開銀を8年にわたり統率した実績があり、国際金融の経験も豊富にある。しかし、黒田氏はアジア開銀総裁の任期が2016年まで残っている。アジア開銀総裁は中国が狙っているとされ、任期途中で辞任すれば日本はこのポストを失いかねないとの懸念もある。
 日銀総裁は日銀出身者と財務(旧大蔵)省OBが交互に務めてきた。ここ3代は、日銀出身者の総裁が続いており、財務省OBの返り咲きは同省の悲願だ。

■就任後も2%物価目標達成へ難題
 一方、岩田一政氏は、政府と日銀が共同で外国債券(外債)を買うことで金融緩和と円安誘導を図るべきだと主張。次期総裁に名前が挙がる人物では「一番の積極緩和派」(野村証券金融経済研究所の尾畑秀一シニアエコノミスト)とされる。ただ、日銀副総裁の経験はあるが「組織運営力は未知数」(市場関係者)との見方もある。
 このほか、伊藤氏は長年、物価目標の導入を提唱。岩田規久男氏はデフレ脱却に向けた日銀の緩和姿勢を消極的と批判してきた。ただ、学者の起用は、組織運営力を重視する麻生太郎財務相がかねてから否定的だ。
 日銀は安倍晋三首相の要請を受け入れる形で、1月に2%の物価目標の導入を決めたが、達成に向けた明確な道筋を描けているわけではない。
 安倍首相は日銀に対し、2%の物価目標の達成に向けた道筋を4月に開かれる経済財政諮問会議の金融政策と物価に関する集中審議で示すように求めている。新総裁はデビュー早々、難題が課せられそうだ。(森田晶宏)


---日銀総裁「辞職」でなぜ株高 積極金融緩和に期待感---
2013年2月7日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2013020702000105.html

 日銀の白川方明総裁が五日、四月の任期満了を待たず、三月十九日に辞職すると表明したのを受け、六日の東京市場では円安が進み、日経平均株価はリーマン・ショック後の最高値を更新した。白川総裁が前倒しで辞めることでなぜそんなに株価が上がるのか。 (白石亘)
Q 株高の勢いはすごいね。
A 行き過ぎた円高が修正されて、自動車メーカーなどの輸出企業が相次いで業績を上方修正し、日本株から離れていた国内外の投資家が「流れに乗り遅れまい」と戻ってきている。
 そこに飛び込んできたのが、白川総裁が任期を待たずに辞めるという驚きの知らせ。これで円安と株高に拍車が掛かった。野村証券の木下智夫チーフエコノミストは「金融緩和に慎重だった白川さんが早めに退任し、前倒しで積極的な緩和が始まるという期待が先行した」と解説する。
Q 白川さんってそんなに人気がないの?
A 「円安・株高」を主導した外国人投資家の間では、もともと「日銀はなぜもっと金融緩和をしないのか」という声も多かった。そこに金融緩和にとても積極的な安倍晋三首相が登場し、新総裁には考え方が近い人を選ぶと宣言したから、「次の総裁はびっくりするような金融緩和をするのではないか」(外資系証券幹部)との観測が高まっていたんだ。
Q 総裁が代わればうまくいくの?
A ポイントは、月内に示される新総裁の人選と、デビュー戦となる四月初めの政策決定会合で、新総裁がどんな政策を打ち出してくるか、だね。これまで日銀も緩和してきたが、銀行は貸し出しに慎重、企業も新たな設備投資に腰が引けていたため、実際にはお金は使われず景気回復や物価上昇に結びつかなかったんだ。
 円安については自国輸出産業への影響を心配するほかの国から苦情も出始めた。
 いまは期待先行の株高、円安といえ、本当に効果のある金融緩和を実現できるのか、新総裁のプレッシャーは大きいだろうね。


---白川日銀総裁が3月19日に辞任、新体制の早期発足に配慮---
2013年 02月 5日 23:09 JST
http://jp.reuters.com/article/jp_financial/idJPTJE91400920130205

[東京 5日 ロイター] 日銀の白川方明総裁は5日、4月8日の任期満了を待たずに、3月19日に辞任する意向を安倍晋三首相に伝えた。2人の副総裁が同日に任期を迎えるため、新体制への早期移行が必要と判断した。総裁が任期途中で辞任するのは1998年施行の新日銀法下で初めて。

<首相に直接辞意伝える、政府の圧力は否定>
官邸で行われた経済財政諮問会議終了後、いつもなら足早に通り過ぎる白川総裁が、記者団に歩み寄り、自ら「私の進退の事で、総理に直接話をするために参上した」と切り出した。その上で「3月19日をもって職を辞することを総理に伝えた」と辞任の意向を表明。自身の任期前の3月19日に山口広秀、西村清彦の2人の副総裁が任期を迎えることから、前倒しの辞任によって「総裁、2人の副総裁の新たな体制が同時にスタートすることが可能になる」と理由を説明した。
夜になって日銀内であらためて会見した白川総裁は辞任に関して「政府からの圧力はまったくない」と否定。辞任を表明したタイミングについて、新しい金融政策について内外での説明を終え、自身の進退を話す環境が整ったと判断したことを明らかにした。
 白川総裁は、新体制を同時にスタートすることで金融政策をしっかり議論するメリットがあると説明。新体制についても物価と金融システムの安定という使命は変わらないと語った。

<同意人事提示は正副総裁同時に、後任人事への配慮も>
 新たな総裁と2人の副総裁は、政府が人選作業を進めている。安倍首相は、次期日銀総裁について「デフレ脱却に向け、2%の物価安定目標のもと、その早期実現を目指し、大胆な金融緩和を推進すること」を要件にあげている。2月中にも候補者が国会に提示される見通しで、衆参両院の同意を得て内閣が任命する。白川総裁が前倒しの辞任を表明したことで、同意人事の提示も正副総裁同時に行われる見通しとなり、新たな正副総裁による体制が早期にスタートする。
 日銀の最高意思決定機関である政策委員会は、総裁1人、副総裁2人、審議委員6人の計9人で構成されており、月に1─2回、定例で開催している金融政策決定会合では、政策金利など金融政策運営の重要事項を決定している。3月19日以降、最初に開催される金融政策決定会合は、4月3、4日。白川総裁が任期を全うすれば、同日の会合は白川総裁と新たな2人の副総裁という構成で開催される可能性があった。このため、前倒しの辞任による新体制への円滑な移行にも配慮したとみられる。
この日の経済財政諮問会議に出席した甘利明経済財政相は、白川総裁の辞任について「ご自身の出処進退がこれからの(総裁の)人選に対していろいろマイナスの影響を与えないようにという、ご自身の潔さから表明された。まったく白地の状態で選考できるようにという総裁自身の配慮かと思っている」との見方を示した。
 4月の経済財政諮問会議での金融政策に関する集中審議では、2%の物価目標に向けた道筋を説明するという宿題が日銀に出されている。市場関係者からは「新しい正副総裁が就任して約1カ月間の準備期間ができる点などにも配慮し、辞任の時期を前倒ししたものと想像する」(SMBC日興証券債券ストラテジスト・岩下真理氏)との見方も出ている。


---日銀の白川総裁、来月19日に前倒し辞任へ---
2013年2月5日20時02分  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130205-OYT1T01186.htm?from=ylist

 日本銀行の白川方明(まさあき)総裁は5日、首相官邸で安倍首相に会い、4月8日の任期満了を待たずに辞任する意向を伝えた。山口広秀、西村清彦の両副総裁の任期が切れる3月19日に合わせて辞任する。首相官邸で開かれた経済財政諮問会議終了後、記者団に明らかにした。
 白川総裁は首相と会談後、記者団に「総裁、副総裁の新しい体制が同時にスタートすることが可能になるよう、職を辞することを首相に申し上げた」と述べた。首相については「私の話をしっかりと聞かれておられた」と語った。
 また、白川総裁は5日夜、日銀本店で記者会見し、「政府からの圧力というのは全くない。(抗議の辞任との)意味合いもない」と述べた。日銀総裁が任期途中で辞任するのは、1998年3月、日銀職員による接待汚職事件の責任を取り、当時の松下康雄総裁が辞任して以来。

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