2014年4月2日水曜日

クリミア 民族自治区目指す決議

クリミア・タタール人が「民族自治区」を目指す決議を採択した。
 ウクライナ・クリミア半島の少数派「クリミア・タタール人」の組織は、
露による併合への対応を決める会合を開き、半島にタタール人の自治権を
確立するために「民族自治区」設置を目指す決議を採択した。

クリミア・タタール人
・半島内の人口約13%の少数派。
・スターリンがスパイ容疑をかけ、中央アジアなどに強制移住。
・ソ連崩壊前後に帰還。
・会合は、バフチサライで実施。
・自治区の首都をバフチサライとする。
・職務上の理由からタタール人の露国籍取得を容認等を決議。

ウクライナから独立宣言したクリミアは、タタール民族自治区を承認する
のだろうか。
露からすれば、組込む必要もないため、独立に無関心を装う可能性もあ
るが、地勢的な利権があれば異なるかもしれない。

クリミア紛争か
クリミア独立か


---少数派タタール人、「民族自治区」目指す決議---
2014.3.30 23:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140330/erp14033023410006-n1.htm

 【バフチサライ(ウクライナ南部)=佐々木正明】ウクライナ・クリミア半島の少数派「クリミア・タタール人」の組織は29日、ロシアによる併合への対応を決める会合を開き、半島にタタール人の自治権を確立するために「民族自治区」設置を目指す決議を採択した。
 イスラム教徒のタタール人は半島内の人口約13%の少数派。戦前、スターリンがスパイ容疑をかけ、中央アジアなどに強制移住させられ、ソ連崩壊前後に帰還した苦難の歴史を持つ。16日に実施されたロシア編入の是非を問う住民投票もボイコットし、併合を「占領」と批判するなどロシアへの警戒感は強い。
 29日の会合は、最近もタタール人活動家が殺害されるなど緊張が続いていることから、親露派が多数を占める中心都市シンフェロポリではなく、タタール人の多い古都バフチサライで行われた。ロシアのプーチン政権から懐柔の目的で派遣された、民族的に近い露中部タタルスタン共和国の大統領らも参加した。
 会合は、自治区の首都をバフチサライとすることや、職務上の理由からタタール人のロシア国籍取得を容認することなどを決議した。
 会社経営者のヤクボフさん(57)は、「ウクライナもタタールの主張を受け入れなかった。今こそ民主的な手続きで自分たちの自治体制を作り上げたい」と訴えた。大学教授のドゥラマノフさん(40)も「民族の意思が無視されたまま、日ごとに情勢が変化している」と不満をあらわにした。
 一方、クリミア半島は29日夜、モスクワ時間に移行し、30日午前0時をモスクワと同時に迎えた。「ロシア化」が刻々と進む中、歴史に翻弄されたタタール人の代表者は会合で、「われわれは重大な決断の前に立たされている」と語った。


---クリミアの反露タタール人会議、民族自治を要求---
2014年03月30日 18時10分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140330-OYT1T00230.html

 【キエフ=田村雄】ウクライナのウニアン通信によると、ロシアによる編入が進むウクライナ南部クリミアのバフチサライで29日、クリミア・タタール人の代表者が臨時会議を開き、「民族と領土の自治」を要求することを決めた。
 クリミア半島ではイスラム教徒のタタール人は約12%を占める。反ロシア感情が強く、16日に実施されたクリミアのロシア編入の賛否を問う住民投票では、主要組織がクリミア・タタール人にボイコットを呼びかけた経緯がある。
 同会議は全クリミア・タタール人の意思を決定するもので、クリミア・タタール人の自治権を支持するよう国連や欧州連合(EU)などにも求めた。
 ロシア政府は、クリミア編入にクリミア・タタール人が反発を強めることを警戒しており、自治を求める決定を受けた露政府の今後の対応が注目される。


---独自の住民投票を検討 タタール人「他民族にも権利あるはずだ」---
2014.3.27 08:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140327/erp14032708160003-n1.htm

 ウクライナ南部クリミア半島で人口の約1割を占めるタタール人の民族会議の幹部シェフケト・カイブラエフ氏(59)は26日、ロシアがクリミア編入の根拠とした住民投票に異を唱えるため、独自の住民投票実施を検討していると述べた。
 タタール人が29日に臨時で開く最高意思決定の場で話し合う見通し。「一部の民族が住民投票で地域の帰属に関して意見を表明するのなら他の民族にも権利があるはずだ」と強調。決定した場合は投票の年内実施を目指し、他民族の参加も受け入れる方針だ。
 民族会議はクリミアで16日に行われた住民投票をボイコット。投票率が不正に底上げされたとして選管発表も批判している。
 同氏によると、29日の主要議題はロシアに協力するかどうか。クリミアで公務員として働くタタール人はウクライナ国籍を放棄し、ロシア国籍を取得しなければ解雇するとの圧力を受けている。嫌がらせも増えているという。タタール人はソ連時代、中央アジアに強制移住させられ、ロシアへの不信感が強い。(共同)

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