2013年5月9日木曜日

The Tallin Manual

タリン・マニュアルが話題。
 サイバー攻撃が人を死傷させたり、重大な物的損害をもたらす「サイバ
ー戦争」に至った場合の軍の対応をめぐるルール作りが欧米で進んでいる。
 通常の開戦法規や戦時国際法をサイバー空間に適用してルールを明確化
し、潜在的な敵の行動を抑止する一方で、国際法にかなった軍事対応を
可能にする狙いがある。

サイバー戦争に関するタリン・マニュアル
The Tallinn Manual
・英米独やオーストラリアなどの国際法、情報技術、軍事専門家23人が、
 NATOサイバー防衛研究所の委託を受けて約3年かけて「サイバー戦争」の
 ルールに関する世界初の文書をまとめた。
・文書は282ページ。
・不正プログラムを使い、堤防を決壊させ人口密集地域の河川を氾濫させ
 たり、原発を爆発させたりして人を死傷させたり物的損壊をもたらす
 大規模なサイバー行動を「サイバー戦争」と定義。
・ジュネーブ条約、国際司法裁判所判例などからなる既存の戦争法は
 「サイバー空間に適用される」と明記。
 1.他国の領土一体性や独立を脅かしたり国連の目的に反するサイバー
  作戦は違法
 2.損害を被った国は相応の対抗措置を取ることが可能
 3.集団的自衛権の行使はサイバー空間でも認められる
 その他95項目のルール

サイバー戦争が勃発した場合でも、戦争に関する法律は、現行法で対応
可能としたようだ。
しかし、サイバー戦争の定義は不明。
サイバー戦争開戦時、宣戦布告をする国家があるのだろうか。
サイバー攻撃は、国家だけではなく、過激派や愉快犯が起こす場合もあり、
テロ事件になる場合もある。現状は、秘密工作の場合が多い。

メディアがサーバを乗っ取られて、偽の宣戦布告がせいぜいかもしれない。

米 サイバー安保新設
防衛隊新設へ
サイバー空間国際会議
サイバー攻撃 関与中国人特定
サイバー攻撃 犯罪、侵略は誰が判断
Stuxnet,Duga,Flameは官製か
Chinese Army Unit61398
Miniduke 23カ国で被害


Michael N. Schmitt on the origins of the Tallinn Manual


---「サイバー戦争」で原発爆発想定…欧米で法整備---
2013年4月30日11時40分  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130430-OYT1T00178.htm

 【ロンドン=林路郎】サイバー攻撃が人を死傷させたり、重大な物的損害をもたらす「サイバー戦争」に至った場合の軍の対応をめぐるルール作りが欧米で進んでいる。
 通常の開戦法規や戦時国際法をサイバー空間に適用してルールを明確化し、潜在的な敵の行動を抑止する一方で、国際法にかなった軍事対応を可能にする狙いがある。
 英米独やオーストラリアなどの国際法、情報技術、軍事専門家23人が3月、北大西洋条約機構(NATO)サイバー防衛研究所(エストニア・タリン)の委託を受けて約3年かけて「サイバー戦争」のルールに関する世界初の文書をまとめた。「サイバー戦争に関するタリン・マニュアル」と題した文書は282ページに及ぶ。
 専門家のまとめ役は米海軍戦争大学のマイケル・シュミット法学部長。文書は、不正プログラムを使い、堤防を決壊させ人口密集地域の河川を氾濫させたり、原発を爆発させたりして人を死傷させたり物的損壊をもたらす大規模なサイバー行動を「サイバー戦争」と定義した。
 その上で、国連憲章や傷病者や捕虜の待遇などを定めたジュネーブ条約、国際司法裁判所判例などからなる既存の戦争法は「サイバー空間に適用される」と明記。〈1〉他国の領土一体性や独立を脅かしたり国連の目的に反するサイバー作戦は違法〈2〉これによって損害を被った国は相応の対抗措置を取ることが可能〈3〉集団的自衛権の行使はサイバー空間でも認められる――など95項目のルールを挙げた。


---New manual offers 95 rules for cyber warfare---
By Defense Systems Staff
Apr 08, 2013
http://defensesystems.com/articles/2013/04/08/tallinn-manual-cyber-warfare.aspx?admgarea=DS

The effort to create a legal framework for cyber warfare has taken a giant leap with the creation by international legal scholars of 95 “black-letter rules” set forth in a manual designed for international distribution and use that can be applied to cyber dust-ups around the globe, NATO officials said.

The “Tallinn Manual on the International Law Applicable to Cyber Warfare” was developed over a three-year period and addresses a wide range of topics, including sovereignty, state responsibility, humanitarian law, the law of neutrality and other relevant matters, said the NATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence (CCDCOE).

Importantly, the 300-page manual also addresses the concept and principles of jus ad bellum, which governs the use of force under international law, and jus in bello, which pertains to conduct in armed conflict.

The manual might be useful to the U.S. Defense Department as it finalizes guidelines for cyber warfare by providing additional insight into complex legal aspects related to cyber warfare, said cyber and legal experts familiar with the manual.

The Tallinn Manual is the result of a three-year project by 20 international law scholars and practitioners to provide clarity on matters related to cyber warfare, a topic that has become more murky with each passing year.

An extensive commentary is provided along with each rule in the manual in an effort to frame the rule’s basis in treaty and customary law. The authors explain how they went about interpreting applicable norms in the cyber context and log any disagreements among them regarding each rule’s application.

Tallinn Manual is not an official document, but instead an expression of opinions of a group of independent experts acting solely in their personal capacity, CCDOE officials said. As such, it does not reflect NATO doctrine, they said.

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