2013年3月1日金曜日

B787 システムが初期不良か

B787の問題は、システムに初期不良があったようだ。
 ボーイング は、最新鋭旅客機「787」(ドリームライナー)のバッテリー
の改善策を米連邦航空局(FAA)に提示した。

Boeing再発防止計画
・Lion電池セルの間に断熱材を配置
・煙の排出装置や延焼を防ぐ耐熱性のケースをバッテリーに装備。
・新しいバッテリーが従来の機内スペースに収まるよう、キットを開発。
 パイロットが個々のバッテリーセルをモニターできるシステムも装備
 する可能性がある。

FAA
・機体の安全性が「1000パーセント確保される」までドリームライナーの
 運航再開を認めないと述べている。

ボストン空港でのB787燃料漏れ
・英国メーカーの部品の持ち込み検査では異常は無かった。
・異物のかみ込みは1.5ミリ程度のものが入ったと推定される。
 異物が何かは特性されていない。
 初期製造時、燃料タンク内に破片やテープくずなどの異物が発見された。
 必要な対策を講じていたが、ボストンでの事案については異物が完全に
 除去されていなかった可能性がある。
・再発防止策
 飛行の前に整備士が中央燃料ポンプを作動させて点検し、意図しない
 燃料移動が発生しないことを確認する。また飛行中に意図しない燃料
 移動が生じた場合、左右のタンクの燃料量に不均衡が生じたケースで
 乗員が取るべき操作手順に従うことなど、周知徹底を図る。

成田空港でのB787燃料漏れ
・弁が作動しなかったことが原因。
・駆動装置のスイッチ部分に絶縁コーティングと異物が付着し、閉まった
 状態を感知するスイッチが押された状態で固着したままだった。
・燃料弁の開閉状態と操縦室の表示が異なる状態を防ぐため、改良型の
 燃料放出弁駆動装置を開発中。
 改良装置の装備までの間は、弁の開閉を目視で確認するよう、求めた。

山口宇部空港のブレーキ装置の一部不作動
・左の主脚タイヤ4個のうち2個のブレーキが作動しなかった。
 制御基板のTrの破損を確認。

宮崎空港の発電機用オイルの熱交換器からの漏れ
・圧力調整弁に支障があり、油が不規則に流れるようになっていた。
 油を冷却する「熱交換器」の管が損傷、油漏れが起きた。
 新しい発電機を取り付けて、改善を図る。

兵庫県上空の操縦室窓のひび割れ
・ガラスの内側に張った曇り止めフィルムの品質に問題があった。
・Boeingと部品製造者による品質向上の取り組みを監視。

高松空港に緊急着陸したバッテリの不具合
JTSB 調査進捗状況(平成25年2月20日)
・原因は不明
・事故機は「通常の設計配線とは異なるもの」と指摘。
・今回の部分以外で「現段階でB787の配線におかしいところはない」。
 現在発見されていない誤配線など機体の製造段階での仕様がバッテリトラ
 ブルに結びついている可能性があるとの認識も示した。
・不具合のあったLionバッテリに関するこれまでの調査でメインバッテリの
 8つのセルすべてに熱損傷があった。
 なぜ損傷が生じたのか「引き続き調査が必要」。
・APU用バッテリのLion電池の容器にわずかな膨らみを確認。

航空機のオイル漏れやブレーキ不具合は、一般に報道されることは少ない
ようだ。しかし、今回は報道。
Boeingは、Lion充電池への電気系統を発表。
不具合が発生した機体で解決しなければ、原因をつかめないことは、多く
の人は理解している。机上で解決できれば、設計不良だろう。
実際、JTSBは設計不良を指摘している。

B787の問題は、初期不良と言われた。
・燃料タンク内異物混入
・接触センサ固定化
・Tr破損
・圧力調整弁品質不良
・曇り止めフィルム品質不良。

しかし、これらは部品の品質の問題で、初期不良とは思えない。
多くの不具合を見つけられず、正常と判断したことは、システムの初期
不良と思う。Lion充電池の発火も初期不良かもしれない。

発注業者が、根拠もなく受注業者の不具合と難癖つけるのは、パワハラか。

B787 初期不良か


---B787バッテリー問題 再発防止策を提示 米ボーイング---
2013.2.24 09:42
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130224/bsk1302240944000-n1.htm

 【ワシントン=柿内公輔】米航空機大手ボーイングは22日、最新鋭中型機787型機のバッテリー問題に関する再発防止策を米連邦航空局(FAA)に提示し、FAAと協議を行った。ただ、FAAは安全面に確信が持てるまでB787の運航再開を認めないとしている。
 米メディアによると、発火事故を招いたバッテリートラブルへの対策が中心。トラブルの原因は日米の運輸当局が調査中だが、ボーイングは対応策を講じることで早ければ4月にもB787の運航再開を目指したい考えだという。


---ボーイング、787バッテリーの改善策を米連邦航空局に提示---
更新日時: 2013/02/23 14:42 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MINRBD6JIJUO01.html

 2月22日(ブルームバーグ):米航空機メーカーのボーイング は22日、最新鋭旅客機「787」(ドリームライナー)のバッテリーの改善策を米連邦航空局(FAA)に提示した。同社は787の運航再開を目指している。
 ボーイング商用航空機部門のレイ・コナー社長がワシントンでFAAのウエルタ長官と協議した。FAAとボーイングが電子メールで表明した。改善策に関するFAAの決定時期や協議内容は明らかにしなかった。
 ボーイングの広報担当マーク・バーテル氏は同発表資料で、「われわれは、当社顧客と世界の利用客のためにこの問題の解決と運航再開に向け前進したことに勇気付けられた」と述べた。
 事情に詳しい関係者は、ボーイングは安全性に関する当局の懸念を解消するためバッテリーの設計変更を提案すると述べていた。
 FAAは発表資料で、「FAAはボーイングの提案を検討しており、詳細に分析する」と表明。「乗客の安全がわれわれの最優先課題であり、解決策がバッテリー不具合のリスクに対処したと確信できるまでは787の商用運航再開を許可しないだろう」と説明した。
 同社の計画には、リチウムイオン電池セルの間に断熱材を配置するほか、煙の排出装置や延焼を防ぐ耐熱性のケースをバッテリーに装備することが含まれる。この件に関して話す権限がないとしてこれら関係者が匿名で明らかにした。
 関係者によると、ボーイングは新しいバッテリーが従来の機内スペースに収まるよう、こうしたキットを開発している。さらに、パイロットが個々のバッテリーセルをモニターできるシステムも装備する可能性がある。
 この対応策はFAAの承認が必要となるが、関係者らによると、即時の承認はない見込み。

ラフード運輸長官
 FAAを管轄する運輸省のラフード長官の承認も必要だが、長官は機体の安全性が「1000パーセント確保される」までドリームライナーの運航再開を認めないと述べている。
 ボーイングは3月中に787の運航を再開することを目標に掲げているが、米ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは21日、787を6月5日までのフライトスケジュールから外すと発表。運航再開にはより長い時間を要するとみていることを示唆した。ユナイテッドは米航空会社で唯一787を運航していた。


---国交省:異物のかみこみや付着-B787燃料漏れで原因が判明 (1)---
更新日時: 2013/02/22 15:57 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MILQCB6KLVRE01.html

 2月22日(ブルームバーグ):米ボストンの空港や成田空港で起きた日本航空 機のボーイング787(ドリームライナー)の燃料漏れは異物のかみ込みなどが原因だったことが判明した。太田昭宏国交相が22日の閣議後会見で明らかにした。同省は再発防止のため、燃料ポンプの事前確認などの対策を取るよう、B787を保有する日航と全日本空輸 に指示した。
 航空事業安全室の高野滋室長は同日、1月9日(日本時間)に発生したボストンでのトラブルについて、意図しない燃料移動が生じ、燃料漏れに至った可能性があると記者団に説明した。当初疑われた英国メーカーの部品の持ち込み検査では異常は無かった、という。
 今回の調査チームのメンバーである同安全室、首席整備審査官の島津達行氏は、ボストン空港での異物のかみ込みは「1.5ミリ程度のものが入ったと推定される」と説明。ただ「それが何かは特性されていない」と述べた。
 また同省が発表した調査資料によると、ボーイング社は、初期製造のB787では燃料タンク内に破片やテープくずなどの異物が発見されたことから必要な対策を講じていたものの、ボストンでの事案については異物が完全に除去されていなかった可能性があるとしている。
 再発防止策として同省は、飛行の前に整備士が中央燃料ポンプを作動させて点検し、意図しない燃料移動が発生しないことを確認することを挙げた。また飛行中に意図しない燃料移動が生じた場合は、左右のタンクの燃料量に不均衡が生じたケースで乗員が取るべき操作手順に従うことなど、周知徹底を図るとしている。

弁が作動せず
 ボストンに続いてB787が1月13日に成田空港で燃料漏れを起こした事案については、弁が作動しなかったことが原因とした。駆動装置のスイッチ部分に絶縁コーティングと異物が付着し、閉まった状態を感知するスイッチが押された状態で固着したままだった。高野氏によると、ボーイングは既に絶縁コーティングの件については問題を把握しており12年3月以降の機材は対応されている、という。
 燃料弁の開閉状態と操縦室の表示が異なる状態を防ぐため、改良型の燃料放出弁駆動装置を開発中。同省は、改良装置の装備までの間は、弁の開閉を目視で確認するよう、航空会社に求めた。
 同省はまた、全日空のB787で、1月9日から11日にかけて機材の不具合が3件発生した調査結果についても発表した。ブレーキ装置の一部不作動ではトランジスタの破損を確認。また、発電機用オイルの熱交換器からの漏れについては、改良型の機器への交換で対応する計画。さらに操縦室窓のひび割れについては、ボーイングと部品製造者による品質向上の取り組みを監視するとしている。
 B787は他にも1月に全日空機が高松空港に緊急着陸するトラブルがあった。搭載していたGSユアサ製のバッテリーに不具合が発生したためで、その後、原因を突き止めるため日米当局などによる調査が続いている。国内外の航空会社もトラブル発生直後から同型機の運航を停止している。

バッテリー調査に全力
 太田国交相は同日の会見で一連の不具合について、「極めてデリケートな問題だったので原因究明に全力を挙げた。まず燃料漏れについてはクリヤーできたと思う」と述べた。その上で、「最大の重大インシデントであるバッテリー事案について原因を究明し、安全を確認して早期の運航再開ができればと思っている」とし、バッテリー調査に全力を挙げる考えを示した。
 燃料漏れの原因が判明したことを受け、日航広報担当者の南場太郎氏は今後の補償請求問題について「既に社長が公言しているように、まず全ての問題を解決して運航を再開させることが最優先、その他の案件は現時点でコメントしない」と述べた。
 全日空広報担当者の野村良成氏は「現時点でコメントはない。われわれとしては安全を大前提に、1日も早い運航再開を望んでいる」と述べた。


---トラブルは部品の品質不良 全日空B787---
2013/2/22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201302220153.html

 全日空が国内線で運航するボーイング787で1月に発生した3件のトラブルについて、国土交通省は22日、いずれも部品の品質不良が原因との調査結果を発表した。安全性に問題はないと結論付ける一方、ボーイング社や部品メーカーが品質を改善するよう監視を続けるという。
 国交省によると、山口宇部空港を出発前の787で1月9日、左の主脚タイヤ4個のうち2個のブレーキが作動しなかったトラブルでは、制御基板に取り付けたトランジスタの破損が見つかった。トランジスタ自体か、基板の品質不良が原因とみられる。
 兵庫県上空で1月11日、操縦室の窓ガラスにひびが入ったトラブルについては、防水性をより向上させた機体で起きたことから、浸水などが原因ではなく、ガラスの内側に張った曇り止めフィルムの品質に問題があったとみられる。
 また宮崎空港で同日、エンジンに付属する発電機の潤滑油が漏れたケースは、圧力調整弁に支障があり、油が不規則に流れるようになっていた。これが原因で油を冷却する「熱交換器」の管が損傷、油漏れが起きた。全日空は3月ごろ完成する新しい発電機を取り付けて、改善を図るという。


---運輸安全委員長:B787機体の配線についても調査へ-不具合問題で---
更新日時: 2013/02/20 17:31 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MII7DD6TTDWZ01.html

 2月20日(ブルームバーグ):運輸安全委員会の後藤昇弘委員長は20日会見し、高松空港に緊急着陸した全日本空輸 のボーイング787のバッテリーの不具合について、原因は依然として不明のままだが、現在調査しているバッテリーや周辺機器だけではなく、配線を含め電池を取り巻く機体そのものについても原因につながるものがないか調査を進めるとの考えを示した。
 後藤委員長はこの日の会見で、高松の事故機の機体の両翼端と尾部のナビゲーションライトが、すべてのスイッチがオフにもかかわらず点灯していたとし、補助動力用(APU)バッテリーの電源コネクターを外すと消灯したことを明らかにした。この事象に対し、「通常の設計配線とは異なるもの」と指摘し、現在ボーイングや機体を保有している全日本空輸に対して問い合わせているとした。
 同委員会は、ナビゲーションライトの誤配線以外に配線のミスがないか、特にバッテリー関連でこのような事例がなかったか慎重に調査する考え。運輸安全委員会の首席航空事故調査官、工藤正博氏が会見後に記者団へ行った説明によると、今回の部分以外で「現段階でB787の配線におかしいところはない」という。
 後藤委員長は、このナビライトの誤配線とメーンバッテリー不具合の因果関係はありえないと断言したが、一方で現在発見されていない誤配線など機体の製造段階での仕様がバッテリートラブルに結びついている可能性があるとの認識も示した。これまでのバッテリーと周辺機器以外の調査にもエリアを拡大する可能性を示唆したことで、調査対象が広がり原因究明へのプロセスが一段と長引く可能性が出てきた。

8つのセルすべてに熱損傷
 後藤委員長はまた、不具合のあったリチウムイオンバッテリーに関するこれまでの調査でメーンバッテリーの8つのセルすべてに熱損傷があったと語った。「一部のセルの電極損傷は高温によるものと考えられる」とし、セル内の熱暴走により過熱された可能性があると指摘。ただ、なぜ損傷が生じたのか「引き続き調査が必要」との考えを示し、不具合の原因について「現時点では結論がはっきりしない」と述べた。
 B787のトラブルについては、1月7日にも米ボストンの空港で日本航空 機のリチウムイオンバッテリーが発火。これを調査した米運輸安全委員会(NTSB)はショートと熱暴走の証拠を見つけた、と発表している。


---B787トラブル:高松空港緊急着陸 補助バッテリーも異常? 容器が膨張---
毎日新聞 2013年02月20日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20130220ddm041040160000c.html

 全日空ボーイング787のメーンバッテリーが発煙し高松空港に緊急着陸したトラブルで、国土交通省運輸安全委員会は19日、メーンバッテリーとは別の電気室にある補助動力装置(APU)用バッテリーのリチウムイオン電池の容器にわずかな膨らみが確認されたと発表した。メーンとAPU用は同じ製品。両方に異常が発生していた可能性もあり、安全委はAPU用を分解して調査する。
 安全委は先月、宇宙航空研究開発機構でAPU用をコンピューター断層撮影(CTスキャン)し、画像を分析。外観は問題なかったが、バッテリー内部に八つあるリチウムイオン電池(幅13・2センチ、厚さ5センチ、高さ19・6センチ)の二つでステンレス製容器のわずかな膨らみが見つかった。画像では電池内部に異常は見つからずフライトレコーダーのデータでも電圧に異常はなかった。メーンバッテリーのような熱暴走は起きていないが、何らかの異常があった可能性もあるため、バッテリー製造元のGSユアサ(京都市)で調査を続ける。
 APUはエンジンによる発電が止まっている駐機中に電力を供給する装置で、APU用バッテリーはその起動に使用。APU用は機体後方、メーンバッテリーは機体前方の電気室にある。【桐野耕一】

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