2014年1月24日金曜日

中国毒ギョーザ 無期判決

中国毒ギョーザ事件の裁判で無期の判決がでた。
 日本で発覚した中国製ギョーザ中毒事件で、危険物質混入罪に問われた
製造元食品会社「天洋食品」の元臨時従業員、呂月庭被告(39)の判決公判
が、河北省石家荘市の中級人民法院(地裁)で開かれた。日中両国で14人の
被害者を出し、中国の「食の安全」への不信感が日本で強まるきっかけと
なった事件は、発覚から約6年を経てようやく大きな区切りを迎えた。

公判
・2013年7月30日 地裁で、呂被告は起訴内容を認めて謝罪、即日結審。
・2007年7-8月 冷凍スペースに侵入して5mLの注射器でギョーザに有機
 リン系殺虫剤メタミドホスを注入しようとしたが未遂。
・2007年10-12月 3回侵入し、20mLの注射器を使って6-9箱分の冷凍ギョー
 ザにメタミドホスを注入。
・判決 日中両国での14人の被害と天洋食品に総額約550万元の損害を与えた。
・動機
 被告の06年末のボーナスが正社員の1/70-1/80と低く、トラブルを起こせ
 ば社員への聞き取り調査で給料の少なさを訴えることができる。
・「同僚(正社員)が食品に毒物を入れた」という匿名の手紙をいとこ経由
 で経営者らに送付。
 会社側、地元検疫当局共に工場内での混入を否定。
 会社側が手紙を隠蔽した疑惑が浮上。

判決は、メタミドホス中毒についてのようだが、当時は、ジクロルボス中毒
もあり、こちらは、未解決のまま。
被告は、謝罪し、判決を受け入れるようだ。

水を通さない食品包材から、メタミドホスが染みたと話題になったが、
すでに会社側は、混入手法を入手しており、会社役員の判断なのか、役人の
判断は不明だが、クロをシロと主張した。

当時、情報バラエティ番組で、駐留中国人が「日本人は毒に弱い」と主張
していたが、中国でも毒ギョーザの影響が報道されると、主張がなくなっ
た。

中国政府指導部が国内世論などを慎重に検討し、公判の時期や判決内容を
決めたとのこと。一番影響したのは靖国神社参拝か。
法治国家とは程遠いと思う。

毒ギョーザ事件幕引きか
千葉県警 毒ギョーザで鑑定ミス公表


---中国ギョーザ事件:元従業員に無期判決 「酌量余地なし」---
毎日新聞 2014年01月20日 11時16分(最終更新 01月20日 11時23分)
http://mainichi.jp/select/news/20140120k0000e030192000c.html

 【石家荘(中国河北省)石原聖】日本人10人が被害を受けた中国製冷凍ギョーザ中毒事件(2008年発覚)で、殺虫剤を混入したとして危険物質投与罪に問われた製造元「天洋食品」(中国河北省石家荘市)の元臨時従業員、呂月庭(ろげつてい)被告(39)に対する判決公判が20日、石家荘市の中級人民法院(地裁)で開かれた。法院は「計画的犯行で不特定多数の健康に被害を与えた。情状酌量の余地はない」として無期懲役と政治権利の終身剥奪を言い渡した。中国の食の安全への信頼を揺るがした重大事件は、発覚から6年近くを経て、一応の決着をみた。
 事件は日中関係に大きな影響を与えたが、判決文に日中関係への言及はなかった。
 判決は検察側の主張を全面的に認定した。傍聴者によると、呂被告は黄色い囚人服姿で、終始うつむいていて発言はなかったという。
 これまでの審理で、呂被告は07年7-8月、冷凍スペースに侵入して5ミリリットルの注射器でギョーザに有機リン系殺虫剤メタミドホスを注入しようとしたが未遂に終わった▽07年10-12月にも3回侵入し、20ミリリットルの注射器を使って6-9箱分の冷凍ギョーザにメタミドホスを注入した--などの行為が明らかになっている。判決は、日中両国での14人の被害と天洋食品に総額約550万元(約9476万円)の損害を与えたと認定した。
 危険物質投与罪は10年以上の懲役か無期懲役または死刑。
 検察側は、呂被告の06年末のボーナスが正社員の70-80分の1と低く、トラブルを起こせば社員への聞き取り調査で給料の少なさを訴えることができると呂被告が考えたと動機を指摘していた。
 発覚当初は日中ともに「自国で混入された可能性は低い」と主張していた。ただ、初公判で被告が07年に「同僚(正社員)が食品に毒物を入れた」という匿名の手紙をいとこ経由で経営者らに送っていたことが判明。会社側も地元検疫当局も当初は工場内での混入を否定していたことから、会社側が手紙を隠蔽(いんぺい)した疑いが新たに浮上していた。
 事件後、中国政府は、09年に食品安全法を改正し、罰則を強化。昨年3月には各省の食品安全管理部門を統合した「国家食品薬品監督管理総局」を設立した。国民の不信感を払拭(ふっしょく)するため業者のモラル向上と政府の監視体制強化を進めているが、昨年も食肉偽装や粉ミルクの品質問題が明らかになった。

【ことば】中国製冷凍ギョーザ中毒事件
 2007年12月-08年1月、中国・天洋食品製の冷凍ギョーザを食べた千葉県と兵庫県の3家族計10人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴え、5歳女児が一時重体になった。ギョーザから有機リン系殺虫剤メタミドホスを検出。中国側は当初、自国内での混入の可能性を「極めて低い」と主張。食の安全を巡り、外交問題に発展した。しかし中国でも天洋食品の製品で中毒事件が起きていたことが発覚。10年3月、中国当局は工場の元臨時従業員、呂月庭容疑者を逮捕した。


---元臨時従業員に無期懲役 発覚から6年、対日関係、国内世論見極め---
2014.1.20 10:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140120/chn14012010580002-n1.htm

 【石家荘(中国河北省)=矢板明夫】日本で2008年1月に発覚した中国製ギョーザ中毒事件で、河北省石家荘市の中級人民法院(地裁)は20日、危険物質混入罪に問われた製造元食品会社「天洋食品」の元臨時従業員、呂月庭被告(39)に対し、無期懲役と政治権利の終身剥奪の判決を言い渡した。
 同日午前9時(日本時間同10時)から開かれた判決公判で、裁判官は「計画的で、繰り返し投毒を行い、不特定多数の人間に健康被害を与えた。極めて悪質で、情状酌量の余地はない」と判決理由を述べた。中国の刑法で同罪は10年以上または無期懲役、最高で死刑と規定されている。被告側は待遇改善が目的だったなどとして寛大な判決を求めていた。
 中国当局は10年8月に呂被告を同罪で起訴。約3年後の昨年7月になって初公判が開かれた。呂被告は「私がやりました。罪を認めます。被害者に申し訳ない」と謝罪、起訴事実を全面的に認めていたにも関わらず、判決公判まで約半年を要した。
 異例の長期化は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる対立や安倍晋三首相の靖国神社参拝で日中関係が冷え込む中、習近平指導部が国内世論などを慎重に検討し、公判の時期や判決内容を決めたことをうかがわせる。
 呂被告は正社員との賃金格差に不満を募らせ、有機リン系殺虫剤メタミドホスを注射器で製品に混入。製品を食べた千葉と兵庫両県の3家族計10人が中毒症状を起こした。中国でも4人の中毒被害が認定され、中国の「食の安全」に対する不信感が高まった。


---殺虫剤混入ギョーザ中毒事件で判決 中国、発覚6年ようやく区切り---
2014.1.20 10:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140120/chn14012009580000-n1.htm

 日本で2008年1月に発覚した中国製ギョーザ中毒事件で、危険物質混入罪に問われた製造元食品会社「天洋食品」の元臨時従業員、呂月庭被告(39)の判決公判が20日、河北省石家荘市の中級人民法院(地裁)で開かれた。日中両国で14人の被害者を出し、中国の「食の安全」への不信感が日本で強まるきっかけとなった事件は、発覚から約6年を経てようやく大きな区切りを迎えた。
 沖縄県・尖閣諸島をめぐる対立や安倍晋三首相の靖国神社参拝で日中関係は悪化しており、判決内容について習近平指導部は両国の世論への影響も慎重に検討し、決定するとみられる。
 事件では天洋食品が製造した冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が中毒となり、うち女児が一時意識不明の重体となった。初公判は昨年7月30日に同地裁で開かれ、呂被告は起訴内容を認めて謝罪、即日結審した。中国の刑法では同罪は被害者が重症となるなどした場合、10年以上の懲役か無期懲役、または死刑に相当する。(共同)

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